06:ギルドと最強の傭兵
「貴方は高い建物の窓から殺人の現場を見ました。しかし、貴方はその犯人に見つかってしまった。その時犯人は、あなたの方へ指を向けました。さて、犯人は何故貴方に指を向けたのでしょう?」
「俺がいる場所までの階段を数えてたんだろ?」
《SIDE:REN》
さっきの話の後、俺たちは早速ギルドとやらに向かっていた。
やっぱりファンタジーだな・・・・・・ギルドとか、そういうのってゲームだけだと思ってた。
話を聞いた感じ、現代風に言うと組合とかそういう感じみたいだったが。
傭兵ギルドに関しては、仕事の斡旋所みたいな感じだったが。
大通りに出てから、リルと別れて俺は兄貴について行く。
しかし、リコリスさんと兄貴、何であんなに仲が悪いんだろうか。
自称最強の傭兵らしい兄貴と、メイド服を着てるリコリスさん。
そりゃあそんな二人が喧嘩しながら歩いてたら、悪目立ちもする。
周囲の視線に居心地の悪さを感じながら、俺は大通りを進んで行った。
「ここだ」
と、そう兄貴の声をかけられて顔を上げる。
そこには、盾に二本の剣を組み合わせた看板を持つ一軒の建物があった。
「ここが傭兵ギルド?」
「そうだ。これからお前を登録する・・・・・・その方が都合がいいんでな」
まあ、そうすれば兄貴が協力してくれるって言うんならやらない手は無い。
しかし、何で兄貴は俺に協力しようとしてくれるんだ?
俺は依頼料も払えないだろうし、自分で戦えるほど強いって訳じゃない・・・・・・と思う。
しかし、登録か。
翻訳なんたらかんたらのおかげで、多分文字は書けると思う。
しかし、それ以外にも色々と不安な事があるんだが・・・・・・まあ、多分言っても聞いてくれないだろう。
「何呆けてやがる。とっとと入るぞ」
「あ、ああ」
仕方ないか・・・・・・なんか、嫌な予感がするんだがなぁ。
「ああ、お前は俺かリコリスから離れるなよ」
「・・・・・・」
もっと予感が高まったぜ。
嘆息交じりに、俺たちはその扉を潜った。
途端、大きな喧騒が響いてくる。
元の世界を髣髴とさせるような騒がしさ。だが、そこにあったのはもっと鉄臭い臭いだ。
何となく予想してたのと同じ・・・・・・何て言うが、軍隊の休憩室?
しかしそんな事を考えてる間に、いつの間にかその喧騒は無くなっていた。
眉根を寄せて周囲を見渡してみると、そこにいた荒っぽい外見の人々の視線は、全て俺たちに向かっている。
思わず、頬が引き攣った。
が、兄貴はそんな視線には一瞥もくれず、堂々と正面の受付に歩いて行く。
「・・・・・・流石だなぁ」
「慣れてますからね」
感慨深く呟いた言葉に、リコリスさんは肩を竦めながら頷いてきた。
兄貴が来るといつもこうなのか。
なるべく周りと目を合わせないようにしながら、俺も兄貴の後について行く。
「『黒狼の牙』、リーダーのジェイだ。依頼を完了したので確認を」
「あ・・・・・・は、はい! 少々お待ち下さい!」
兄貴の声が普段より低い。イラついてるのか?
