第五章 登場人物紹介
エムツー :七歳~八歳。魔神の住めるエデンを作った後、人類の祖となるために教育されている少年。黒い髪と朱緋色の瞳を持つ。男の子的な理想と現実の間に差を感じているお年頃。
サブターナ:七歳~八歳。人類の祖となるためにエムツーと一緒に教育されている少女。髪の長さ以外はエムツーとそっくり。勉学に熱心で真面目な気質。
ユニソーム:他の星からテラに来たゲル状の生き物。城に集う魔神達の中でも高い地位にある。感情めいたものが高ぶると、体をぶるぶる言わせる。
カウサール:他の星から来たゲル状の生き物。ユニソームとは別の用件でテラに来たが、人類の作り出した「創世神話」と言う物に興味を持ったことから、ユニソーム達と手を組むことになった。
バニアリーモ:カウサール達と同じゲル状の生き物。ユニソームやカウサールより以前からテラに居て、地上の観察を続けていた。人類の送る人生と言う物を寸劇だと思っている。
永久の火:雷の力を凝縮したプラズマ体。古代の人類が作った石の女神像に宿っている。古代四大元素を求める者を試す。
ルシフ種:元素精霊の一種。目視できる姿が無く、風の唸りと皮膚に触れた感じで存在する事を示す。
ディウェーネン種:元素精霊の一種。水の性質の魔力を持つ。水の髪を持った小人の姿で現れる。
ドゥーマー種:元素精霊の一種。土の性質の魔力を持つ。宮と呼ばれる空間では、土龍を封印するための魂だけが残っていた。
マァリ:外見年齢十五歳。未完了の呪詛に括られている霊体。サブターナに精霊術を教える。
アナン:エムツーとサブターナの躾や教育を行なっていた教師。鹿と人間を混ぜた外見をしている。
リリス:人間の女性の上半身と、蛇の下半身を持つ。エム・カルバンとターナを人類の祖と成そうとした当時に、教育係を受け持った魔神。
ウパロ:人間の男性の姿をした魔神。城の内部で「ノスラウ王」の恐怖と食欲を鎮静化させるための仕事をしている。
ヨネハ:人間の男性の姿をした魔神。
リーガ:エムツーのペット。普段は腹ばいになっているが、体を起こすとエムツーと身の丈は同じ。人間の幼児くらいの知能を持つ。
エルマ:サブターナのペット。サブターナと同じ身の丈で、やはり人間の幼児くらいの知能を持つ。普通の猫より関節が多い。
ノスラウ王:自分の後継者は自分を殺すはずであると言う妄信に囚われている古代神。その恐怖から、強い魔力を持つ魔神を捕食の対象にしている。外部からの魔力吸引により「満腹」と「鎮静」の状態に置かれて城に安置されている。
ブルベ:角と蹄を持った魔神。人間に近い体を持っており、踵に歩行補助のための金具を付けている。サブターナとエムツーにタップダンスのようなダンスを教えたことがある。
サリア:巨人族の女性。城でノスラウ王の身の回りの世話をしている。趣味の時間を持つようになったサブターナと交流するようになる。
メルヘス:人間の青年そっくりの姿の魔神。城の中でやり取りされる郵便物の配達人。足が速く身軽。
サッシェ:やがてメルヘスの妻になる女性。
フォリング族:鷲の頭部と翼、獅子の体を持った昔から居るキマイラ。魔神の一種。高飛車。
ランケーク族:巨大な蛸のような化物。魔神の一種。成人した者は頭に布を被る。短気。




