第 七 回
この石は手に入れちゃいそうなのだ。これが大きいと個人でも、強い魔法を使える可能性が増える。〈カリスマな使い手〉とかもそういったタイプに、含まれる。
しかし、複雑だからエネルギーの消もうが、激しくなってしまうので助け合わないとバランス的に無理かな。
たまに動こうとすると、変に呪いの逆流現象が起きてかなり痛かったりする(血に電気が走るって普通に衝撃的だ)。石との細かい感情のすれ違いが、原因か?だから好きだけど、簡単という訳では、無い。けど、一緒に過ごしていると心地良いって気はする。つまり愛しているんだろうな。
まだ分からないが、さらに肉体具現の力も使えるかもしれない。これはまるで風船を膨らますかのように肉体を手に入れる方法だ。そうなったら、食べ物とかも物質拡張のため食べられる。
…まさか、『子供』も魔力で作っちゃうのか。色々とややこしいけど、積み上げていけば出来そうだ。
なんて、ハレンチな石だ。人間みたいじゃないか。
それから、なるべく側に居たがる。突然、魔物が現れたりとかもあるからガードマンの役割を、ちょっとしようとしている。
まあ、必要かどうかというのは置いといて優しいところがあるんだなってやっぱり、思う。
続く