まあ、その所為か受付嬢の人が物凄い怖がってるんだけど。
「もう少し愛想良く接してくださいご主人様。向こうの作業が進みません」
「ンなもん俺の勝手だ」
「付き合わされてるこちらの身にもなって頂きたいですね」
・・・・・・こんな時でもマイペースだな、この人たちは。
と、そんなやり取りをしてる内に、受付の人が戻ってきた。
重そうな袋を何とか抱えて、それを机の上に置く。
「確認いたしました! ええと、ランクA『未発掘の遺跡調査』、金貨50枚です。お確かめ下さい!」
「・・・・・・面倒だな」
「ひぅっ!? ご、ごめんなさい!」
「別に謝れとは言ってねぇよ」
嘆息しつつ、兄貴は袋の中を覗き込んだ。
そしてもう一度嘆息すると、それを机の上にぶちまける。
流れ出てくる50枚の金貨に、周囲から感嘆の声が漏れた。
兄貴はそれを10枚ずつ積み重ね、手早くその数を確認する。
10枚の金貨の塔が五つ、確かに50枚だった。
「確かに。では、これで依頼完了だな」
「あ、ありがとうございました!」
「で、もう一つ用があるんだが」
「まだですか!?」
受付の人が悲鳴を上げる。
いや、その反応はギルドとしてどうなんだろうかと思うが・・・・・・でもなんか可哀想になってきたな。
そんな事を考えつつ見守ってると、兄貴は俺に向かって指を刺し、声を上げた。
「そこの小僧を俺のパーティのメンバーに加える。なので、こいつをギルドに登録しろ」
「・・・・・・は? え、えと・・・・・・こ、『黒狼の牙』に彼を加入させると?」
「他にパーティなんか組んでないが」
「か、彼のランクは!?」
「まだ登録してないって言ってんだろうが。ランクはねぇよ」
受付の人は、口を金魚みたいにパクパクさせて絶句しているが・・・・・・何だ、この反応?
確かに驚かれるだろうな、とは思ったが、それとはちょっと違った違和感がある。
「しょ、少々お待ち下さい・・・・・・いえ、ちょっとこちらに! 支部長と相談を!」
「・・・・・・はぁ、仕方ない。リコリス、そいつの事を頼んだ」
「かしこまりました」
リコリスさんは頷くと、俺のすぐ傍に立った。
そして兄貴は受付の人と共にギルドの奥に入って行く・・・・・・途端に、不気味な沈黙が受付に流れた。
周囲の刺すような視線が、一斉に俺に向かってくる。
「リ、リコリスさん?」
「リコリスで結構ですよ、レン様」
「あ・・・・・・じゃ、じゃあリコリス。この反応って、一体?」
「周囲の反応は理解できますか?」
まあ、それには頷いておく。
ここに来るまででも、そしてここに入ってからでも、兄貴が一目置かれてる傭兵だと言う事は分かった。
そんな兄貴の率いるパーティだ、入りたいという奴は山ほどいるだろう。
しかし、そんな中ぽっと出の俺が現れた・・・・・・そりゃあ面白くないだろう。
けど、あのギルドの人の反応は何だろうか。
何か、困ったような反応だったけど。
「レン様は聡明な方ですね。しかし、ギルドの仕組みを知らない以上は彼女の反応は分からないでしょう」
「・・・・・・俺、顔に出てたか?」
「はい、それはもう」
クスクスと、紅い髪のメイドが笑う。
こんな時でなんだが、綺麗だと思ってしまった。
「では、説明いたしましょう。パーティとして依頼を受ける場合、パーティのランクはメンバーのランクの平均になるのです。そして、パーティの場合依頼はそのランクと同じランクまでの物しか受けられません。
個人で依頼を受ける場合はある程度上の物も受けられるのですがね」
初心者用の救済措置って所だろうか。
俺の場合、ギルドには入って無いから、ランクは最低だろう。
つまり、俺がパーティに入るとパーティのランクが下がる事になる・・・・・・何か申し訳ないが。
で、それだとランクの高い依頼が受けられなくなる・・・・・・でも、兄貴は気にしてなかったみたいだな。
むしろ困ってたのは、ギルドの方・・・・・・?
