背景ですか?
イベントスキップしちゃ行けないところだったので割り込みです、もう1話か2話、割り込みかけてから本編進めます、もうしばらくお待ち下さい
place:バルバニエスタ街道・北
「いいえ、構わないのです、我が騎士よ、あなたはこれ以上なくやってくれました、それもこれも手勢すら居ない私が悪いのです。王都の屋敷に辿り着けば私についてくれる方も何人かいらっしゃいます、それまで、私を守り、かつあなた自身の命も保証するのです」
「ご下命、しかと承りました」
「……とは言え、ある程度の事情を知らなければあなたもやりにくいでしょう、良いです、少しだけ、話して差し上げましょう…きっと、話し終える頃には疲れも取れているでしょうから」
そう言って、彼女…第三王女【シェルニエスト=バルバニエスタ】は語りはじめた。
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その時、私は王宮の私室にてその知らせを聞いたのです、偉大なるお父様…【ツーニエス=バルバニエスタ】王の突然の訃報の知らせを……
いえ、それ以前からお父様の体調が優れないとは聞いておりました、しかしながら元々頑健であったお父様のこと、きっとすぐに快復される事と、大して心配もしていなかったのです、しかしお父様の容態は一向に良くならず、流石に心配になり様子を見に行くことを決めた翌日の事でした、お父様、【ツーニエス=バルバニエスタ】陛下の崩御を聞いたのは…
その後のお兄様…当時の皇太子【シルニエス=バルバニエスタ】殿下はすぐさま権力を握り、当時の王医を追放、また王医を推奨した第二王子、【オルシエス=バルバニエスタ】様の就いていた役職の尽くを罷免、自室への軟禁を行ったのですしかしながら、その後、各街を回っていた皇太子殿下は突如馬が暴れだしあえなく死亡、お兄様が街へ行く前、私は城を追われたのでそれ以上の事は聞いておりませんわ、けれど、突然色々な人が家へ来て混乱したことは記憶にありますわ、じいが来てくれなければ私はそのまま誰かの傀儡として利用されていたでしょう……そう、彼がそれらの事情を全て話し、私に王位争奪戦への参加を促したのですわ。
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「こんなところですわね…」
長く話していた王女はそこで息を吐くと水筒へ一口、口をつけ、唇を湿らせると更に続けた。
「現在、第二、第三、第五、第六、第七王子及び、第一、第四、第五王女計八名はエルフや精霊、獣人といった亜人を排除及び奴隷として扱うつもりです、しかしながらそのような非道が許されるはずがありません、よって、私達は彼らを退け王位に立ち、亜人との友好を保たねばならないのです、因って命じます、いかなる手段を用いても彼ら【亜人排斥派】を退け、私達【亜人友好派】の誰かを王位に就けるのです。ですが気を付けなさい、それぞれの派閥の中でも様々な考え方をするものが居ます、敵と味方を見誤らないように致しなさい」
「…殿下の御心のままに」
それは正式な王女としての下知、これを受けた以上最早この戦争から下りることは叶わず、故に終わりは2つしかない、勝つか、負けるか、状況は圧倒的に劣勢ではあるものの、シェルニエスト王女は奇跡的に鬼札を手に入れた、しかしながら鬼札は鬼札であるからして、それがどう転ぶかは未だ分からない……
手が悴んで誤操作が増えて大変です……




