【6-6】賽は投げられた!
月末の全社会議の日が来た。
朝早く、社長派の三部長が社長室に集まっていた。
「いつだ? ヘブンスのは?」
「明日の10時です」
昨日、ヘブンス専務がヘブンス社長に退任要求を突きつけたところ、社長は退任を受け入れ、円満に事は済んだ。
明日、それが世間に発表される。
業界一の会社の政権交代。いろんなものに影響が出るだろう。
そして、マスコミが有る事無い事騒ぎ立てるに違いない。
親戚関係にあるLOTUSも無傷では済まないかもしれない。
だけど社長は抜かりがなかった。LOTUSの知名度アップを菊地さんと目論見ながら、
マスコミには悪い情報が出ないよう、事前の根回しをした。
「今日中に久田を潰すぞ。だからな」
小池部長は社長の肩を叩いた。
「今日だけは何があっても、本当のお前はダメだ。クールモードでいろ。いいな」
「はい。分かってます」
寺田部長が穏やかに安心させるように社長に声を掛けた。
「久田に天下は取らせません。安心してください。しかし、油断大敵です。御用心を」
「はい。肝に銘じます」
浅井部長は先代社長の写真を見て眺めてぼやいている。
「お前さんが人を疑わなかったせいで、始末をしなかったせいで、健一が今こんな目にあうんだ。
可愛い息子だろう? 草葉の陰で、助けてやってくれよ……」
小池部長が、浅井部長に言った。
「俺らにも責任はある。もっと早く久田の性根を見極めるべきだった……」
「……そうだな」
二人を眺めてると、寺田部長から声を掛けられた。
「梅村君。君たちは、絶対に私たちみたいになってはいけない。いいですね?」
小池部長も便乗してきた。
「お前は健一に一番近い。死ぬ気で健一を守れ。部長命令だ」
途端にクールモードの社長が怒った。
「小池部長、パワハラです。やめてください。
梅村、絶対に死ぬ気なんか出すんじゃない。社長命令だ」
やっぱり旦那さんに引っ張られてる。
でも、社長命令は絶対。
「……かしこまりました」
いよいよ、久田専務との直接対決だ。
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会議が始まり、社長が冒頭から切り出した。
「久田専務。専務の職を辞しLOTUSを去っていただきたい」
総務部、経理部の部長が声を上げた。
「社長。横暴です!」
「社長! いきなり解雇通告とはどういうことですか!」
久田さんが顔色一つ変えず二人を宥めた。
「社長の言い分を聞いてからにしましょう」
そして言い放った。
「私は、貴方に社長を辞めていただきたい」
社長は冷静だった。
「貴方が社長に就任する。ということですか?」
「はい。もちろん」
社長は久田さんに先手を譲った。
「私が代表取締役社長として不適任である理由を、まずは伺いましょうか、久田専務」
社長に探られて痛いものは無いに等しい。
強いて言うなら、俺のスパイ事件くらいだ。
……でもあれは、久田さんにも諸刃の剣のはず。
「LOTUSは江戸の昔、蓮見屋から始まった。名前を二度変えたが、ずっと同族経営です。
貴方の代になってから、会社の私物化が度を過ぎている」
なにを言う気だ?
「私物化、とは?」
社長がそう聞くと、久田さんは苦笑した。
「ご自覚がないとは…… まぁいい。教えて差し上げましょう」
久田さんは原を顎で指した。
「まずは、親戚をコネで入社させた……」
表向きは、だ。
原はちゃんと段階を踏んで入社してる。問題なし。
……親戚は嘘だけど。
「新卒が取れない状況が続いているのにも関わらず」
……は? 何を言う?
社長が反論した。
「新卒採用の計画を潰し続けたのは貴方だ」
久田さんが反撃した。
「非現実的な計画だから却下したのです。
そう言うことは、まともな計画を作ってから仰るべきだ。
……もう時すでに遅し、ですがね」
総務部部長がそれ見たことかと言う顔でニヤニヤしている。
腹立たしい。
「次に、交際されてる白石学園御令嬢、近い将来の社長夫人でしょうが……」
百合子さんを槍玉にあげるなんて……
「プライベートの話を混ぜないでいただきたい」
「公私混同は貴方でしょう。
経営会議と称して、業務時間内にデートを重ねているだけではないのですか?
事実、なんのプロジェクトか全く報告をあげてこないところを見ると……」
社長は毅然とした態度で言い切った。
「私利私欲に走り、背信行為をとり、この会社に不利益をもたらした貴方に明かすつもりはありません」
久田さんは鼻で笑った。
「内情を知ってるのは、社員の中では赤城ですか? 白石学園御令嬢の御親友ですからね」
ジトッと赤城さんを見た久田さんを俺はついつい睨んでしまった。
その俺の反応を見てニヤッと笑った久田さんに、身の毛がよだった。
「それと…… 大変可愛がっていらっしゃる、貴方の秘書……」
何が言いたい?
