うんち君の誕生
はじめまして 松取の嫗と申します
拙い文章ですが読んでいただければ幸いです
それは突然だった。自分と言う存在を認識した。自分は何者かは分からないが自分と言う存在がアルことは意識できたし感じることができる。自分の姿を確認しようとするが動けない。周囲も暗くて何も見えない。ここは何処だ?どうして私はここに居るのだ?何も分からない。何も覚えていない。
?覚えていない?つまり私はこの状況に、つまり自分が一体何者で・ここが何処か
ということすら分からない今の私以前に存在していたという事か?
わからない。なにも・・・なにも・・・
『ゴゴゴゴゴゴ!!!』
とても大きな音がする。近くからだ。後ろ?でも振り返ることも出来ない。
何が起こっている?
!?
周囲の壁?が動いている私を後ろへ押し出そうとするかのように。
抵抗することも出来ず私はどんどん後ろへ後ろへと動かされる。抵抗しようにも身体はまったく動かないし、声を上げようとしてもなぜか声が出ない。
もうどうにでもなれ
私が自暴自棄になっていると
『ポンッ』
っと身体が中に投げ出される。
続いて『ボチャンッ』と言う音と同時に身体が何かに沈んでいく。
先ほどよりは明るい場所に出た。ここは一体?私はどうなったんだ?視界がゆがんでいる。先がよく見えない。
目の先には肌色の空が広がっている。しかしその空はまるで水面のように揺れている。
そうか空が水面に揺れているのではなく、私が水の中に居るのだ。
なんだ?空の色が変わった肌色の空の横から白い雲のような物がやってきた。
雲にしては角ばっている気がするが。
!?雲が落ちてきたぞ。どういう事なんだ一体?
調べたいが相変わらず身体は動かない。糞!何も出来ないのか!
おやまた空に変化が、今度は空が離れていく。肌色の空がスッと消え白い色に変わった。
全てが謎だ。何故私はこんなところに居るのか、何故突然水の中に落とされたのか、この角ばった雲はなんなのか、そもそも私自身は一体何なのか。
駄目だ。考えても全く分からん。もうどうにでもなれ。
私が再び自棄を起こしていると
『ジャァーーーー』
と言う音と共に周りの水が回り始めた、水に流され私の身体も動き始める。
また何かが起きようとしているようだ。どうせ何も出来ないのだろう、ならいっそ自分の身になにが起きているのかきっちり観察してやろう。
回る力が強くなり渦を巻き始めた。
下から音が聞こえる。
『コォォォォォ』
まるで息を吸い込むときのような音だ。
!?まずい。私を吸い込もうとしているのか!?糞っ!やはり動けない!
ええい!もういい!どうせ抵抗できないんだ!潔く飲み込まれてやるよ糞野朗!
覚悟を決めると共に私の身体は奥へと飲み込まれていった。
次回、自分がうんちであることに気がつきます。
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