英雄集えり、次代を告げるは爆雷の砲10
レヴィオンシスターズが出なかったので悲しみの更新、色々すっ飛ばしたので意外とさくっと終わった
place:第1回イベント特設マップ
「マスター、ボスでも退治するの?」
ありったけのスキルを盛り込んだ攻撃を見ていた【瑠璃花】が潤をじっとりとした目線で見つめる。
「いや、相手が強いから、取り敢えず全力で奇襲アドバンテージ活かすよね、みたいな」
「マスター、過ぎたるは猶及ばざるが如し、って言葉があるの、まさしくそれなの」
「んぐっ、いや、ほら、念には念を入れて確殺滅殺しないとさ、気付かれたら厄介だし」
【瑠璃花】の正論に苦しい言い訳をしながらも目の前の状況に途方にくれたくなる、そこに見えるのは捲れ上がった地面と数多のエフェクト、明らかに中に入った瞬間死を叩き付けられそうな嵐の数々だった。
「んー、まぁ、放置でいいや、次に行こう」
「マスター、今17時48分だから正直行っても間に合わないの、それより他のところで狩りを続けた方が効率的なの」
「いいわゆるロマンって奴だよ【瑠璃花】、ランカー狩りってのは、効率とかより優先されるべきものなんだよ」
しょうもない話をしながらも移動を続ける。
事が起こったのは17時52分、マップ中央の山中でのことだった。
「マスター、囲まれてるの、数は…9人、ランカー全員もいるの」
「ははっ、それはすごく…そうスゴくロマンチックじゃないか、最後に皆で衝突するなんて、ホント、弁えてるよ」
うっとりするように告げる潤の眼が鮮やかに染まっていく、『狂化』に必要な特殊条件は一定以上の興奮、すなわちテンションファイターのそれをシステムにより補助している、とも取れた。
理由はどうあれイベント終了間際、ランキング上位5人と実力不明の5人、合わせて10人のプレイヤーがマップの中央に揃った。
ランカー上位10人が揃ってもシステム的には分からないようになってるのです。