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「ヘブンスから派遣された、スパイかもしれないのに……」
社長は声を荒らげた。
「スパイではない!」
不味い。これは挑発だ。
社長が次の言葉を言う前に、小池部長が怒鳴った。
「お前だろうが! ヘブンスからの秘書派遣の話を持ってきたのは!」
「提案を受け入れ、梅村を選んだのは、社長です」
これ以上踏み込むのはこっちも危険だ。小池部長もしっかりわかってる。
「もういい。この話は終わりだ! 一年半も前の話掘り返してもしょうがない」
でも、久田さんは終わらせなかった。
「一年半か…… 少しは成長が見られると思ったのに、全くだ」
言い返せない。本当だから。
「お前、人の部下にケチつけるんじゃねえぞ!」
怒鳴る小池部長を適当に遇らう。
「私が言ってるのは、秘書の業務。
こんな未熟な無能な秘書を、社長はどうしてそこまで可愛がるのでしょうねぇ」
社長がまた怒鳴った。
「私の社員たちを侮辱をすることは許さない!
あなたのような人間に、我が社の専務どころか社長など任せられない!」
まずい、冷静さを失いかけてる。
久田さんはメガネを右手でぐっと上げ、怯まず続けた。
「やはり、お姉様がヘブンス専務夫人だけあって、何かヘブンスに弱みを掴まれてるんでしょうか?
それとも……」
ニヤリといやらしい笑みで社長を挑発する専務。
社長は今にも怒鳴りだしそうな恐ろしい顔で睨みつけている。
まずい……
咄嗟に、かかってきてもない電話に出るふりをし、緊急を装うフリをした。
「社長、ニシ薬局社長様からお電話です」
久田さんに怒鳴られた。
「会議中だ。後にしろ!」
「しかし!」
寺田部長が助けてくれた。
「重要顧客様です。梅村君、優先するように。社長、電話応対をお願いします」
社長を事務室から連れ出した。
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社長室へ退避。
「……電話は?」
そう俺に聞く社長に、頭を下げた。
「……申し訳ありません。嘘をつきました」
「は?」
氷のように冷たい声に足がすくんだが、ぐっとこらえる。
「社長が冷静さを失っておられたので、連れ出しました」
社長はまだ気が立っていた。
「腹が立った。許せなかった。お前を侮辱されることだけは特に!」
……ダメだ。
「社長。貴方が守るのはこの会社、社員です! 私は……」
「お前は私の秘書だ!」
旦那さんに引き摺られてる。
「今すぐ旦那さんを眠らせ、旦那さんの感情を封じてください!」
「朝からやってる! わかったから、頭を冷やす! 少し待ってくれ!」
社長はソファーに寝転がると、目を閉じた。
……なんて言った?
……朝からやってる?
……旦那さんを封じても、旦那さんの気持ちに引き摺られている?
……もしかして。
……もしかして、久田さんを乗っ取りつつある番頭みたいに、旦那さんもそのうち社長を乗っ取るんじゃないか?
……そしたら健一さんが居なくなる?
怖い。
もしかしたら、俺だって、梅吉に乗っ取られるのかもしれない。
怖い。
健一さんがいなくなる、俺が俺で無くなる……
怖い。
ダメだ、今こんなこと考えたら。
社長を秘書として守らないと。
私情は捨てないと。
「翔太、大丈夫?」
気づくと、社長に顔を覗かれていた。
「大丈夫です」
「……なにが怖い?」
「いえ……」
気取られたらいけない。
「俺は久田が怖い」
よかった。気付かれてない。
「でも、みんながいるから、翔太がいるから頑張れる」
ニッと笑った笑顔。
闇に囚われそうになってた心が、暖かくなった。
「行こう。久田を倒しに……」
社長に付いて、事務室へ戻った。
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「おう。戻ったか。久田潰しといたぞ」
ドヤ顔の小池部長に迎えられた。
久田さんの様子を伺うと、ウンザリした様子で眼鏡を取って目頭を押さえている。
何したんだ?
