表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白の女王と黒の女王の物語  作者: リィズ・ブランディシュカ
2/6

第2話 白の女王・白の災厄の話



 白く凍った世界に一人のお姫様がいた。


 真っ白なお姫様が。


 そのお姫様は、ずっと眠っていたがある日、原因が分からないまま起きることになった。


 目覚めたお姫様は、思い出す。


 この世界が冷たい事に。


 この世界は元はもっと温かかったはずだと思った。


 だから、この世界を温かくするために、別の世界へ旅立った。


 熱がないならば、温かい世界から熱を持ってこようとしたのだ。


 この冷え切った世界に、熱をもってこようと。


 そして、


 白の姫は冒険を繰り返し。


 白の女王となった。


 けれど城の女王は故郷を救えなかった。


 故郷の世界はとっくの昔に崩壊していたからだ。


 あの凍えた世界にあった、最後の温もり。


 つまり白の姫がいなくなってしまったから。


 白の姫がいなくなったとたんに世界は、滅びてしまった。


 ほかならぬ自分が崩壊の引き金をひいてしまったのだ。


 救うべき世界を失った白の女王は壊れてしまった。


 そして、白の災厄へ変化し、様々な世界を滅ぼしていったのだった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