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俺転生~一人称の俺を育てる3万文字~  作者: 林集一
第1章 俺、転生する。
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第6話 新天地

 草むらを抜けると、足元は石の目立つ土の地面へと変わる。


 歩きやすくはなるが、所々で踏むと痛い何かを踏む。足元を確認するに葉っぱで作った靴は限界だった。


 幸いにも蔦はその辺に幾らでもある。新天地の探索を進める前に靴を新調する事にした。


「うーん、緊急クエスト、靴を新調せよ!だな」


 俺は蔦を木々から剥ぎ取り、葉っぱを千切って揉み(ほぐ)す。それに並行して靴底に出来そうな葉っぱを拾い集める。材料が揃ったら装着タイム。重ねまくった葉っぱを足裏に縛り付ける。何となく前より丈夫になった気がする。


 蔦を多目に巻いておけば多少の刺を踏んでも貫通はしないようだ。


 その足で新天地の探索を開始した。


 新天地の木々は比較的真っ直ぐ上に伸びていくタイプの木が多く、木と木の間隔は比較的人や熊くらいなら通れる程に空いており、見通しは悪くない。足元はガサガサと音のなる枯れ葉が覆っている。所々丸くなった石が点在する場所があり、幅20cm深さ1cm程の透明な小川が流れていた。


 その小川に口をつけて水の表面部分を吸う。


「……飲めるな。多分」


 小川の水で腹を満たし、更に歩けるだけ先に進んでいく。


 1kmは歩いただろうか、特に何処に向かうでもない俺はただひたすらに歩いていた。すると、この世界に来て始めての人口音を聴く。


 ――。


 ピィーッ!


 人の口笛だった。


 音のする方向へ向かうと、此方を窺う真っ黒な肌の人の群れが居た。上半身裸の腰簑集団。彼等は木と石を加工して作った槍と弓と盾で武装していた。

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