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最前線ですか?

一瞬ネット上の処理の都合か書いた内容の殆どが消えて表示されてばくばくでした。

 place:森林都市:ネスティア

  「ここが現在、と言うか未だ最前線の町、森林都市:ネスティアだ、ここからそれぞれ北、南、西にネスティア街道、新道が伸びているはずだ、で、今はそこの途中か終盤か、まぁエリアボスに当たるレイドにいつまでも苦戦してる訳だな」


「ふーん、所で、何でここが最前線になってから1ヶ月も経ってるのに未だレイド攻略が進んで無いの?」


「そこまでは僕らも知らないけど、噂ではどうも超安定型の形をしてるらしくて、こけない以上弱点も狙えないらしいよ」


「魔法とかあるでしょう?あとは銃とか」


「まず銃職のやつはまだ居ないよ、遺跡で見つかった資料やNPCからの話であるらしい、ってなってるだけで、後魔法はダメ、そのレイドモンスターの魔法抵抗が高すぎて全くダメージにならない、それに魔法には弱点判定とか無いし、まあ全部噂だけどね」


「ふーん、そう言うものなんだ」


 ウルベルが町を紹介し、潤の疑問にキースが答える、たまにウィードやラクタが補足を加える程度だった。


「じゃあ、またな」


「うん、同じ町にいるんだし、また会うかも知れないけど、また」


 その後暫く雑談をした後、{ガイア}の面々とフレンドになり、彼らは解散した。彼らは一度ログアウトするそうだ。


 ◆◇◆◇◆◇


 place:森林都市:ネスティア:協会

  「ようこそいらっしゃいました、洗礼ですか?お祈りですか?」


「いや、都市間ポータルの解放をお願いします」


「かしこまりました、それではこちらへどうぞ」


「あ、いや、お布施とかは…?」


「?…ああ!商魂都市からいらっしゃったのですね、基本的に私達の協会では何かの代償にお布施を頂く、と言うことは行っておりません、全ては協会へ訪れる方の御心のままとなっております。商魂都市の協会だけは図々しくも細かいところでお布施を集めているようですね」


「そうだったんですか、ありがとうございます」


「いえいえ、我ら協会への誤解が解けたようで何よりです」


 以前のボッタクルでの出来事を思いだし、若干不快になりながらも協会へやって来た潤は、協会のシスターによる対応に随分と目を丸くした、また、協会への印象の改善に伴い、帰りに寄付しようと思うそれはまた協会の思惑の1つであったかどうかはさておき…


「こちらになります、解放後すぐにご利用になられますか?」


「いえ、暫くはここに滞在する予定なので、今のところは」


「そうですが、ここは良い所なので、ゆっくり楽しんでいって下さいね」


「はい、ありがとうございます」


 そんな風にシスターと会話しながら都市間ポータルの解放を行った潤は、最後に少しだけお布施を行ってから協会を出た。


「さて、今日はもう落ちて明日は情報集めかな…」


 そして1人で翌日の方針を確認すると、宿屋で部屋を取り、そのままログアウトしたのだった。

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