第 三 回
マイナス魔法は【無駄をプラスにする魔法】と、言われている。
主に例を出すとこんな内容だ。
・呪いの場所
清め、悪霊などがいた場合などは魔法で対処をする。
・変な手癖がついたような魔法道具を、丁度良く使えることが出来るようにする
使える用途は減るけどパワフルな道具へと変える。手順が難しいけど、超、優れた未来予知で持ち主を発見をして、売ったり。
・魔物をものすごく難しい人間の生活のため、持て余し、殺す
だけど倒し過ぎている部分が、ちょっとある。
私だってプラス魔法で、巨大な魔物から学校の研究で近くに来ていた生徒たちを守るために超ビッグサイズの土人形をその場でつくって分身として、動かして闘い勝ったことはある。
あのときは三、四ヶ月、指サイズ以上の土人形をつくったらダルくなって困ったのだ。世の中は微妙なバランスでまあ、なんとかなっている。
「だから、土人形君が頑張ってくれないと世の中はプラスにならないんだよ」
土人形君は二回大きく、頷いた。分かったみたいだ。
「私はメアリー・キョルツァベッソ。どうぞ、よろしく」
私は仕上げにスピーカー石を入れる。これで、しゃべれる。
続く