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生活モニュメント[10]

雪が積もる

作者: 袋小路 めいろ

静けさが戻って

コーヒーの香りと君の顔

疲れ気味なくせに

少し頑張って女の子を維持

その行為が可愛いから

変な悪戯はしない

二人時間の幸せは

窓越しの雪の様で

積もるだけ積もったら

溶けて

無くなるかもしれないけれど




朝の中で

二人で丸くなる

体温の移り方が

幸せの量だったりする

今の所

充分過ぎる量だね

「もう少し寝てなよ」って

声を掛けて

朝の御飯の準備

役割分担は人としての役目

恋人としての役目は別腹



シャワーじゃ寒いから

お風呂を入れて

二人で入る

外は白かった

中は・・

今はどんな色だろう

離れた後に気づく

その色は

誰かの色に近くて

誰かの色に遠くて

誰かの色と比べられ無い

甘ったるいバカップルぶりを

部屋の中に閉じ込められる

そんな幸せ



お出掛けして

買い物して

帰って来て

準備して

今日は二人だけで

グラスを傾ける

靴下をプレゼントし合う

変な行動

二人で歩く為の装備

変な論調

しなければ良かったかな

でも 見えないお揃いだから

別にそれで良いか

素直に

一緒に歩きたいと思える

まずはそこから



ゆっくり雪が降る

積もるだけ積もったら

溶けて無くなる

積もるだけ積もったら

溶けて無くなる

あなたへの想いが

積もるだけ積もったら

溶けて無くなる

別のモノに成るのかな

きっと そうなのだろう

ベッドの中の顔

繋いでる手

あっ 寝言ですね・・

シーッと

今なら確信的に思えるよ

その先の二人で作れる

一番温かいモノへ

成るのだろうと











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