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フリージア王国備忘録<第二部>  作者: 天壱
無頓着少女と水面下

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Ⅱ369.配達人は考えあぐねる。


「それで、配達は今日で終わったのかい?」


早いね、と。滑らかに笑い掛けながらレオンはテーブルに酒瓶を二本並べた。

向かいには相も変わらず不機嫌な顔をした配達人が飲みきったばかりの酒瓶を片手に彼を睨んでいる。新たな酒を供給されたことに用無しになった空き瓶を床に転がすと、テーブルに置かれた酒を一本また手に取った。片手指で栓を抜き、目の前のグラスに注がず直接口をつける。

グビリッと大きく喉を鳴らす間にレオンは再び向かいの席に腰を下ろした。いつもの椅子とテーブルではない、ソファー席にゆっくりと腰を埋めながら目の前の友人に笑い掛けた。


「終わってなけりゃあわざわざテメェの城まで戻るかよ」

「ケメトとは朝に待ち合わせだっけ。こうして寄ってくれただけで嬉しいよ」

歯に衣着せないレオンの言葉にケッとヴァルは吐き捨てた。

昼にプライドとレオンに配達を終えた後、更に続けて配達を行えば最後の配達先はフリージア王国からもアネモネ王国からも遠く離れた国だったがそこで宿を取ることもなく今夜は引き返してきていた。

単にレオンから誘われたことを思い出したのもあるが、それ以上の用事がケメトである。二日に一度はケメトに接触しておかないと配達時の特殊能力を使えない彼には帰国が不可欠だった。

二日ぎりぎりで考えればいっそ翌々日まで良いかとも過ぎったが、配達途中の地点で特殊能力が使えなくなる場合を考えれば安易に決められない。ケメト自身とそしてセフェクも、合流は朝が良いと言うからにはそれに従うしかなかった。ケメトによる特殊能力の効果も目に見えない為、なるべく彼に接触するまではフリージア王国の近くにいることが最善でもある。


今日一日で二度目の来訪を果たしたヴァル達をレオンは手放しに歓迎したが、ヴァルの方は眉間の皺が刻まれたままである。

いつものように酒を出されても殆ど何も話したがらずレオンの話を聞き流し続ける彼がやっと口を開いたのは三本目の酒を空にしてからだった。その間、にこやかに彼らを歓迎し続けたレオンも今はやっと日常話からヴァルに話題を投げかけることができるようになった。

彼自身、昼に見たセフェクの様子やケメトの動向は気になっていた一人である。


「そのケメトの友達は学校の子かな。彼は社交的だね」

「パーティーの度に女取っ替え引っ替えできる王子サマに言われたくねぇな。ケメトもアレで他人とまともに話せるようになったのはここ三、四年だ」

悪態を吐きながら、ケメトの話に乗ってくれるヴァルにレオンも小さく笑みが零れる。

昔の彼ならば自分にケメトのことなんて話してくれなかっただろうと思いながら「そうなんだ」と言葉を返した。グラスの中を緩やかに飲みきると、自然な動作でまた瓶を開け注ぐ。相手の話を切らせないようにと細心の注意を難なくこなしながら、目の前の彼の言葉に耳も傾けた。


レオン自身がケメトに初めて出逢ったのは三年前。言われてみれば、その頃は自分が話しかけてもセフェクやヴァルの影に隠れたり返事をしてくれないことも多かった。

単純にヴァルのことで嫉妬されていたこともあると思うが、今では自分だけでなく城の人間にも簡単な受け答えや挨拶を自分からするようになった。

彼も知らないうちに少しずつ成長していたのだと考えれば、レオンも感慨深くなる。子どもの成長は早いと良く聞くが、妻を持つ前からそれをこんな風に実感するとは思わなかった。


「ケメトも成長しているんだね。仲の良い友人が出来て僕も嬉しく思うよ」

「初日からうざってぇぐらいだったがな」

「今日の友達はどんな子だい?今晩はその子の家に泊まるのかな。それとも寮かい?」

「興味ねぇ。学校の近所ならどっちでも待ち合わせには間に合うだろ」

のれんに腕越しと言わんばかりにヴァルからの返答はそっけない。

それ自体はいつものことだが、相手がどんな人物かも知らないというのがレオンは少し意外だった。勿論ヴァルにあしらわれた可能性もあるが、自分のことを何でも話すケメトがその友人については話していないのかと。試しにどんな子が聞いたことないのかい、と聞けば「どのガキかなんざ知ったこっちゃねぇ」の一言だった。

