表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3分の1~あの夏を目指して~  作者: 一般人々
1章 一年生夏編
5/9

入部!

今回はすごく短いです( ノД`)…

しかし!?来週はついに試合しますよ!試合!

あれから約半年が過ぎ俺は白明高校の制服を来て入学式の会場にいた。


特に特筆したものはなく校長先生の話やお偉いさんの話がありそれをただ聞いて生徒会長の言葉と生徒代表の言葉で締めくくった。


さて懇話休題


今俺は野球部の先輩達と試合をしようとしている。


なぜこうなったのかというと時間は入学式のあと放課後に話が遡る。


俺は他の新入生の一年生と一緒に先輩達の前に横に並んでいる。


いわゆる新入生に自己紹介をさせようとするやつだ。


今年は20数名の新入部員がいて、それぞれ地元では名の知れた人がちらほらといた。


「よし全員集まりましたね。 ではこれから新入部員達に自己紹介してもらいましょう 」


監督にそう言われ新入部員は右端から自己紹介をしていっている。


ちなみに俺は真ん中辺りにいる。


「岩垣西から来ました 古谷 翔平です。ポジションはキャッチャーですよろしくお願いします 」


俺の隣の自己紹介が終わり俺の番がきた。


「三影中からきました 深見 慎二です。ポジションはピッチャーをしていましたよろしくお願いします 」


「深見? あいつか監督が直接スカウトしたってやつは」


「まあ、どれだけやれんのかわかんないけど今年のレギュラーは渡さないさ 」


あれなんか先輩達の方が騒がしくなってる。


なんでだ?


「はい静かに 」


風間監督が手を叩いて喋っているのを止めた。


「慎二はさっそく有名人ですね~ 」


「和兄今までどこいってたのさ? 」


「ちょっと校内散策を。 三木に付き合わされていました 」


「そういうことだよ。 いぇい 」


そういって三木は手をピースにして笑顔でいた。


「よし全員終わりましたね 」


どうやら俺達が話している間に自己紹介は全員終わったようだ。


「では私から一言。 皆さんはっきり言いますここでは完全実力主義です。 一年生だろうが三年生だろうが調子が良ければ使います。 実力があれば一年生から遠慮なくスタメンだろうが一年生でもエースとして使っていきます。 二、三年生は今まで以上に先輩としてお手本と下級生に負けないと言う強い気持ちを、 一年生は先輩がいるからと遠慮せずどんどん向かっていってください。 私は実力があれば誰でも使っていく気でいます。 各々その事を忘れないように! 」


「「「はい!!!」」」


この宣誓は二、三年生には気の引き締めを、一年生には希望を与え選手全員のモチベーションを上げることを十分にできていた。


「やはりここを選んで正解でした。 風間監督の完全実力主義これが私たちがレギュラー取る一番の近道ですからね。 」


「和兄すごい自信だね。」


「何言ってるんですか? 私達三人で目指せばいけます。 それにあの半年の練習忘れましたか? 」


「いや、覚えているよ... 」


あのときはホントに辛かった...


「なら、自信を持ちましょう!」


「うん。 そうだね! 」


「さて、では恒例の一年生対二、三年生を明日やります。 この試合の活躍でもレギュラー選考にしっかりと入れるので真剣にやるように。オーダーと対戦相手は明日言い渡すので。では解散 」


「え?いきなりかよ? 」


「しゃあ! アピールのチャンス! 」


それぞれ一年生にはいきなりの先輩との試合に驚く者、良い結果を残して監督にアピールしようと思っている者など様々いるが、概ね好意的に受け止められている。


流石は名門校に来たやつらである。


因みに俺は後者の考えて方でこれ以上にないアピールとレギュラーとして這い上がるチャンスはまずないと思っている。


「明日絶対いい結果を残す 」


誰に聞かせるでもないが、自然と呟いた一言は慎二が野球に真剣になっているということと気持ちが前に向いていることの何よりの証明である。


慎二のモチベーションは今最高潮に達しそうだった。


「何テンションあげすぎてるんですか、それは明日に取っておいてください 」


「あ、はい 」


そしてテンションは一瞬にして下げられた。

対抗戦の先輩視点


「さあ、始まったな 」


「ああ。 実力の差と言うものを見せてやるぜ 」


「ていううか深見だっけか? あいつのボールぜってえスタンド運んでやる 」


「なら俺は全打席ヒット打つから 」


どうやら慎二が一番の標的になったようだ...。


*慎二がこんなに目の敵にされる理由

今まで何人も監督が声をかけて集めた人はいるが、監督自身が1から見つけて出向いてのスカウトは初めてなためだからです。

つまり嫉妬とそこまで実力があるのか見極めたいと言うことですね。


次回予告

ついに慎二の持ち球が明らかに!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