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元気の源なのかもしれない

緊張してよく眠れなかった気がする。


ふと目が覚めてスマホの画面を見ると8時半。アラームが鳴るまであと1時間あった。

「二度寝したら、遅刻確定だしな。」

そうつぶやくと寝たい気持ちを抑えて、ベッドから起き上がる。


「なんかあったっけ。」

冷蔵庫を開けて、中を見てみる。

卵が半パック分と、納豆1パックそれと辛口のビール5缶。

それと、戸棚の中にパックのご飯が1つだけあった。

「ラッキー。また買わなきゃだなぁ」

隣にあったインスタントの味噌汁の素をとるとマグカップに入れる。

ケトルで湯を沸かし、電子レンジでご飯を温める。


レンジでくるくると回るご飯を眺めていると、LIMEの通知音が鳴った。

「おはよう。よく眠れた?今日も頑張ろうね!」

同期のえみからだった。

「えみも早起きだね!」

「そうなの。緊張しちゃって。」

「頑張ろうね!また、会場でね。」

お湯が沸く音がした。マグカップに熱湯を注ぐ。

お湯が掛かって溶け出した味噌の香りにうっとりしていると、

電子レンジからリズムカルな音が鳴ってご飯を取り出して茶碗に移す。

茶碗とマグカップ、卵と納豆パックと箸をコーヒーテーブルに運ぶ。

「いただきます。」

ご飯の上に生卵と納豆を乗せた卵かけ納豆ご飯にしてご飯をかき込む。


お腹がいっぱいになって皿洗いが済んだ頃、止めておいていなかったらしいスマホのアラーム音が鳴った。

アラームを止め、洗面所に向かう。

ふと鏡にを見る。

いつもより顔が疲れていないように見えた。

もしかして、朝ごはんを食べただけで、満足しちゃったのかと。

なんて単純な生き物なんだと自分を見て笑ってしまった。








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