俺らの目標は決まったぞ!
どうもこんにちは(・∀・)ノ
この間久しぶりに野球をして、変化球投げたら次の日肩が筋肉痛でした。
運動不足を感じる今日この頃でした。
よく幽霊を見ましたとか、変な声が聞こえましたとか、そんなことをテレビで放送しているがどうせ見間違いや目立ちたくての嘘だと思っていた。
だってそうだろ? 普通幽霊見えるぞ! なんて言っても誰も信じないし、 むしろこいつ大丈夫か?って雰囲気なるしさ。
しかし今俺はその人達に全力で謝りたい。
なぜなら俺も今幽霊を見てるからだ。
し・か・も和兄と三木のおそらく成長した姿を見ているからだ。
幽霊が成長なんて考えられるか?いや考えられない。
「そっか、 俺疲れてるのかな? ははは... 」
「何を言ってるんですか? ほんとに私たち慎二の目の前にいますよ 」
「そうだよ慎兄。 俺ら幽霊になったんだえへへ 」
そういって三木の幽霊は鼻の先を掻いている。
「その鼻の掻くときのえへへという癖は三木の癖だ 」
「だから俺なんだって! 」
「いや、 信じられるか。 俺が疲れてるだけだろ? 」
「はあ、 仕方ありません。 慎二あなたは小6の頃に気になってる子に告白しようとしてそのときにあまりに緊張し過ぎて周りが見えなくて飛んできたボールがどことは言いませんがクリーンヒットしてうずくまってるのをその子に見られて笑われ... 」
「わーわーわー、 何で知ってるんだよ!? 二人は知らない秘密なのに! 」
俺の黒歴史を知ってるとはまさか... 一人頭を抱えていると和兄は眼鏡の真ん中を人差し指でくっと上げた。
(あ、 今ドヤッってなってるときの癖だ。 )
「その時を丁度見たから言ってるんですよ。 まあ、 可哀想だから黙っててあげたんですけど私達が本物だと証明するならこれが良いかなと。 」
「ううう... 確かに証明になるね 」
「なら、認めますね? 」
「うん。 二人は確かに和兄と三木だよ 」
「最初から認めればいいんですよ 」
「そんな簡単にはいそうですかと信じられるかい! 」
なんかこういう話し合いが懐かしいなあと思っていると
「さて、慎二白明に行くんですよね? 」
「そうだけど、 何で知っているの? 」
「ふっふっふっ~俺らさ実は昨日からここいたんだ! 」
「は~!? なにそれ!? 俺昨日気付かなかったぞ。 」
「それは多分けがのことで頭が一杯だったのでしょう。 さてとここからが本題です。」
そういうと和兄の雰囲気が変わった。
真面目になるときの合図だ。
(なんだろう? いきなり真面目に話すことって?)
「慎二は白明に行くってことは本気で甲子園目指してるんですよね? 」
俺が「うん」とうなずくと和兄は「よろしい」と笑顔で首を縦に振っていた。
「実はですね私達も甲子園行きたいので協力します。 」
「協力? どうやって? 」
「こうするんだよ! 」
三木はいきなり俺に突っ込んできた。
俺はとっさの反応で手を前にだし守るような体勢になった。
手をどけると俺の姿が見えていた。
「なんだ、 なにも起こってないじゃんか。 ただ俺の姿が見えるだけで... ん!? 」
(自分の姿が見える!? いやいやいや、 まてまて、 普通一人称なら自分の姿は見えるか? いやFPSとかでも見えないよな? え? これはどういうこと? )
「ふっふっふっ、 驚いてる驚いてる。」
俺の姿をした三木は手を口に当てイタズラが成功した子供のように笑っている。
「実はですね人の体を制限はありますが、 一時的に借りることができるのです。これでいいですよね? 」
「あ、うん 。」
もう既に理解が追い付いてないが俺の体を三木が使ってることだけが分かってる。
「まあ、 しかし体動かせるとかと言ってすぐに動かせるわけでは有りません。 練習頑張りましょうね。 」
「いや、 俺さ怪我してるし... 」
言外にえ?やるの?と言っていると
「大丈夫です。 三木は左投げで私は右投げなので練習する必要はなく筋トレで大丈夫です。 」
「和兄がこういいだしたら聞かないし、 僕も久しぶりにボール投げたいからよろしくね。 」
三木にまでいい笑顔で言われてしまい、俺の残りの高校入学までの最初の数ヶ月は恐ろしいほどの筋肉痛に襲われた。
読んでいただきありがとうございます(*´ω`*)
後もう1話いくと遂に試合が始まります!