「ジェイ様は最強の傭兵。その言葉に偽りはありません。
それはつまり、ギルドの方からジェイ様に対して依頼をする事があると言う事。
しかし、パーティのランクが下がってしまえば―――」
「・・・・・・そうか、兄貴のパーティにランクの高い依頼をする事が出来なくなる。だからギルドが困るのか」
「その通りです。今は、それを何とかする為の相談中と言う事でしょう」
面倒な仕組みだな・・・・・・周りの目も痛いし。
でも、いちゃもんつけて来ようって奴はいないみたいだな・・・・・・もしかして、リコリスさ、じゃなくてリコリスのおかげか?
・・・・・・もしかして。
「なあ、リコリス。『黒狼の牙』のメンバーって?」
「ジェイ様、リル様、そして私です」
「・・・・・・ちなみに、ランクは?」
「私とリル様はA、ジェイ様はSです・・・・・・まあ、これは名誉ランクのようなものですが。通常、ランクはFからAまでです」
ああ、やっぱりこの人も強かったのか・・・・・・ちなみに、パーティランクはFから1ずつ数字を割り振って四捨五入らしい。
となると・・・・・・俺は、最低でもDランクじゃないといけないのか?
どうなるんだかな、一体。
「個人への依頼でジェイ様に出せばいいのでしょうが、その依頼を持ち込んだものがそれで納得するかも疑問ですからね」
「どうしてだ? 兄貴ならそれでも問題ないんじゃ?」
「高額で高難易度な依頼は、依頼者の方も慎重になってしまうものです」
「あー・・・・・・それもそうか」
貴族とか、そういう連中が依頼してくるのかな?
勝手なイメージだけど、何か派手好きな連中とかもいそうだ。
と、そんな事を考えている間に、奥から兄貴が戻ってきた。
何とか変な連中には絡まれなかったか。
「終わったぞ。後はお前が書類に記入するだけだ」
「あ、ああ・・・・・・それで、結局どうなったんだ?」
「それはこちらの方から説明させて頂きます」
と、今度は兄貴と一緒に出てきた初老の女性が声を上げた。
この人は誰だ?
「レン・クジョウ様ですね? 私はこの傭兵ギルドゲート支部の支部長、アマンダ・リールセンと申します」
「あ、はい。よろしくお願いします」
「今回、貴方が当ギルドに登録するに当たり、特例としてDランクからの登録とさせて頂きます」
あ、やっぱり―――
「何だとッ!?」
瞬間、そんな声が背後から響き渡った。
振り返ってみると、出入り口の近くのテーブルに座っていた四人組が、立ち上がってこちらを睨んでいる。
・・・・・・まあ何となく、言いたい事は分かるけど。
とにかく、その代表か何かなのか、茶髪に軽めの鎧を纏った男・・・・・・って言うかまだ俺と同じぐらいの年か。
まあ、そんな奴が叫び声を上げた。
「ギルドの登録はFランクからだろう! 何故そんな事が認められる!?」
「・・・・・・おい、アレは何だ?」
「『蒼の旅団』のセルパーティの一つですね。パーティランクはEです」
「要するに駆け出しか」
アマンダさんの言葉を聞いた兄貴が、にべも無く切り捨てる。同時に連中の顔がさっと赤く染まったが。
俺としては、むしろさっきのセルパーティって言う単語の方が気になる。
疑問に思いながらリコリスに視線を向けると、彼女は微笑みながら解説してくれた。
「『蒼の旅団』とは、百人以上の構成員からなる大型のパーティです。
まあ、パーティと言うより傭兵や冒険者の互助組織ですね。
あまりにも人数が多すぎるので、彼らはある程度の数で別にパーティを組み、活動しています」
「ああ、それでセルパーティか」
「しかし勇気がありますね、彼ら。駆け出し過ぎてジェイ様の事を知らないだけかもしれませんが」
リコリスの反応も非常に冷淡だ。
厳しいな、とは思うが・・・・・・たぶん、そういう世界なんだろう。
「おい、俺達の話を聞いてるのか!?」
「ええ、聞いております。しかし、私はジェイ様の言葉を非常に厳しく判断した結果、その結論に至りました。
ですので、Dランクと言うのはむしろ低過ぎる判断とも言えます」
「・・・・・・兄貴、何言ったんだ」
「お前がエンシェントゴーレムを一体仕留めたと言っただけだが?」
いや、あれは・・・・・・ほら、武器が強かっただけだし?
