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3分の1~あの夏を目指して~  作者: 一般人々
1章 一年生夏編
8/9

vs レギュラー3 「チャンスは繋ぐもの」

お久しぶりです!

久々に投稿です(*`・ω・)ゞ

秋が過ぎればもっと更新頻度は上がりどんどん話進むと思います(確信)

二回の裏


現在

ランナー1塁 佐藤


佐藤は大きくリードを取り、一塁からプレッシャーをかけている


その行動が効いているようで既に3回も牽制球を藤澤に投げさせている


(くそ、リードでかいんだよ。 これじゃあ盗塁しますって言ってるようなもんじゃねえか。でも牽制で刺せないってことはほんとギリギリにいるんだな )


「藤澤先輩! 」


悶々と考えている時に荒木に呼ばれはっとなり、荒木の方を向くと


「ランナーは俺が刺します! 先輩はバッター集中で! 」


こくっ


藤澤は頷き、佐藤に意識を集中するのをやめ五番バッターの朝田洋太に集中することにした


(よしこれでバッターに集中してもらえる。 あのでかいリードだ、いずれは走ってくるそれがいつかはわからない。 初球やった様子見も含めて外角高めで )


朝田は左打席に立っており、一塁からは見えづらいこともありランナー有利なところの為、一球は盗塁されてもすぐに二塁に投げれるように一番投げやすいコースにサインをだした


目で佐藤を牽制し藤澤が一球目投げたと同時に佐藤が飛び出した


「一塁走ったぞ! 」


(一球目からかよ… だが刺してや…)


ボールを取り二塁に投げようと思い捕球体制を取るとき、朝田はバントの構えをした


「「なに!? 」」


一塁の河原と三塁の宮間は慌てて前に出てきた


するとバットを戻し打った


ザッザッ


((エンドラン!? ))


河原と宮間は慌てて戻ろうとしたが、勢い良く飛び出したため戻るのに一瞬遅れた


キィン


打ったボールは三塁の宮間の頭上を超え落ちヒットになる


レフトの鳥谷は走りボールを取り


「3つ! ノーカット! 」


佐藤は鳥谷がボールを取りに行くうちに二塁を回っていた


(やらせるかよ )


鳥谷の投げたボールは一直線に三塁の宮間にいる向かっていった


「佐藤うちにスライディング! 」


三塁のランナーコーチに指示され、佐藤は内に飛びこみながらスライディングした


「セーフ! 」


「「「おお! 」」」


「よし! 」


「ナイラン! ナイラン! 」


「いいよいいよ! 朝田もナイバッチ! 」


(やられた… まさかエンドラン来るなんて… それにしてもうまく合っていたな。 あいつら昨日今日会ったばかりだろ? それにしてはよくタイミング合わせてエンドラン出来たな )


(なんて思ってるんだろうなあ。荒木先輩 )


∞∞∞***∞∞∞


佐藤が打席に立つ前


「朝田ちょっといい? 」


「ん? 何? 」


「俺がヒット打ったらさおもいっきりリードするから、多分警戒して初球外角にストレートで外すと思うんだよね。 たがらさもし俺が打ったらバントの構えした後エンドランしてくれないかな? 」


∞∞∞***∞∞∞


(まさかここまで上手くいくとは思わなかった。 それとコースの読みがドンピシャだった )


「チャンス! チャンス! 」


「狙い球絞っていこう! 」


「和兄チャンスだね! ここで点取って欲しいなあ 」


「ですね。 私に回れば打つのに… 誰かヒット打って私に回して欲しいですね 」


「正確には俺にだけどね 」


いつの間にか俺の体が和兄のものになってるからさりげなくツッコミ入れておいた


次の打席の安達は右バッターボックスに立ちバットを構えた


安達の体格は縦横共にでかく、佐藤とは違い長打、ホームランを狙えるバッターである


(でかいな。こいつと次のバッターは完全にパワーヒッターと考えて良いだろう。 さてとここで犠牲フライで一年チームに先制なんてゴメンだな。 ここは絶対に一点もやるか! )


荒木は守備用のサインの中で全身守備を出し、一点もやらないぞという気迫を見せた


「でかいのいらないよー! ここは犠牲フライでも1点なんだ! 」


「そうだそうだ! 無理せずいこう! 」


(そうだな。 今のところ深見は好調な様だし、1点取ってやりたいぜ。 狙いはストレート )