松田先輩に耳打ちされた。
「……口喧嘩だ。お陰で久田がイライラ通り越して疲れてるのは間違いない」
「……ありがとうございます」
戦いが再び始まった。
久田さんは社長の細かい所をいちいちあげつらい叩いた。
たまにする車通勤の危険性、ほぼコネで回してるCM戦略、会議以外で下に降りてこないコミュニケーション問題……
でも、社長は久田さんの攻撃を全て交わした。
ただ社長が気に食わないから、文句を言ってるだけな気がする。
社長の決定的な欠点とその証拠が、見つけられなかったからだ。
いつかはネタが尽きる。
久田さんが弾切れになったのを確認すると、社長は全社員に投げかけた。
「皆さんに問います。私が代表取締役社長として不適任であり、
久田専務を社長とし我が社を委ねるべきだと思う方、挙手をお願いできますか?」
事前に把握していた通り、経理部部長と総務部部長、彼らの息のかかった社員が数人手を上げた。
でも、その数は予想より少なかった。
社長の仲間を増やす作戦を地道に続けてたけど、その効果は少し出たんだろうか?
こんな俺でも、ほんの少しでも社長の役に立てたんだろうか?
「お前の負けだ、久田!」
ドヤ顔で言い放つ小池部長。久田さんは鼻で笑った。
「……わかりました。しかし、専務の座を降りるつもりはありません」
予想通り拒まれた。
「先代社長の時からずっと身を粉にしてこの会社のために働いて来たのに、あんまりでは無いですか? 社長」
よくもそんな事言えたもんだ。
また食ってかかろうとする小池部長を制し、社長の反撃が始まった。
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「貴方は長年、私利私欲に走り、背信行為をとり、不都合な情報を隠蔽し、この会社に不利益をもたらした。よって専務を辞し、この会社から去ってもらいたい」
「……と言われましても、身に覚えがございませんが」
久田さんは悪びれる様子もない。
「では、まずは罪状を挙げましょう」
・反社勢力との繋がり
・贈収賄
・横領
・パワーハラスメント
「その証拠は?」
途端に小池部長がキレた。
止めに入る浮田課長を振り切って怒鳴る。
「おめーのネチネチした陰湿な社長いじめとは違うんだ!」
その通り。全てに明確な証拠がある。
「まずは、反社勢力との繋がりですが、写真と警視庁組対からの情報があります」
暴力団関係者と久田さんが密会してる様子を撮った写真。
社長の組対にいる後輩のかたからの情報。
久田さんは何も言わない。
社長が続けた。
「贈収賄、こちらも写真と金銭の動きの記録が有ります」
関東に進出し始めたドラッグストアの社長と、久田さんが料亭から出てくる所を撮った写真。
LOTUS下請工場の社長が何やら久田さんに手渡してる写真。
両方、探偵の池辺君の手柄。
久田さんは、焦った様子も起こった素振りも見せない。
横領の話に移った途端、久田さんじゃなくて、経理部部長の落ち着きが無くなった。
山川課長が分かりやすく横領の全体像を証拠を交えて説明をしてくれると、経理部部長は山川課長を睨みつけて言った。
「山川、お前……」
山川課長は鼻で笑った。
「隠し通せる気でしたか? 前々からおかしいと思ってたんですよ、面倒な仕事は全部私に押し付けるくせに、専務から上がってきた書類は『俺がやる』ってご丁寧に全てご自分でやられてましたからねぇ」
経理部部長は助けを求めるように久田さんを見たけれど、反応無し。
すると、なりふり構わず土下座した。
「社長。私は、久田に脅されてやっただけなんです!私は悪くない! 悪いのは久田だ!」
悲しげな表情を浮かべる社長。
「訴えるつもりはありません。しかし、この会社からすぐに去ってください」
寛大な措置。生気が抜けたようになった経理部部長を山川課長が椅子に座らせようと手を貸したのに、その手を払い除けた。
そんな様子を久田さんは何も言わずただ蔑んだ目で見ていた。
金と欲望だけで繋がっていた虚しい関係だったんだろう。
パワハラの証拠は、俺が久田さんから受けたメールと、俺が撮った音声。
久田さんは社長の目を盗み俺を睨みつけ舌打ちした。
最初からわかってたんじゃ無いのか? 俺が絶対に久田さんに従わないって。
なんでこうも俺を目の敵にするんだ?
『……番頭さんに引き摺られてるからや。気をつけなはれ』
朝から寝ていた梅吉が起きてそう呟き、また静かになった。
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全ての証拠を突きつけ終えると、久田さんは笑みを浮かべ気の無い拍手をした。
……なんだこの余裕の態度は?
