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第6話 担当外れたいです
あんな事やこんな事があったものだから、私がアレに愛想をつかすのも早かった。
愛想をつかすというか、ただひたすら離れたい、解放されたいの気持ちが強いけど。
そういう事で、担当割り振りの人に抗議をしていた。
「そういわれましても~、手続きには数日かかりますので~、すぐには無理ですね~」
けど、お役所仕事はいつもこうだ。
もっと柔軟に、機転をきかせてくれ……と言っても、のらりくらりとかわされるだけだった。
しょうがないから諦めて、退散。
仕事をするために、勇者の様子を離れた所からそっと見つめ続けるのだった。
ちょっともう、女神やめたい。
この仕事、一体いつまで続くんだろう。