お気楽ソロですか?
place:アルフ大墳墓(B1F)
「ふぅーっ、よしっ行くか」
リガルド達と別れたその暫く後、潤は一人でアルフ大墳墓に来ていた。
「回復アイテムもそれぞれ持ったし、矢の補充もした、しっかし[良質な木の矢]が売っていたのは嬉しい誤算だったな」
現在、NLO内に弓を使うプレイヤーは恐らく潤以外に存在せず、それにともない、NLOからは矢師が消えた状態だった、よって現在潤が矢を手に入れようとした場合、NPCの営むショップから購入することになるのであった。
そして潤が喜んでいた[良質な木の矢]は[木の矢]と比べて実に1.5倍もの攻撃力を誇るのである、それが[木の矢]の1.2~1.3倍程度の値段で買えるのである、これはもう潤にメインの矢を変えることを決意させるに十分な事であった。
「じゃ、出発しんこー」
一人だからと妙に気の抜ける掛け声と共に歩き出す潤、その今回の目的は、アルフ大墳墓のボス、だった。
◆◇◆◇◆◇
place:アルフ大墳墓(B3F)
「ん?おおー、んー?あー、まあまあかな」
先ほどから落ちたドロップアイテムに対してひたすら妙な声を上げながら悩む潤、その落ちたドロップアイテムは[鉄の矢]、[良質な木の矢]以上[最高級の木の矢]以下と言う微妙な効果を誇っていた。
「でもなぁ、明らか属性矢と相性悪いしなぁ、まぁ、保留かな」
またいつも通りに思考を放棄し、歩き出した。
◆◇◆◇◆◇
place:アルフ大墳墓(B5F)
「その矢を寄越せぇっ」
それから暫くの後、潤は[鉄の矢]を全力で求めていた、というのも特に気にすること無くドロップした[鉄の矢]をスタックしていた潤だったが、ふと48本まで溜まっている事に気付いたのだ、そして後2本あれば一締め作れる、と思い至った瞬間、先ほどまで時折落ちていた[鉄の矢]が全く落ちなくなったのだった。
「ぬぁー、物欲センサーやべぇ、完全に嵌まってた、いいや、帰りに集めよう」
それから小一時間後、ひたすらスケルトンアーチャーを狩り尽くした潤はようやく我に返った、この間手に入った[鉄の矢]は一本、どうやらもう諦めて更に下へ向かうことにしたようだった。
◆◇◆◇◆◇
place:アルフ大墳墓(奥地手前)
「よし、ちょっと気合い入れていかないといけないからな、1回休憩しよう」
ボス部屋の前まで辿り着いた潤は1回休憩し、リフレッシュした状態でボスに挑むことにした。




