咆虎蛙と礎に横たわる者
新年、明けましておめでとう御座います。
本年も拙作をよろしくお願いいたします。
今年はとりあえずハジメ(仮)から(仮)を取ってやらにゃ(覚悟)
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名前:マルグリット
種族: 黄昏を生むもの
Lv.1000/1000 HP:6598/4000000 MP:3718/7000000
満腹値:17/100
攻撃力:(1458)7756 防御力:(20406)10203
魔法力:(9999)19784 素早さ:(10438)5039
【下半身不随】【低体温】【呪怨】【老衰】
種族スキル:【岩漿完全支配】【岩石支配】【引力操作】【岩漿吸収】【岩漿嘔吐】【自然回復】【熱感知】
【振動感知】【地盤衝波】【大噴火】【大寒波】
個有スキル:【粉塵支配】【粉塵励雷】【励岩】【励隕石】【魔力感知】【思念結界】【溶岩結界】【魔力結界】【思念看破】【魔力看破】【千里眼】【身体大強化】【魂喰】【魂魄燃焼】【神託】【焔の祝福】【授名】【使役】【下位モンスター創造】【下位鉱石創造】
耐性スキル:【全属性耐性】【魔力耐性】【熱属性完全無効】【水属性脆弱】【精神属性耐性】【飢餓耐性】
称号:【礎に横たわる者】【妖精母神の同盟者】【山を興す者】【飢える者】【鉱石の主】【黄昏を生む者】
【グィの創造主】
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気絶から目が覚めた脳裏にこびりついた情報がこれだ。俺はただ只管に圧倒され続けた。
俺たちが助かったのはただの偶然だった。腕がドデカいから、軽く扇いだだけでもめちゃくちゃな暴風が起きる。直撃が来る前に来た暴風に飛ばされただけだった。
Gryarararaayayryryayrayrayyraaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ココまでデカいと、啼き声ですら暴風となる。ソレにハッとされた俺は精霊野郎と目を合わせると、脇目も振らずに逃げ出した。
もちろんだ、あんな化け物に勝てる訳が無い。幸い行きに俺が散々天井を崩したお陰で通り穴はあるし、奴が身動きをする度に天井が崩れる。
俺は蛙としてのジャンプ力を駆使し、天井穴まで一気に跳び上る。【身体強化】も込めた脚は、十何mもの高さを一瞬で飛び越える。
精霊野郎もまた全力だった。アイツは実はあまり速くはないが、それでも空気でジェット噴射する事で目にも止まらぬ速さで飛んでいた。
瓦礫を避け崩落を避け、ただひたすらに逃げ登る。
『何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレ何だよアレetc.........』
いくら逃げても化け物が放つプレッシャーからは逃げられない。でも、ある程度離れたお陰で発狂する余裕は生まれた。
『考えてん暇があrば足を動かせ!!アレhおそらく大陸の主、いy製作者だ!今はとにかう逃げるぞ!!! .....
.......!?』
奴も相当混乱してると見える。呂律が回っていない。
直後、精霊野郎が飛び退く。俺も嫌なものを感じ取り、転がるように避けた。
次の瞬間、俺たちのいた場所が吹き飛んだ。
下を見れば、蒸気の中から幾つもの影が飛び出しているのが見えた。化け物が岩なんかを飛ばしているのだ。狙われてはいない、乱れ打ちだ。でもだからこそ、どこに来るかがわからない。
飛んでくるのは岩だけではない。砂や蒸気の塊なんかも飛んでくる。これらには魔力も籠っているらしく、精霊野郎が悲鳴を挙げる。
俺は砂や蒸気はあまり気にしない。確かに何度も受けたいものではないが、魔力壁で体に食い込むことさえ防げば逆に体を押し上げてくれるのだ。蒸気はむしろ体に元気が湧く。
一方精霊野郎の体はもうボロボロだ。奴の体は空気の塊、被弾すればその部位が簡単に抉れるのだ。回復も簡単に出来るが、それは無駄な消耗だ。精霊野郎は、度々俺の視界から外れた。回避すら、満足に出来ていないようだった。
!??!?!?!?
突然、嫌な予感がした。遅れて、下の方から途方もない量の魔力が高まっているのを感じる。もう、逃げるのは間に合わないかもしれない。俺は諦め、楽な気持ちになった。
ブッフォおおおおオオンンンンンんん!!!!!!!!!
だが体は無意識に動いていた。肺の中の空気を全て吐き出し、精霊野郎を吹き飛ばした。
次の瞬間、俺は意識も体も、真っ白に包まれた。
ボロボロですけどソレでもまだHP・MPがハジメ並みにありますからねコイツ