あと偶然とかそういうの。あの時の俺は正気じゃなかった、うん。
・・・・・・って釈明してみても、まあ後には退けないような雰囲気になっちゃってる訳だけどさ。
「何をこそこそ話している!」
「・・・・・・俺に対してもそこまで言えるのか、お前らは。肝が据わってんのか本当にただの初心者か。
まあいい。だったらお前ら、こいつがお前達四人よりも強ければ問題ないんだな?」
「・・・・・・は? いやちょっと、兄貴!?」
「いいだろう、その挑戦受けてやる!」
いやいやいやいや、何でそんな事になってんの!?
つーか向こうもどんだけ上から目線なんだ!?
そうして俺が目を白黒させている間にも、向こうは武器を抜いて構え始める。
いや、無理だから!?
「・・・・・・落ち着け。この間合いでお前が負ける筈が無いだろうが」
「へ・・・・・・あ、ああ」
パニックになりかけた俺の耳元に、兄貴の声が響く・・・・・・その声に意識がすとんと静まり、それと共に俺は周囲に視線を走らせた。
相手は剣を持ってる奴が三人、杖を持ってる奴が一人。一人は魔法使いか?
足場は結構悪い。周りにはテーブルや椅子があるからだ。
俺達が近付いてからは、周囲のテーブルに人はいないが。
・・・・・・とりあえず、兄貴の影になっている右手で、銃を一つ抜いておく。
って言うか、アマンダさんも止めないのか、これ。
そう思ってちらりと横目で見ると、彼女は鋭い目線で俺達を観察していた。
あー・・・・・・もしかして、こうなる事がわかってたのか?
「どうした、貴様・・・・・・怖気づいたか!?」
「・・・・・・」
ホントに上から目線だな、あいつ。何かちょっと腹立ってきた。
自分達のランクを抜かれてムカついてるとかそういうのだろうが、そんなんで巻き込んでくるなよな。
つーか本当に考え無しだな・・・・・・室内で戦闘を起こすとか、ギルドから追い出される事も考えるべきじゃ?
まあ、支部長公認みたいな形になってるけど。
さてと・・・・・・どうしたら殺さずにいける?
やっぱり足か。高い位置を撃つと流れ弾が周囲の人に当たりかねない。
注意すべきは遠距離攻撃が出来そうな魔法使い。
ならば―――まずは出鼻を挫く!
「おらよッ!」
「なっ!?」
まず俺は、近くにあった椅子を魔法使いの方に蹴り飛ばした。
途端に、あいつらの目線はその椅子に集中する―――相手から目を離す奴がいるかよ、バカ。
俺は、飛んでいる椅子に視界を塞がれている魔法使いの足を、右手の銃で正確に撃ち抜いた。
威力はハンドガン程度・・・・・・マグナムを使ったら足が吹き飛びかねない。
「ぎゃあッ!?」
「なっ、クリス!?」
乾いた音と共に悲鳴が上がり、あいつらの視線は倒れた仲間に集中する。
・・・・・・本当に救いようも無いほど初心者だな。全員俺から視線を外しやがった。
すぐさま左の銃も抜き放ち、二人に向けエイムし、放つ。
どちらも太腿に命中し、一人を残して奴らは崩れ落ちた。
そして、最後に残った一人に対して左の銃口を向ける。
「ま、待て―――」
「終わりだよ、クソッタレ」
そして、再び銃声が響く。足を押さえて崩れ落ちたそいつに嘆息して、俺は銃をホルスターに仕舞った。
「兄貴、これでいいのか?」
「ああ、上出来だな・・・・・・つーかお前、戦闘経験あったのか?」
「いいや。まあ、向こうにいた時はこういう玩具で遊んでたけどな」
そうか、と兄貴は呟く。
そしてそのまま、アマンダさんの方に向き直った。