毎日のようにケメトとセフェクから学校や友人の話を聞いているヴァルだが、その内の誰なのかまでは見当も付けていない。

セフェクと違い、ケメトは交友関係が広すぎる。そしてヴァル自身も詮索しようとは思わなかった。


「セフェクは知ってるみてぇだがな。ガキの妬きはめんどくせぇ」

「ケメトに対してはわかるんだね」

アァ?と直後にはヴァルが片眉を上げたが、レオンは笑みで返すだけだった。

セフェクがケメトの一日を横取りしたその友人にやきもちを焼いていることは当然のようにわかったヴァルだが、当時レオンもセフェク達にその標的にされたことがあることに対しは未だに気付いていない。

今でこそ当然のようにレオンにも会話をするセフェクだが、レオンが彼女と打ち解けるのはケメト以上に大変だった。いっそ今日不在だったのがセフェクの方だったら、ケメトは落ち着いていられたのだろうかとレオンは思う。

しかしセフェク同様にケメトも彼女を慕っている中、実際にどうなるかは想像がつかない。セフェクに友達ができたと喜んでいるような気もするし、逆に寂しがって落ち込んでいるような気もする。

そしてどちらにせよ、ヴァルの態度や言動は変わらないのだろうなと友人として理解する


「……それでセフェクは。…………大丈夫そうかい?」

声を潜め、今度はテーブルから少しだけヴァルな方へと前に乗り出した。

視線で言わんとしていることを伝えるように示せば、ヴァルからは舌打ちだけが返ってくる。レオンの視線に促されるようにそこでヴァルも酒瓶を傾ける手を止めてその先を見た。ソファーに寛ぐ自分の膝上でセフェクがすうすうと寝息を立てて眠っている。

レオンの城に訪れた時から、曇った表情を隠しもしなかったセフェクはいつも以上にヴァルの腕にしがみついたままだった。

いつもの椅子に座ろうにも、隣に座るどころか立ったままくっついていようとするセフェクにヴァルとレオンの方がソファー席に移らざるをえなくなった。長椅子ソファーにヴァルと並び座った後もレオンから果物を出された後も、押し黙ったままだった彼女はなんでもないヴァルとレオンの会話の往復に早々に寝入ってしまった。

船を漕ぎ出した時からヴァルが転がってろと言っても離れたがらなかった彼女は、寝入る時もヴァルの膝を枕にした。眠りが深くなってからは何度か寝返りを打ち転がるが、その度に頭だけは毎回膝の上に落ち着けて置き直している。

そしていつもなら躊躇わずその頭を身体ごと別の寝床に移動させるヴァルも、今は彼女のしたいようにさせたままである。お陰でソファーの上から動くことができず、レオンにより置かれたテーブルの上の酒しか手を伸ばすこともできない。


「ずっと元気がないようだったから。配達中はどうだった?」

「テメェや主の前と変わらねぇ。いつもの三倍はうざってぇだけだ」

そう言いながらも、ごろりと小さな少女の頭に膝を貸しているのは彼なりの気遣いなのだろうなと。レオンは言葉に出さず理解する。

ここに訪れた時も、いつも以上にべったりになるセフェクにヴァルは鬱陶しそうな顔はしても、一度も引き離そうとはしなかったのだから。


ヴァル自身、セフェクにとってのケメトの重さは嫌でも知っている。出逢った頃から滅多に手放そうとしなかったケメトが自分の意思で別行動を望んだのだから。

しかしそれでムキになるなり相手の友人に嫉妬する程度は想像できていたが、自分にここまでベッタリしてくるとは思わなかった。最近ではケメトや自分から手を繋がずとも別行動も平気になってきた彼女を思い返せば、見事な反動である。

まさか学校開けになったら自分かケメトと離れたくないと駄駄をこねるんじゃないのかと本気で思う。そうなったら流石に面倒である。

いっそ自分ではなくこのベタつきが学校の友人に向けられれば一番全てが丸く収まると思うが、今のセフェクの様子から望み薄である。今日もアネモネへ向かう途中でセフェクだけでも寮に戻れと言ったのに首を縦に振らなかった。


酒には酔っていないのに、天を仰ぎたくなるくらいにはヴァル自身ぐったりと息を吐いた。

ケメトが一日とはいえ別行動を望んだ時、このままセフェクもそうなるのは時間の問題かと一瞬でも過ぎった自分が甘かったと思い知る。

ヴァルの膝で今も寝息を立てる彼女に、レオンも覗き込みながら自然と眉が垂れてしまう。彼女の背景を考えれば、三人の関係が崩れるということ自体が不安で堪らないのだろうと思う。

