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桂花乱れるティル・ルナ・ローグ  ~蛙、異世界に立つ〜  作者: ふぐりり
壺蛙、異世界を観るの巻
36/156

泥淵蛙とハーウィニア

どうも、にじさんじの夏祭りを六窓しながら書いてたギルザレン・ふぐりりです。

またギリギリに作ってるよコイツ.....

 OK落ち着こう、俺は泥の小屋.....途中から興が乗って城のようになっていたものを作っていた。やがて【不眠適性】の限界が来たので井戸に帰り小屋で寝た。かなりの時間寝ずに動けるけどその分一回寝ると長いんだよなぁ。総合では起きてる時間の方が長いらしいが。


 それで帰って来たら俺の城が完膚なきまでに潰されていたのだ。むしろ俺の用意した水脈高速との位置関係から判断しただけ。あまりの荒らされように「城があった」と言う事実すら分からなかったのだ。


 そう、「城」だ。初めは、ただのスキル練習用にと思ってやってた。だが、俺の心でコイツは意外と大きな範囲を占めていたらしい。俺が作った、俺だけのものだったのだ。それを跡形もなく潰されたと言う事実はは、俺に大きなショックと怒りを生み出した。


 畜生.....許さねぇ!!俺の城をよくも潰しやがったな!!どこのどいつだ!!?


 破壊跡は見るも無残なものだった。そこら中に大きなクレータや穴の空いた泥の山がある。俺にはどんな超スキルやモンスターの仕業なのかも判らない。


 だがなぁ.....「足跡」が残ってんだよなぁ!!それも俺がよく見慣れた「人間」のがよぅ!!


 コイツを追いかける!!途中途中にどでかい足跡があったり大きく距離が離れたりしたが、泥沼を出てしばらくは追跡できた。今更だが、泥沼の周りは少し距離を離して森になっている。泥の足跡は藪をかき分けたりして突き進み、やがて踏み固められた道に出て来た。いわゆる「街道」って奴に違いねぇ。


 泥の足跡はやがて消え去ったが、それでも進んだ方向は分かる。幸い街道は一本道だったので俺は迷う事なく進み、俺はやがて大きな壁にたどり着いた。


 そう....大きな壁だ。全体を見渡せないほど巨大な壁が森を遮って立ち塞がっていた。街道はまっすぐ伸びて門にぶつかっている。そうか.....ここが不届き野郎どもの住処か......。俺は意気揚々と飛び出し、門を叩き壊そうとした。最近なんだかんだ強いやつを倒せてたし、やれると思ってた。


 だが、結果から言えば勝負にすらならなかった。俺が門に近づいた途端、アラームが鳴る。すると壁のあちこちから窓が開き、大勢の人間が顔を出した。同時に急激に力が抜けていく。


 な、なんだ......何が.....起きて........。


 力が抜けていく中、とりあえず妙な味のする空気が漂って来ただけなのは分かった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  

「アラームが鳴ったから出て来たが.......何じゃコイツ?蛙系のモンスター?」


「でもこんな奴見た事ないな.....希少種か?」


「どうしましょうコイツ?追い返しますか?」


「いや、とりあえずは安置場に移すぞ。確か一部のモンスターには斥候を出す種族がいたはずだ。他にもテイムモンスターかも知れないし、調べがつくまでは森に話すのは厳禁だ。」


「面倒な法律ですねぇ。外から来たんだから外に追い出しても問題ないでしょうに。」


「それやってテイマーと裁判沙汰になった事があっただろ。後追い返したモンスターが斥候で数ヶ月後のスタンピードの兆候見逃した事件もあったはずだ。面倒なのは確かだが、それやらないともっと面倒な事になりかねぇんだよ。」


「後罰金も地味に重いしなー」


「わぁってますよ。じゃ自分、安置所に先行ってますね。」

もっと城の話を差し込めば良かった。

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