(一球目は低めのスライダーをストライクからボールになるコースで。 )


コクっ


藤澤は頷き一球目投げた


(ストレート!? …じゃない )


「ボール! 」


「ナイセン!ナイセン! 良く見えてる! 」


(見られたか。 インローにストレート頼みます。 ここは球威と球速重視ですけど、甘いところには来ないように頼みます。 )


藤澤は頷き二球目投げた


(ストレート! )


ボールは狙い通りインローに行きストライクがボールぎりぎりのところに一直線に向かって行った


安達はバットを振ろうとしたが振れなかった


「ストライク! 」


(いいところー… 切り替えろ。 あれは手が出なくてもしょうがない )


「うわあいいところ 」


「そうだな。 あれは手が出なくてもしょうがない 」


(ナイスコースですよ。今度はインハイにストレートで。 )


頷き三球目投げた


(うお!? )


バシィン


ボールは安達の体にぶつかりはしながったが、凄く近くまで来たのとボールの球威に押されのけぞった


「ストライクツー! 」


(追い込まれたかあ。 くさいところには全部手を出してストレート狙いは変えない )


(よしこれが決まればリードがすごく楽になる。 アウトコースにストライクからボールになるスライダー頼みます )


藤澤は頷き四球目投げた


(入ってる! カットする! )


ぶるん


バシィン


「ストライク! バッターアウト! 」


「くそお 」


「藤澤先輩ナイピッチです! 」


「「「ナイピッチ! ナイピッチ! 」」」


(ここは最悪でも犠牲フライで、ゲッツーだけはぜったいにしない。 俺の足ならゴロになったらほぼゲッツー確定だ。 せっかくのチャンスだここは1点でも取る。 )


体格としてはガッチリというより細い印象を受ける有村であるが、その理由は長い手足であるが、元々の体はしっかりしている。


(手足長いなあ。 多少外しても強引に打たれそうだな。 そういう意味じゃ悪球打ちのうまいとも考えられる。 ただその長い手足なら内はうまくさばけないだろ? インローにストレート頼みます )


藤澤は頷き一球目投げた


(ストレート! )


キィン


「ファール! 」


(捉えきれなかったか... )


「ナイスボールです! 」


(インコースボールを窮屈な感じをあんまり感じさせずに打ったな。 インコースまちか? とりあえず様子見でアウトコースのボールになるストレートを )


二球目投げた


(ストレート! )


キィン!


「ファール! 」


(ボール球だったかあ... 追い込まれたなさてストレート待ちは変えずに勝負だ )


(なるほどストレート待ちだったのか。 ならリードは左右に揺さぶってカーブでしとめよう )


荒木はストライクからボールになるにスライダーを三球目に、四球目にもストライクからボールになるシュートを使い左右に揺さぶった


「「「いいよ! 見えてる! 見えてる! 」」」


(ふうっ。 危なく振りそうになる球が多い。 そろそろストレート来そうだなあ )


(カーブ頼みますよ )


藤澤は頷き五球目投げた


(ん? )


ブルン


「ストライク! バッターアウト! 」


(くそう )


(よし流石先輩です )


「ナイスボールです 」


「ああ... せっかくノーアウト一三塁だったのに ... 」


1年生ベンチの方から誰が言ったか解らないがため息が漏れていた


「まだだぞ。 まだ2アウトだチャンスはある! 」


「そうだよまだ3アウトになってないよ! 」


「でもさ古谷はお前バッティングダメじゃなかったか? 」


「え? 」


まさかと思った


あんなにキャッチングに優れているのなら当然バッティングもと考えるのは当然なのではないだろうか


俺は恐る恐る翔平の顔を見た


すると翔平は堂々とした顔で


「おう! だからフォアボールでも何でも塁に出るから後はお前に任せた! 」


肩に手を置かれいい笑顔で言われた


因みに結果はほんとにフォアボールで2アウト満塁で俺に打席が回ってきた


「慎二いいですよね? 」


「うん。任せたよ和兄 」


俺たちの秘密兵器の一つが今使われる

選手MEMO


本日は忙しいためおやすみ致します



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