無防備に眠るその長い髪を撫で下ろしてあげたくなるが、今彼女が欲しているのはヴァルとケメトだけであると理解し意識的に手を握り、開いた。

城に訪れていた時から暗い影を落としていた彼女の顔が、眠る今だけは安らかだ。


「……ヴァルは、寂しくなったりはしな」

「ねぇな」

躊躇いがちに言った言葉が途中で両断される。

あまりにも躊躇いないあっけらかんとした声にレオンも言い途中の口の形のまま固まってしまう。目を向ければさっきと変わらず表情ひとつぴくりともさせないヴァルが酒瓶を半分以上飲み減らしていた。

少しも?と間を置いてから尋ねても「ねぇな」の一言である。

あまりにもはっきりと切り放す言葉の彼に、いっそ自分の方が寂しくなってしまいながら言葉を止めるレオンにヴァルは悠々と酒で喉を潤した。


「もともと主のことさえなけりゃあ今頃こんなにガキ共と会ってもいねぇ」

ソファーの背もたれにどっかりと寄りかかり、酒を仰ぎ欠伸を零す。

まったくいつも通りの彼は、そのまま示すようにセフェクの頭に手を置いた。呻く様子もなく寝息だけを繰り返すセフェクの額ごと褐色の手が覆う。

突き放すような言い方に反してその手は優しいように見えるレオンは、胸の中で首を傾けた。ヴァルが彼女達を想っていないとは思わないが、今の言葉が嘘にも思えない。

なんとも彼らしい、とそう考えながらヴァルの言葉の続きを待つ。立ち上がり、早々にまた無くなりそうな酒瓶をまた一本テーブルの上に追加してまた座った。


「大体俺がどう思おうとガキ共には関係ねぇ。俺なんざより面倒なのはガキ共の方だ」

「?セフェクと……ケメトもかい⁇」

グビリッと酒瓶の最後を一息で飲みきったヴァルにレオンは目を丸くする。

〝自分がどう思おうと〟という言葉にやはり彼にはその片鱗があるんじゃないかとも考えたが、今はそれよりも後者の言葉が気になる。セフェクは今の状態から彼が気を揉んでいることはわかるが、「ガキ共」ということはケメトも含まれる。

友人ができ、今も自分から手を離れて友人との時間を優先できるようになった彼にもなにか心配ごとでもあるのかと考える。

しかし聞き返すレオンに、今度はヴァルもそれ以上続きは言わなかった。

瓶を転がし、レオンが出した酒瓶を手に取ったところで見覚えのあるラベルに栓を抜こうとする手が止まる。酒の味はあまり気にしないヴァルだが、度が段違いのその酒に顔を険しくさせるともう一本の酒瓶を取り直した。飲めないわけでも好まないわけでもないが、今の彼が欲しているのはちびりちびり味わう酒ではなく酒瓶ごとがっつける酒である。


セフェクは目の前の状態だけだが、ヴァル個人はケメトのことも充分気になった。

学校に入れる前から、自分がレオンの言う通りの状態にならないかの杞憂もあったが少なくとも今のところはそうは思わない。それよりもケメトのたった一日の不在に沈むセフェクと、ここ最近様子のおかしかったケメトのことで胃がグラつかされる。

むしろケメトを手放す予兆よりも遥かにそちらの方が深刻だった。


以前から時折ケメトの様子に不穏は感じていたが、今回の別行動を思い起こせばコレが原因かと足りない頭で考える。

てっきり面倒ごとに巻き込まれているのかと感じていたが、そうでなければ面倒ごとは自分達の方である。ならば、今までも配達や自分達より優先したいものがあったにも関わらず、言えずに誤魔化し続けていた可能性もある。セフェクや自分にも無駄に気を遣うケメトなら充分にあり得る。

なら今後も本当は離脱したいのにウジウジと平気なふりをしては、二日に一度以上必要でもないのに今まで通りにくっつき振る舞うのか。

要らねぇ世話だと、そう言いたいが自分の思い過ごしである可能性もあれば口にしたくもない。



……うざってぇ……。



そう何度も何度も思っては、これでも口に零す数は少ない方だった。

今まで通りの配達にケメトの特殊能力が必要なのは事実。しかしヴァル自身、配達の為だけにケメトを頼りたいとは思わない。もともとケメトの特殊能力狙いでの三人の共存関係ではない。

配達の不便でどれだけ自分が面倒になろうと立場を追われることになろうとも、それは自分の問題でケメトもセフェクも関係ないと本気で思う。

いっそケメトが本当は新しい生活を優先したがり、それをセフェクや自分に遠慮しているだけだと確証があればここまで苛つかない。同情や恩着せで引っ付かれるなどまっぴらである。

それならば二度と配達にいらねぇと告げて学校に蹴り入れてプライドの極秘潜入を終えた後は二度と学校にもケメトにも近付かない方が今の自分にとっても楽だった。そこから自分の立場や心情がどうなろうと興味は無い。

