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テンプレ

はじめまして。

一話 転性?


世の中には理不尽が溢れている。

例えばそれは、外見であったり、体型であったりする。


すらっとしたイケメンが夜に街を歩けば人は振り返る。

でっぷり太ったブスが夜に街を歩けば職質される。


そう。それは、世の中の摂理。


なんか怪しい。

たったそれだけの理由でイケメンは素通りするのににブスは職質される。


そういう人に限って 差別ではなく区別だ!

とかいうわけのわからん言い訳をする。



なんでこんなことを思っているかというと、

まぁ、なんだ。絶賛、 職質中だからだよん、テヘッ!



「ふざけるなっっ、コンビニに行っていただけだと?

そのナイフはなんだっ!!」


そう、俺に声を荒げるのは、警察だ。見た目が怪しい男

が夜中に歩く、それだけで コイツらには罵声を浴びせる

理由になるらしい。


「いやーほんとですって。お腹空いちゃって。えっとですねー これは、ナイフじゃなくて包丁でー ちょうど壊れてたのを思い出したんですよー」


声を和らげなるべく温厚な性格に思われるように接する。

ってゆーか、なんで夜に外に出て買い物するだけで毎回 職質されるんだよ。


でも、まぁ 俺だって夜中に買い物してナイフ買いました

とか言われたら怪しいと思うかもしれない。

だがしかし、そもそもこいつは、なんで職質してきた?

そう考えると やはり 顔だろう。



「うわー なにあいつやっばー 職質されてんじゃん笑」

「ウケる〜〜笑笑」


今しがた こちらを見て、笑いながら歩くギャルとギャル男

カップルがそう言いながら通り過ぎる。

見るからに高そうな指輪やコートに身を包みながら

クソ〜ッッッ 死ねばいいのに。


死ねばいいのに。死ねばいいのに。死ねばいいのに死ねば


死ねば 死ねば 死ねば死ねば 死ねば 死ねば 死ねば


死ねば 死ねば 死ねば 死ね 死ね 死ね 死ね 死ね






「死ねばいいのに」

そう言葉を発してしまった。





今は戦争中 当然、警察も銃を持っている。

警察の前でその言葉を発してしまった。

それは一年前にできた馬鹿げた法律



ーー安全保障法ーー

それは身分制度が残るこの世界において、絶対的な法律。

端的に表すと、下位身分が上位身分に対し、恐怖を与える事をした場合 そのものは、死刑に処される。


上級国民の海外流出を防ぎ、国家の安定化を図る上で

基盤となっている法律

きっとあいつらは身なり的に2ndか1st

たいして俺は4th、最下級だ。



すなはち…






「バァンッ」




俺は殺された。








ありがとうござました。



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