「これで文句は無いな?」
「ええ・・・・・・正直、想像以上ですね。色々な意味で」
色々な意味って何だ。
アマンダさんの視線は、少しこっちを警戒するようなものに変わっている。
この武器はまぁ、確かに危険だけど。
「それでは、こちらで記入をお願いします」
「あ、はい」
・・・・・・まあ、いいか。とりあえずはこれで一歩前進だ。
目標は果てしなく遠いけど、支えてくれる人がいるだけでかなり違う。
俺は多分、こっちに来た連中の中では凄く幸運なんだろうな。
《SIDE:OUT》
《SIDE:JEY》
「お呼びでしょうか、ジェイ様」
「ああ、入れ」
小僧を連れて屋敷に戻ってきた、その日の晩。
皆が寝静まってから、俺はリコリスを自分の部屋に呼び出した。
と言っても―――
「いかがわしい事をするつもりでしたらすぐさま斬り刻む所存ですが」
「誰もしねぇから安心しろ・・・・・・聞きたい事があるだけだ」
こいつと喋ってるとすぐに話が脱線するからな・・・・・・早めに本題を切り出す事にする。
聞きたい事とは他でもない、あの小僧の事だ。
「今日一日、あの小僧を観察して、お前はどう思った?」
「どう・・・・・・とは?」
「思ったままを言ってみろ」
俺の言葉に、リコリスはふむ、と小さく口元に手を寄せた。
そして若干の思考の後、口を開く。
「そうですね、一言で言えば・・・・・・」
「一言で言えば?」
「・・・・・・『危うい』、と」
やはり、こいつもそう思ったか。
小さく嘆息を漏らし、椅子の背もたれに体重を預ける。
拾い物だとは思ったが・・・・・・そうそう簡単には行かないってか。
「平和な世界で生きて来たにしては、彼は人に武器を向ける事に抵抗を覚えなさ過ぎる。
訓練した人間であろうと、初めて人に武器を向ける時は躊躇うものです。ですが、彼は―――」
「まるで動揺する事も無く他人を傷つけ、しかも戦意を喪失しかかった奴にまで牙を向いた」
「ええ。彼は恐らく、その銃口を向ける事が出来る相手を求めていた手合いでしょう」
人を殺す事は、人間にとっての禁忌だ。
相手の命を奪うと言う事は、そいつが為しえる全ての可能性を奪うと言う事。
そして、あらゆる人間から恨まれ、憎まれると言う事だ。
だがそれでも、禁忌は人を惹き付ける。
相手を殺める事は究極の支配に他ならず、ある種の人間にとっては多大な充足感となる。
それを抑えているのが法であり、倫理であり、良識だ。
奴らの世界では、それがかなり強い物であると聞く。
「手には武器があり、罪に問う者がいなければ・・・・・・魔が差すと言う事はいくらでもあるからな」
この世界では、相手が討伐の対称になっていれば、例え殺しても罪には問われない。
国や地域によっては、殺人を犯した所で見て見ぬ振りをされる場所も多い。
「・・・・・・ったく、保護者の責任っつーのがこういう形で圧し掛かってこようとはな」
「どうするつもりですか?」
言外に、このままではいけないだろうという言葉を滲ませて来るメイドに、俺は嘆息混じりに頷いた。
「そういう事は、恐らくお前の方が上手く伝えてやれるだろう。
近い内に盗賊討伐の依頼でも探してきて、あいつを連れて行ってやれ」
「畏まりました」
礼をするメイド。面倒臭がるかと思いきや、それなりに真面目に取り組むつもりのようだ。
まあ、こちらとしてもその方が助かるがな。
やれやれ、全く・・・・・・面倒なのを拾ってきたもんだ。
《SIDE:OUT》