自分の立場など最初から雇い主であるプライド次第。そして心情は自分よりもケメトとセフェクの方が重要である。


しかしケメトから直接告げられない限り、自分の良くもない頭で判断して勝手に切り放すことだけはどうしてもできない。あくまで手を離すのはケメトやセフェクからでないと安心できない。

今までも何度も必要以上は学校にいろ寮にいろ付いてこないで良いと言っているのに、自分から断行しているのは二人の方である。

ならばセフェクに合わせているのか、昔からセフェクの言うことを鵜呑みにしては言いなりになってばかりのケメトならば充分にあり得る。しかし、今のセフェクの様子から見てもここで彼女から自分に「もう配達に行かない」と言わせるのは不可能に近い。

そして彼女が付いてくる限り、ケメトはこの先もあの面倒な不調を自分の前にちらつかせるのかと。そう考えれば考えるほど吐き気もチクチクとした腹底の痛みも数を増すばかりだった。


「うざってぇ………」

今度は口に出た。

長い沈黙の後のその呟きにレオンは、彼が除けた方の酒瓶を下ろし新しい酒を棚から三本テーブルに置いた。きっと自分に言えないところで彼なりに二人のことを考えているのだろうなと察する。

途中からは口を噤んでしまった彼だが、また自分のことをいくつも語ってくれた。これ以上はきっとその深層に触れられるのはプライドだけだろうと、深く言及することは考えない。

それよりもそんな時に誘いの乗って城まで飲みに来てくれたことが嬉しい。今自分にできるのは友人として彼の気晴らしに付き合うことくらいである。


「いくら面倒がっても、ケメトもセフェクも君のことはずっと好きだと思うけれどね」

勿論僕も。とそう言って自ら栓を抜いた酒瓶をヴァルへと差しだした。

気持ち悪いこといってんじゃねぇと悪態を付きながら、ヴァルは飲みかけの酒を置いてそれを受け取った。罠も鑑みて試しに一口含めば、わりと自分好みの味である。

目に付いたものを全て空にしていただけにも関わらず、いつの間にかレオンに味の好みまで読まれていたのかと気味悪く思いながらもまた二口飲んだ。飲みかけだった方を一気に飲み干し転がした後は、まじまじと酒瓶のラベルを睨む。

酒瓶越しにレオンが頬杖を突いてこちらに微笑みかけているのが視界に入り、顔を強く顰めた。


「〝どちらにせよ〟城にはいつでも飲みに来てくれると嬉しいな。もちろん三人で」

「…………数を決めるのは俺じゃねぇ」

「だからこそだよ」

口を閉じていた筈なのに、まるで見透かしたようなレオンの言葉にヴァルは忌々しげに彼を見た。

自分でもガラではない悩みだと自覚している。しかしこれをセフェクに言おうともプライドに話そうとも思わない。〝その〟決定権はあくまでケメトにあるのだから。

少し気に入った味に意識を舌へ寄せながら、気晴らしに与えられた酒を大人しく飲み込む。


無意識のまま、そっと膝の上にある茶色の髪を撫で下ろした。






……






「あ〜あぁ……せっかく見せてあげようと思ったのに」


寝癖のような毛先を、細い手がそっと撫で下ろす。

すうすうと寝息を立て、身動ぎ一つせず眠る少年は地面に丸く転がっていた。目を閉じ、夢の世界に沈んでいる彼に少女は起こさないように敢えて潜めた声で語りかける。

自分の眼前で無防備に眠る少年が愛おしく、そしてそれ以上に今は憎らしい。純粋な笑顔を作る彼を壊してみたいと心の底から思う。

ごみが散らばり、今にも倒壊しそうな古い家や瓦礫の影に隠れるように男女がそこに居た。さらり、さらりと毛先だけを撫で下ろされる中で少年は全く起きない。そんな彼に「でも」とまた彼女は語りかける。


「もっと、もっともぉっと……イイもの、代わりに見せてくれるもんね?」

ふふっと、口を隠さず零して笑う。

安心しきり、自分を信じ切って無防備な姿を晒す少年の寝顔を覗き込む。自分の言葉通りこんな所まで付き合い、何の疑問を抱かず先に寝入った少年を心から嘲る。


「たくさん貰って」

彼女は思う。

目の前の少年がどれほど無条件に多くを与えられてきたかを。


「たくさん愛されて」

彼女は思う。

目の前の少年がどれほど善意に浸かりきってこれたかを。


「たくさんたくさん恵まれ続けた貴方が」

彼女は思う。

下級層で生き抜いてた自分とは正反対の、全てに恵まれた少年の行く先を。





「絶望するのが早く見たい」





少女は嗤う。

口端を裂けたように広げ、三日月のような口で眠る獲物を見下ろした。


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