第51話 「神世界・神々集結」
ミカド達はマナに連れられ神世界の扉を潜り
真っ白の空間の中で立ち止まる様にマナに言われ
立ち止まると、扉が閉じて直ぐに真っ白の景色が
フワッと晴れて行き、目の前には真っ白の何も無い
広大な大地に大きな社が建っていた。
「す……すげぇ……」
ミカド達は立派にドンと構えている神宮に
圧巻されていた。
「ここが神々の住んでいる神宮だよ!
厳密には神々が集う場所だけどね!」
「ここで戦うのか」
「戦う場所はまた別の所!案内するね!」
マナに連れられ神宮を案内される。
神々の集う間が大半を占め、客間や食事場などがあり
戦闘の映像を映し出す待機所もある。
待機所からは十三の扉に繋がっていて
その先には一人の神につき専用の空間が設けられ
その空間に繋がっているのだとか。
神々との戦いはその専用の空間の中で行われる様だ。
「で、今回はここで戦ってもらいまーす!
あれ?まだ来てないみたい」
専用の空間で戦うと言いながら何故か
今回に限っては神宮の中心に位置する
開けた中庭で戦うらしい……。
そして、神々の到着はまだの様だ。
「みんな来るまでルール説明するね
アンユに少しは聞いてると思うけど」
アンユが前に言っていた通り人類と神々との戦いは
正々堂々一対一で必ず行う事。
対戦の組み分けは一人一人の持つ属性の
優劣に関係なく神々側が選び、指名された者は
強制的に戦わなければならない。
戦闘を放棄する者はその場で
始原神の意向により消されてしまうのだとか。
マナがルール説明が終わる頃ちょうど
神々が神宮に集い出す。
「おっマナ!お久~!!君達が今回の生き残りね~
うんうん!強そうだね!」
彼女は『癒安道楽ツヅミ』一般男性よりも
かなり身長が高めで魅入ってしまう様な
美しいプロモーション。神と言うよりも
半妖よりの姿をしいると言うより半妖の様だ。
マナに言うには人でも鬼でも半妖でも
関係なく神の座に着くことは出来るらしい。
「やっほー!お待たせー!」
彼女は『流水天鬼スイカ』容姿は完全に
無邪気な子供その見た目から強さは全く測れない。
「すまない!待たせたか?なんだ!
まだ全然来てないな!」
彼は『火炎猛虎エンコ』好青年そうな容姿で
ようやく神様っぽい神がやってきた。
「待たせた」
彼は『摩天旋嵐シクム』寡黙そうな人で
なぜか険しい顔でこちらを見ている。
どうやらその表情がデフォルトらしい。
「おーまーたーせー!!ごめんねー!!
よかった~まだみんな揃ってなかったんだ~」
彼女は『電雷鳴鳴ミミミ』なんだかとても
フワッとして可愛いオーラを放っている。
神と言うよりアイドル感が強い。
「ご、ごめん……なさい……遅くなりした!」
彼女は『呪怨狐火ミマナ』確実に半妖と分かる。
ハオリと同じ狐耳を生やしているから。
目元を前髪で隠しているが口元で慌てている
表情が容易に分かる。
「ウオォォォォウ!!!!」ドーーーンッ!!!!
「待っていたぞッ!!この時をッ!!!!」
何だか凄い勢いで登場した彼は『獄門無嶽ランゴウ』
ほぼ裸で野生味に溢れている神と言うよりゴリラだ。
「お待たせしました」
急に場が凍てつき寒気がしだす。
彼女は『一凍錬鬼サク』一人明らかに
レベルが違う気がする程のエネルギーを感じる。
登場するだけで場を凍てつかせているせいか
他の神達から冷たい視線が飛んでいる。
「わざわざ来てやったってのに
テメェーら何白けてんだゴラァ?」
彼は『岩山剛打マグノミ』サクのエネルギーに
全く動じない彼もまた他の神達よりも群を抜いた
力を持っているのだろう。そしてリーゼントだ。
「いやぁ~ごめんごめん!さっきまで寝てて~、
だいぶ待たせたかなぁ~?」
寝坊男がカズイチに視線を向ける。
「おっ?遂に来たね!楽しみだ」
彼は『予眼閃凡クセツナ』なんだかすごく
見た目と言い、口調と言い、カズイチに
よく似ている神様だ。
そしてしばらく待ってようやくもう一人。
「ンフフフ……もう皆さんお集まりで……」
登場して早々に他の神から嫌悪感を
飛ばされている彼は『冥界怪僧ゴリョウ』
全身黒いローブに包まれていて身をかがめているのか
かなり小さく感じ、怪しさ満点の神が来た。
「みんな揃ったね!」
みんな揃ったという言葉にミカド達は疑問に思った、
十三の神々と言う割には十一人しか姿がない。
マナが言うには問題なし全身いると言う。
ミカドは深く聞くのは辞めた。
そして、早速組み分けが始まる。
火炎猛虎エンコ 対 山剛バクマル
流水天鬼スイカ 対 轟鬼ジン
電雷鳴鳴ミミミ 対 愛美希ミナト
岩山剛打マグノミ 対 夜勝刃ユウシン
癒安道楽ツヅミ 対 血刀泉鬼ウタカタノヒメ
摩天旋嵐シクム 対 白地イチロ
一凍練鬼サク 対 呪幻狐舞ハオリ
予眼閃凡クセツナ 対 竹ノ獄クニトモ
冥界怪僧ゴリョウ 対 炎狂飢鬼ユキマサ
獄門無嶽ランゴウ 対 八蘇木ミカド
呪怨狐火ミマナ 対 陽山河神瞳院カズイチ
ミカド達は緊張の面持ちでいると何故か
食事場に案内されさっきまではテーブルに
無かった豪華な料理が置いてあり
急に神々とのお食事会が始まった。
異形との戦いに明け暮れた者達を労い
三日間しっかりと食事を休眠を取らせ
更にはこれから倒そうという神々との
親睦を深めるのだとか。
神々との食事はとても楽しいものでは無い
気さくに振舞ってくる神もいるがやはり
強者の圧に冷や汗を垂らさずには居られない。
しかし三日目ともなると神の圧力に
慣れ始めているのか窮屈は感じなくなっていた。
――三日目・夜――
ミカド達は最後の豪華な夕食を終えて
寝室にていよいよ明日が決戦の時と鼓舞し合う。
ミカド達は少し余裕も出てきたのか、
神々に対して神も思ったより大した事なさそうだと
冗談を言う様になっていた。
現に圧力を感じるもアンユやカムユに比べると
あら方の神達は大した事無さそうだと感じていた。
一凍練鬼サクや岩山剛打マグノミの様に関して
全くそんな事は無かったが。
ミカド達はしっかり最後の休息を取り明日を迎えた。
決戦の日当日、ミカド達と神々は広々とした
中庭に集合し睨み合う……。
いよいよ戦いの火蓋が切られる。




