英雄集えり、次代を告げるは爆雷の砲8
ある程度調子が戻るまでは不定期で堪忍して下さい、そんなにすごく開けたりとかはしないです
place:第1回イベント特設マップ
「ほらほら、『炎熱矢』」
尻尾ちゃんの前で見栄を張った都合上先に仕留めるべきは襲撃者の方であり、それを自覚する程度の理性は残っていた潤により火属性を帯びた矢を首筋目掛けて放たれ、例えすんでのところで避けられようとも戦闘地域に地形効果:延焼をもたらし、さらなるスリップダメージを稼ぐ。
「こんのっ」
猛獣のような雰囲気を纏い繰り出される刃を皮1枚隔てた所で回避し手に持つ短剣で手首の筋を切り裂く、数値として示されることの無い数値にダメージを入れたことを確信しながら後ろの刃をギリギリまで引き付けて回避する、そこに散るダメージエフェクトは襲撃者の物だ。
「ハハハハハハハっ、楽しいねぇ、もっとシよう、もっと殺りあおう!」
逆さになった世界で足を開けば胸板を撃たれ距離を離す敵達、腕の力で跳ね上がりバク転で距離を取れば再び相対する3人、延焼により受けるダメージは【瑠璃花】によるヒールで癒されていく。
暫しの静寂、少しの身じろぎが再びの開戦の合図となる、そんな空気の中動くのは現状ランカー二人、不粋な襲撃者のHPを刈り取るべく動き出す斥候と狂気の少女を斬るべく走った剣士。
「『一閃』」
剣士による胴分かつスキルを前方に倒れ込むように回避し、その勢いに逆らわず前転、低い姿勢からの蹴り上げで襲撃者の顎を打ち抜き、肩を足場に跳び上がり逆袈裟斬りを避ける。
「『連射』」
足場の無い不安定な姿勢からスキルを放ち牽制としながら緩やかに着地をする、相手の体力は分からず、自分の体力は一瞬にして消し飛ぶ、それでも有利が未だに自分にあることを確信しながら潤は二筋の紫光を引き連れて駆ける。
「『砕破』!」「『一閃』」
交差するように放たれるスキルを躱し自らの射程へ、沸き上がる衝動に身を任せ矢を放ち、スキルを放ち、加速していく、その衝動を妨げる物は何もなく、夢見心地のような快楽に溺れていった。
例えどれほど楽しくともその時は終わりを告げる、今もまた彼らとて…
「『嵐矢』、『水裂矢』、『斉射』っ」
カマイタチを引き起こす矢が、致死を撒き散らす矢が、厄介極まりない軌道を描いて放たれる、避け損ねた襲撃者を切り裂いて放たれる水の刃をカマイタチが呑み込んでいく、水裂矢の性質を得たカマイタチはありとあらゆる方向から吹き荒れ、捕らえた獲物を喰らわんと襲いかかる。
「アハ、ハハハハ、楽しかったねぇ、また、遊ぼうねぇ」
ポリゴンが爆散していくのを眺めながら笑顔で手を振る、時刻は17時34分、後に徘徊型ボスと噂された狂気に侵された化け物が解き放たれた瞬間だった。
ナ○ガク○ガの怒ったフォーム的な…