「よくできました。お父様譲りで、金とコネを使うのが本当にお上手だ。
……そのせいで、蓮美製薬は経営が傾きましたがね」
今度は社長のお父様の話で挑発。
卑怯な。
「違う!」
挑発に引っかかった社長。さらに久田さんは追い込もうとした。
「私がこの会社を立て直そうと努力していたのに、貴方のお父様は私を拒否した。
……あんたのようなボンクラを社長に据えた」
山川課長が社長を宥めて止めた。
そして挑発仕返した。
「久田専務。貴方が言いたいのは、未練タラタラな社長のお姉様の舞さんでしょう?」
効果があった。
久田さんは机を叩いて怒鳴った。
「黙れ! お前こそ!」
今日一番感情を剥き出しにしている気がする。
「は? 私は今度ニ人目が生まれる父親ですよ? もう遠い遠い過去の話だ」
山川課長は怯まず、挑発を続けた。
「……あ、二回も拒否られたあんたの方が、キツイか! 俺に未だに陰湿な嫌がらせしてくるとこ見ると!」
笑い声が事務室に響く。でも、山川課長の目は全く笑ってない。
怖い人だ。
「自ら会社の危機を作り出し、それを自らの手で解決することで、先代社長と舞さんに良い面して騙し、この会社を手に入れようとした。
だがあと少しのところで、舞さんに拒否られ計画は破綻」
「黙れ!」
「社長になったら補填しようとしてた横領も、出来なくなった……」
「黙れ!黙れ!黙れ!」
怒鳴ることしかしなくなった久田さん。
「私の推測は当たりのようですねぇ」
山川課長は勝ち誇った顔をして、さらに攻撃を続けた。
「私利私欲と恨みの塊…… 世の為、人の為に代々やってきた薬屋が前身のこの会社に、あなたのような人間は不要です」
何も言わず、山川課長を睨みつける久田さん。
浅井部長が諭すように穏やかに話し始めた。
「久田。観念しなさい。お前さんは悪事を働きすぎた。もう誰もお前さんに付いていく社員はいない。大人しく専務を辞め、この会社を去りなさい」
浅井部長が穏やかに言ったが、無視を決め込んだ。
寺田部長が少し強めに促した。
「もう貴方の悪事は隠しようもない。しかし、社長は訴えるべきか否か、迷ってらっしゃる。
訴えられないうちに、諦めて潔く身を引きなさい」
またなにも言わない。
小池部長が続けた。
「黙ってるなら、問答無用で警察呼ぶぞ。それが嫌なら、健一に頭下げろ。で、この会社から出て行け」
久田さんは無言のまま突然スッと立ち上がると、社長に向かって歩き始めた。
まずい。
誰も久田さんを止めようとしない。
多分謝りに行くと思ってるんだろう。そんなはずがない。危険だ!
何かに駆り立てられるように、俺は久田さんの行く手を阻んだ。
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久田さんは物凄い顔で俺を睨みつけると俺の目の奥を覗き込んだ。
「……そんなにその男が大事か?」
「はい」
そうきっぱりと言い返した途端、胸ぐらを掴まれ罵声を浴びせられた。
「このクソガキ!」
これは番頭だ。梅吉に言われなくてもわかる。
「蓮見屋の犬が!」
俺の胸ぐらを掴む手が両手になった途端、松田先輩がすっ飛んできた。
久田さんを俺から引き剥がし、羽交い締め。
でも、身体のどこにそんな力があったのか、先輩は投げ飛ばされた。
事務室は騒然となった。
社長を身を盾にして守る三部長、松田先輩を介抱する社員、俺を久田さんから遠ざけ庇う社員、久田さんを遠巻きに見る久田派の社員……
でも久田さんの姿をした番頭は、それ以上俺に何もしてこなかった。
「久田。落ち着きなさい。席に座って話し合いで解決しよう」
そう浅井部長が声をかけると理性を取り戻したのか、自分のデスクに戻っていった。
でも、寺田部長が何かに気づいた。
「……どこへ行くんですか?」
答えない。
「おい、どこ行く気だ?」
小池部長がまた聞くと、ようやく答えた。
「頭を冷やして来ます」
事務室を出ていった。
十分経っても、一時間経っても、久田さんは戻って来なかった。
社員が手分けして社内を探し、電話を掛けた。でも、どこにも居ないし電話は繋がらない。
どこへ行ったんだろう。
待っていても仕方がないと、社長の指示で、一旦各々の仕事に戻っていった。
「……すみませんでした」
俺を守ろうとして少し怪我をした松田先輩に頭を下げた。
護身術教えてもらってるのに、俺は番頭にされるがままだった
「俺が反撃しなかったから……」
「かすり傷だから気にすんなって。あれは、お前の無抵抗の判断が正解だ。だけどさ、まさか久田に投げられるとは思わんて」
あれは久田さんじゃなく番頭だった。
梅吉が気に喰わなくて現れただけなのか、それとも他に理由があったのか……
もやもやした気持ちと、薄気味悪い不安が後味悪く残った。




