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第一話「出会い」

明くんに訪れる、初めての「出会い」です






よろしくお願いします。

第一話「出会い」

ここ、山豊高校に来た初日がそろそろ終わると思われる時。この学校での最初の出会いが起きた。


教室での俺の机は、幸いにも窓側の一番後ろというそれなりにいい席を手に入れた。この席になれたのは転校生の特権だと先程の熱血先生が語ってくれた。

そんな密かに気に入りだした席で帰る準備をしている俺に三人の男の子が声をかけてきた。

「よっ!転校生♪」ノリの良さそうな好青年と、

「おい。いきなりよっ!はないだろ」それに慣れた口調で突っ込みを入れるイケメンと、

「まあまあ。大樹君らしくていいじゃない」一瞬、女に見えるくらい気の弱そうな男の子。

その三人の後ろには、隠れている(そういうにはほど遠いが)クラスの人達を見えるかぎりこの三人がクラスの代表らしい。

「あぁ〜と・・・・・自己紹介・・・した方がいいのか?」俺に話し掛けてるのに三人で盛り上がりはじめているようなのでこっちから聞いてみた。

「いや。こっちからしよう。前田大樹(まえだだいき)だ。よろしくな」好青年=前田大樹は、汚れの一切ない笑顔で握手を求めてきた。

「よろしく」とりあえず握手を受けておこう。

「自分は加賀村総司(かがむらそうじ)という。よろしく」大樹の突っ込みをしていたこいつは、どう見ても頭が良さそうだ。なんかこう・・・・・眼鏡をかけたらかなりのインテリ系なりそうな感じだな。「あっ!えぇ〜と・・・林隆太(りんりゅうた)って言います。よろしくお願いします・・・」大丈夫か?この子・・・・・。驚かしたら、ぶっ倒れるんじゃね?

「こいつは、すごい特技があんだぜ」大樹がまるで自分の事のように語りだした。

「驚かせると、ぶっ倒れるんだ!」予感的中!?

「ウソだけどな♪」・・・・・バコッ!

「テメ・・・・・始めて会ったのにいきなり叩くか普通」しまった。なんとなく叩きたくはなったけど本当に叩いちまった・・・・・。

「悪い。なんとなく叩きたくなってな」悪い事をしたら謝る。常識・・・・・だと思う。

「まぁ、こっちもその方が何かと楽だしいいか。よろしくな。てん・・・・・じゃなくて・・・」

「萩原明だ。こちらこそよろしく。」







こいつらと知り合って分かった事は、別にこいつらがクラスの代表じゃなくただ「転校生」に興味を持った、野次馬だった事だ。

「ここが音楽室。明は、選択なんだっけ?」あの自己紹介の後。三人は、俺の学校まわりに付き合ってくれた。

「音楽だ。一応ギターをやっててな」別に隠すことじゃないな。

「明は、ギターかぁ。確か隆太がやってんのは・・・」

「ベースだよ。ギターはどうも出来なくてね」

「実は、俺もベースだけはどうも出来ないんだ。なんかこう・・・イライラするしな」

「転校生の萩原くんが君みたいな子でよかったよ」さっきまで黙って何か考え事をしていた総司が口を開いた。

「そういやぁさっき廊下でもそんな事言ってたけど、お前等が野次馬だった事となにか関係があんのか?」

「明って以外に人見知りしないタイプか?」

「隠してもどうもならないし言ってみればどう?」隆太君。その台詞はあまり使わないほうがいい。まるで言っちゃいけないけど言いたいみたいに聞こえるから。

「ここでは、ダメだな。近所の公園まで行こう」つい先程までボケ倒していた大樹が急に真面目な顔になった。

「ただ事・・・ではないみたいだな」







公園は、いつもそうなのか驚くほど人が居ない。

「まぁ、座りたまえ」俺等四人は、公園の途中にあったコンビニでそれぞれ、おやつ的な物を買っていた。因みに俺は、ちょっとしたスナック菓子だ。

「んで、わざわざココまで来たんだ。あまり聞かれたくない事何だろ?」ベンチに座りながらなぜか座らずにまわりをキョロキョロしている三人に俺は、話し掛けた。

「聞かれたくない事と言うよりかは・・・・・とにかく中身を話したらわかってもらえると思う」三人の中で一番語りがうまいであろう総司が静かに語りだした。

早めに第二話を書き上げたいと思っています

これからも明くんともども追夢叶秋(おいゆめとあき)をよろしくお願いします

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