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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

残人屍上記

作者: けにゃタン

「妖精さん、妖精さん、大きくなってね!」


可愛らしい女の子が道端で拾ってきた妖精さんに声をかけていた。


すると、妖精さんは、女の子の声に応えるかのように見る見るうちに大きくなってきた。


そして、女の子は、妖精さんを見上げるとニッコリと笑顔になりました。


「大きくなったね!妖精さん!」


すると、妖精さんもニッコリと笑みを浮かべると大きなお口で女の子をペロリと食べてしまいました。


お腹の中で、強い酸性の胃液で溶解していく女の子。


足から溶け始め、手、腕、顔と徐々に溶けていった。


痛さというか、熱さにより女の子は、目から涙をこぼした。


一方で、大きくなった妖精さんは、お腹をポンっと叩いた。


低く重い声で妖精さんは、叫んだ。


「うぉぉぉぉ!」


その声に誰かがやってきた。


「きさま!私の仲間を食べやがって!ゆるさん」


その人は、右手から剣を召喚し、妖精に飛びかかり呪文を唱えた。


唱えると剣は真っ赤な炎に包まれ妖精の首を突き刺した。

しかし、妖精は首に刺さった剣を抜き去ると刺した本人を掴み上げ地面に投げ捨てた。


地面に倒れると、倒れた本人に向かって妖精は踏みつけようとした。


「もうだめだ...」


と挫けそうになった時、誰かが助けにやってきた。


「遅くれてすまぬ、相棒、食われた仲間は後で作り直せばいい、今は奴を倒すぞ!」


と言って、黒いマントをひらりとなびかせると魔法を解き放った。


黒い豪炎、稲妻を兼ねたような凄まじい魔法で妖精さんの足を跳ね返した。


妖精さんは狼狽えつつも耐え威嚇した。


「ゔおおおおおぉ」


と雄叫びをあげると妖精さんの口から炎を吐き出した。


二人に炎が襲ってくるが、二人とも防ぐ術がなく同時に声をもらした。


「もうだめか...」


と、諦めかけた時、遠くから声がきた。


「まだ、諦めるな...」


といって炎をかき消すと煙の中から雷を纏った少年が立っていた。


二人は少年をみると安堵し二人は声をかけた。


「りぃぃぃぃだぁぁぁ」


リーダーは、二人に声をかけた。


「あいつは、俺だけでは倒せない。3人で協力すっぞ!」


リーダーを中心に三人は、協力することにより妖精さんの討伐に成功しました。


三人は、ぐったりしてたが妖精さんの首を急いで自宅に持ち帰り今夜の夕飯の準備をしました。


三人は、お腹をならせながら談笑してた。


リーダーは、妖精の首を鍋に入れると


「やっぱり、あの女の子を餌にすると堅いの良い妖精を捕まえやすくなるな!」


と笑いながら話し調理をした。


良い匂いが部屋中を立ち込めるとインターホンが鳴った。


リーダーがドアをあげるとリーダーは叫んだ。


「幽霊がでたぁぁ」


残りの二人は、リーダーの元に駆けつけた。


二人が見た先には、ドロドロに溶けた女の子が立っていた。

ぶくぶくと女の子が水死体のように膨れ上がると凄い勢いで爆発した。


三人に体液が付着すると、三人の体が溶けていっき液状化しました。


そして、破裂した女の子は残った口から低い声で


「いただきました」


と呟くと三人の衣服だけが床に残っていた。

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