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第 四 回
スピーカー石は最後に、入れる。切ないが、すごく手ごわい不満を持っているかもしれない。
大きめの音量でもし駄目であったら呪いのランクを上げてしまうのだ、しかも土の肉体付きで。なんか、台なしだと思う。
だから魔法の石だけの状態のときに話を聞く。
拒否をした場合は私が懐に入れて落ち着けるようにと清めないといけない。石に耳を当て声を聞いていく。
別のときの話だが、こんなことを頼まれた。
「俺がいいと言うまである程度走って、木の上の、高いところにある葉っぱを取ってきてくれ。その葉っぱをナメたら満足してあげよう」
おそらく、元の持ち主はずっと狭い所へひそんで銃を隠し持っていたりとかしたんだろう。元の持ち主に銃はかなりイラついていたのだ。
物質に怨念がしみついていた。
真逆の行動をすることで新しく動けるという訳だ。
私は足下に乗れる竜巻を出して、高い場所の木の葉っぱを、取った。
とりあえずこの石は、魔法のオーラを舌のように伸ばしてナメて満足をしてくれた。
続く