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第 六 回
全く雨を地面に落とさないようにしてみるというのが不可能なぐらい本当に、よけきれるようなものでは無かった。
奇跡のような魔法を含んだキスだったので、契約も消せないし、これ以上の加工もできない。
あんまり考えてはこなかったのだが、キスをイメージすると、銃口は鼻で、下の内側の側面の二センチ程入ったところが口らしかった。
しかし、住みたいかどうかも分からないのに異世界の永住権を手に入れることが出来たような状態だ。未来へと進むには、これ込みで考えて生きていかなくてはいけない。
しかも、なんだか無理やり魔力共有を、させられてしまっている。
よりにもよって、『石』と…。
一応、優秀な『魔女』だってのに参った。
上手い具合に私の魔力を持っていき飲んじゃうので、そのうち人同士の会話だって出来るかもね。
ちなみに拳銃型だ。
今でも作業や一方的には話す。
それを超えるには見えない精神的車輪を大きくする必要がある。きっとオンリーワンっていうのはそういうことだ。
続く