第十章 登場人物紹介
アン・セリスティア:女性。元・ドラグーン清掃局所属の邪気清掃員。龍族に似た古い血を受け継いでいる。研究対象としてアプロネア神殿に保護されていた。
ローズマリー:女性。雲集林に住む、占い師。半入眠した状態で、「近い未来」と「遠い未来」を占える。
ミノン・フォーカス:女性。アプロネア神殿に仕えている巫女の一人。
トマス・ニーベルンゲン:ミノンに教授と呼ばれる研究員。アンの協力の下、彼女の遺伝情報を調べていた。
マリー・フォーレン:女性。逸歳洛の教会に勤めていた尼僧。
ガルム・セリスティア:男性。明識洛のハウンドエッジ基地で働いていた軍人。肩書は大尉。アンの実弟。
ユリアン・ラヴェル:男性。兵器アンナイトに関しての、初めてのガルムの後輩。非魔力保持者。霊力とそれに伴う神気を持っている。
ノリス・エマーソン:女性。ハウンドエッジ基地の衛生兵。黒散原野の山奥にある蜂蜘蛛と言う生物の住処で、その生き物の研究をしながら暮らしている。
カオン・ギブソン:女性。元・ハウンドエッジ基地の兵士。霊媒としての能力に優れている。蜂蜘蛛を守る事を使命とする。
ニナ:男性。双子の影に導かれて蜂蜘蛛の住処に来た子供の一人。
ジークフリート:男性。メリュジーヌの屋敷にある「大仕掛け」の中で、テラを二十四時間観察している。メリュジーヌに仕える。
レーネ:女性。廃墟に成って居た城の塔から落っこちて来た。偵察部隊に拾われて、軍病院に留め置かれてから、言語習得のためにホストファミリーの家に住むことになる。
アイラ:レーネの猫。
ガブリエル:女性。朱緋眼を持つ。多くの従僕を従えていた城の主であったが、双神に誘われてそれを手放し、新しい過去と未来を得ようとしている。
ラビッジ・アルベール:男性。黄色い体毛と青い目を持つ獣人の少年。頭の形は狐に似ているが、手足の作りは人間そっくり。見世物芸として磨いた複数の魔術を操れる。
シルクテン:男性。永久に続くとされた眠りの中で、「もしもの話」を考え続けていた少年。
シャニィ・ルーン:女性。メリュジーヌの屋敷で働くメイド。家事を完璧にこなしつつ、客の面倒を看るのも得意。柔らかいアルト声を持つ。
メリュジーヌ:女性。理愁洛の海沿いの町で、海の女主人と呼ばれている龍族。休暇以外の時は、白いドラゴンの姿に成って、北の海から来る魔獣や海賊を退けている。
メリュー:女性。メリュジーヌの血液から作られた複製体。メリュジーヌとは「とても年の離れた姉妹」のような関係。
エヴァンジェリーナ:女性。アンの意識の中にある町の町長。
ジル・ヘルダー:女性。ハウンドエッジ基地でレーネの出生を調べていた術師。
リポラ:性別不詳。一歳児程の体躯を持つ、人間に近い姿をした妖精。邪気への耐性が非常に弱い。通常空間とは違う所に作られた「場」で、テラの生物が魔力を失うまでを待っていた。
アウレリア:女性。拝み屋としても働く死霊使い。彼女本人は双神の誘惑を退けた。
ルークス:男性。アウレリアの弟子。自分が使役する精霊を捕まえた時に、精霊に魅入られてアウレリアの下から姿を消す。
カスパー:男性。黒い髪を持つ。カリスの双子の弟。生まれた直後から、肉親達に「呪い児」と呼ばれる。
カリス:女性。赤毛を持つ。カスパーの双子の姉。カスパーと同じく「呪い児」として差別を受けてきた。
エリス・ヴィノ:男性。白い髪と雪影の瞳を持つ青年。
アシュレイ:性別不詳。灰色の髪と、風邪を引いたようなガラガラ声を持つ人物。ジーク曰く、「髪が長いと胸の無い女みたいに見える」らしい。メリューの保護者。
「渇き人」:男性。生まれた時から、全身を動物のような体毛に覆われていた。四つ足で走り、狼に似た咆え声をあげる。精霊を宿され、より「理性を持った魔獣」として双神に躾けられる。
グレース・ジェンナー:女性。農耕時代に、髪の生えた双子を生んだ女性。カスパーとカリスの母親。
イヴァン:男性。フィファナと言う町の、飾りランタン屋の婿。組合に登録して、浄化能力医師として働く他、荷物運びの仕事もしている。ごくたまにランタンを作る。
ペチュニア:女性。イヴァンの妻。若年結婚でイヴァンと結ばれるが、非常に体が弱く、子宝を授かれない身。
アヤメ・コペル:女性。ハウンドエッジ基地で狙撃隊に所属している。時々アン達の家に遊びや泊りに来る。
サクヤ・センド:女性。父から受け継いだ、世界の中で何が起こっているかを記述し続ける仕事をしている。
ササヤ:女性。生まれた時から、サクヤの双子の姉として存在していた少女。アンからは「アンバー」と呼ばれていた。
ゼータ:性別不詳。リポラからの分裂体。人間の一歳児程度の体躯を持ち、常に瞼を閉じている。目で何かを観ると言う行動をとらなくても、外界の様子は分かるようだ。
コナーズ:男性。ハウンドエッジ基地の偵察兵。酒飲みだが、甘い物も好き。
ノックス:男性。コナーズの後輩。ガルムの同期。ガルムが専用の部屋をもらうまで、ルームメイトだった。ノリが良く、よくふざける。
ガッズ:男性。ノックスとガルムの後輩にあたる偵察兵。
アンナイト:性別不詳。ガルムが除隊間際まで専属操縦士をしていた兵器。神気体を狙った箇所に発生させられる。戦闘向けではない、照射映像疑似形態と言う拡張機能もある。
整備主任:男性。アンナイトの整備と、操縦者の安全を見守る係をしている。
マコト:女性。四歳の頃から、マナムと言う少年の「姉」として存在していた少女。
キーナ:女性。長期間の呪いが解けた後、カーラの「妹」として存在していた少女。




