パーティー募集ですか?
寒いですね、そろそろ昼間に公園に出ることにしようかと悩んでおります。
place:森林都市:ネスティア
「えっと、酒場だっけ?酒場酒場…酒場、どこ?」
掲示板によりレイドボスの現状を知った翌日、潤はレベリングとパーティーでの戦闘に慣れるという目的を同時にこなす為、パーティーメンバー募集があるという酒場を目指したのだが…迷っていた。
元より方向音痴、更には酒場への道は少し複雑となっており、本当にパーティー募集させる気があるのか、と感じる程だった。
最もそれは潤だけであり、実際の場所は表通りから一本入った程度で迷うような事は想定されていなかったのだが…
◆◇◆◇◆◇
place:森林都市:ネスティア:渡り鳥亭
「…いらっしゃい」
重たい扉を開き、ようやく見つけた酒場へ入ると、無愛想な親父が不機嫌そうに出迎えた他、何人かのプレイヤーが屯しているようだった。
「パーティーが組みたい、現在のLVは28、目的はレベリング、jobは斥候だ」
「ほう、何人か居るぜ、すぐに会うか?」
「ああ、頼みたい、どれくらいかかる?」
「そこにいるよ、おい、リガルド、パーティー申請だ」
「おお、どこに…って、あんたか、じゃあいくつか条件を詰めるか」
その場ですぐに紹介されたのは大柄な剣士職…ではあるものの、戦士といった容貌の男だった。
「で?お前さんレベリングって言ってたが具体的にどれくらいまで上げたいんだい?」
「出来ればカンスト迄、取り敢えずはレイドに参加出来る位」
「ほう、レイド参加希望か、jobは斥候だったな、使う武器は?」
「弓、ネスティア街道迄はソロ、エリアボスで野良パーティーで来た」
「そうか…で、弓っつっても、当たるのか?」
「中るからソロで来れたんだ、エリアボスもソロでいくつもりだったし」
「そうかい、なら文句は言わねぇよ、うちのパーティーへ迎え入れるぜ」
「ありがとう、それで、報酬の話なんだけど」
「いや、報酬は要らねぇよ、ずっと遠隔物理を待ってたしな」
「じゃあお言葉に甘えて、正直出費が多いからありがたい」
「ん?ああ、矢が要るからか」
「そう、それで、パーティー名とかは?」
「いや?俺らにはパーティー名なんぞ無いぞ?嬢ちゃんわざわざ野良パーティーに付けたのか」
「パーティーに臨時加入だったんだ、それと…」
穏やかに会話していた筈の潤の雰囲気が一変する。
「僕は男だぁ!」
「お、おう?悪かったな?」
「ああ悪いとも、これから2度と僕を女扱いなんてしないでくれ、僕は男なんだからな」
潤の心からの叫びにより酒場の全員が狼狽える、リガルドが狼狽えつつも謝ると憤懣やる方なしといった様子で怒りを納めたようだった。
けけけ、決して忘れていたとかじゃ無いですよ?本当ですよ?
LV:28
HP:42+()
MP:42+378(378)
STR:47+()
VIT:42+()
INT:42+()
MND:42+()
AGI:47+()
DEX:81+729(729)
LUK:5+()
保有ポイント:0
HP :252+()
MP :462+()
ATK :497+14(10+4)
DEF :106+70(25+45)
MATK:194+()
MDEF:106+()
AVO :117+()
SPD :23+()
ACU :1625+()
LUK :10+()




