邸宅ですか?
思ったより長くなってまぁいっかーとか思ってたら1500にまで到達して終わらないという恐怖……
やっぱり2話に分けることにしたのでもうちょっと続きます…
place:王都バルバニエスタ
「お疲れさま、ここが私の屋敷ですわ、部屋を用意させますのでひとまず休んで下さいな、その後…明日の午後11時より、他の方たちが集まるそうなのでそこにお邪魔させていただくことにしました、あなたもよろしければその時に」
「畏まりました、では、そのように」
「頼みましたよ、案内は部屋付きの侍女にさせますわ」
それだけを告げると【シェルニエスト=バルバニエスタ】はそのまま奥へ進んでいく、ここから見せるのは王女としての顔であり、潤一人にはもう構っていられないという事でもあった。
「では、参りましょう」
しばしの後、物音一つ立てることの無かった侍女が声をかけてくる、静かなれど、確かに耳へ届くその声に導かれ、潤は自室へと到着した。
「では、明日の午後11時にまた迎えに参ります、それまではご自由になさってください」
「ああ、ありがとう」
侍女に礼を告げ、与えられた部屋へと入る、そこへ設えられたベッドへ飛び込んで、潤はようやく息をついた。
「だぁー、今が?11時48分で?あと1日もねぇじゃねぇか……集まるっても何すんの…やっぱ斬り合い?何でも良いけど、すること、多くない?」
ウインドウを開きながら一人でぶつぶつとぼやいたあと、そのまま潤はウインドウを操作し始める。
「えっと、なんだかんだ[綛]は予め矢をセッしとかないといけなくて?そのセットが…ややこしいな、ここか」
時折操作を間違えながらもなんとか[綛]への矢のセットを終えると一仕事終えた充足感の中潤はログアウトしていった。
place:王都バルバニエスタ:シェルニエスト邸
翌日、予定よりも2時間程早く潤はログインしていた。
ベッドから身を起こし、少し悩んで双剣だけを身につけ、部屋の扉へ手をかける。
「…開かない?」
ガッという手応えが指し示すのはその扉に鍵がかかっているという事実、それはつまり、自分の意思では部屋を出られないことを示しており…
「監禁された?」
「いかがなさいましたか?」
「んわあっ」
推測を口にしたとたんすぐ後ろから聞こえてきた声に驚き、飛び退いた挙げ句にドアに背中をぶつけたのも仕方ないと言えば仕方ないのかもしれない…




