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ウサギとカメ

作者: 蟹地獄

ある日、未来の世界でウサギとカメの子孫、メカウサギとメカカメがレースをすることになった。メカウサギは最新のテクノロジーを駆使した超高速マシン。彼は自信満々で、スタートラインに立った。


「今日こそは勝つぞ!」とメカウサギは宣言した。対するメカカメは、重厚な装甲を持つロボットだが、エンジンは少し遅め。彼は静かの合図と共に、メカウサギは一瞬で視界から消えた。彼はあまりの速さに風を切り裂き、周囲の景色が流れるように過ぎ去っていく。しかし、メカカメは焦らず、じっくりとペースを守る。


メカウサギは途中で「こんなに速いなら、ちょっと休憩しても大丈夫だろう」と考え、道端のカフェに立ち寄った。冷たいドリンクを楽しみながら、彼は「カメはまだ来ないだろう」と高をくくっていた。


一方、メカカメは着実に進んでいた。彼は「遅いけれど、確実にゴールに近づいている」と自分に言い聞かせ、着実に走り続ける。


しばらくして、メカウサギがカフェを出ると、驚愕の光景が目に飛び込んできた。メカカメがゴールに向かって、ゆっくりとだが確実に進んでいるではないか!


「まずい!急がなきゃ!」と慌てて走り出すメカウサギ。しかし、彼の速さはもはや無意味だった。メカカメがゴールテープを切る瞬間、メカウサギは目からレタスが飛び出した。

そしてその目でメカカメの背中を見つめるしかなかった。


結局、メカカメの着実な努力が勝利をもたらしたのだった。

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