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召喚士アデルの災難 〜なんで!?俺が召喚したのは最強勇者のはずだったのにアホっぽい男がきた〜  作者: 武天 しあん


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第57話 また出た自称聖女



「冒険者でもねー関係ねー奴は立ち入り禁止だ!」

「何よ!私は聖女よ!」

「お前、ロイを治すとか言って魔法使ってなかったんだってな、聖女じゃねーだろ!詐欺行為は衛兵に報告すんぞ!」

「使えるわよ!」

「勇者レオンが邪魔だと役立たずだと言った奴がどのツラ下げて来てんだ?もう来んな!」


はぁ、

レオンとドランと共にギルドに来てみれば、入り口で立ち塞がる冒険者たちと、自称聖女が言い争いをしていた。


「ちょうどよかった!勇者が来たわ。聖女の私が必要になったでしょ?」


レオンを見つけた自称聖女が駆け寄ってくる。


「ん?全く必要ない。みんなの迷惑になるから帰りな。俺はお前をパーティーメンバーに加えることは無い。何度来ても答えは同じだ。役に立たない奴をメンバーにする理由がない。」


レオンはまた何故か自信ありげな自称聖女をバッサリと切り捨ててギルドに入って行った。


「あの子さーしつこいね。

また来るようなら鑑定でステータス見てもいいかな?あれだけ言っても聞かないなら、数値で攻めるしかなくない?」

「そうだな。勝手に見るか、ステータスを見るぞと脅すかだな。俺もさっきの子の魔力が見えなかったからちょっと驚いている。」


レオンが珍しく嫌そうな顔をしながらそんなことを言ったのも驚いたが、あの子はレオンが言った通り魔力が見えなかった。それに俺はかなり驚いているんだが。


「アデル、あんな奴は国になんとかしてもらうことはできんのか?」


ドランもなんだか不機嫌そうだ。


「迷惑だけど害はないからな。」

「ヒールかけられねーなら聖女と名乗るのは詐欺じゃねーか?」

「分からん。かけられるのに先日はわざとかけなかったのか、それとも本当にヒールすらかけられないのに聖女と名乗っているのか。そこが分からないと詐欺と決めつけることもできないんだ。」

「そうか。じゃあやはりレオンに鑑定してもらうしかないな。」

「だが国には報告しておく。ギルマスが既に報告しているかもしれんが。」

「してるだろうな。」


ただでさえ俺がレオンに勇者パーティーのメンバーだと宣言された疲れがあるのに、本当にあの子鬱陶しいな。




「レオン、また来てるぞ。」

「マジかー、昨日いなかったしこの前キツめに言ったからもう来ないかと期待してたのに。」


次の日にはいなかったが、その次の日にギルドに向かうとまた自称聖女がギルドの前にいた。

冒険者たちからは帰れコールが響いている。


そしてレオンを見つけて駆け寄って来た。


「勇者!気が変わった?私のことパーティーメンバーに入れる気になったでしょ?」

「俺のパーティーに入るには最低でもレベル30、HPは5万、MPは1万無いと入れない。ということでステータス見せてくれる?」

「嫌よ。なんで人前で見せなきゃなんないのよ。」


レオンは一応パーティーに加えるメンバーのレベルやなんかを考えていたようだ。

レベル30などなかなかいないぞ。しかもHP5万?そんな人間レオン以外にいるのか?MP1万は魔法師団の団長でも届いているかどうかというところだな。そんな奴を見付けなければいけないのか。かなり苦労しそうだ・・・。


「見せられないような数値ならパーティーには入れない。まぁ君がステータス見せなくても俺には鑑定があるからね。見ようと思えば見れる。

この前ヒールを使わなかった理由、明かされたくなければ2度とここへは来るな。」

「くっ、」


自称聖女は悔しそうな顔で走り去った。

もう2度と来ませんように。


「どう思う?また来ると思う?でも次来たら鑑定で見てもいいってことだよね。明かしてもいいってことだよね。」

「そうだな。」


こうして自称聖女は去り、俺たちにやっと平和な日常が戻ってきた。と思う。

いや、どうかな・・・。


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