表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貴方を抱きしめて。  作者: 丹
3/22

ようこそ、ネバーランドへ。

ネバーランドにとうとう着いてしまった心。これから、私どうなるの??

「な、何よ、これ!!」


目の前がぐにゃりと歪んだ。まるで、空間自体が呼応しているように。


ドアを開けただけなら、戻ればいい。そう考えて引き返そうと思ったら、突然下斜めに角度が曲がり、私はぽいとその世界に吸い込まれた。


虹色の空、黄色い綿飴みたいな雲。それに聞こえる歌声。


懐かしい気持ちが蘇るより、今は私は夢を見てるのだろうかと思う。


崖から落ちるような怖さかと思えば…ゆっくりふわふわと私自身が紅茶にミルクを入れるみたいに馴染んだのか、とんとアッサリ床に足を付けることが出来た。


振り返って観て見ると、ドアは遥かに上で届かない。仕方ない。


ふわり、私の次に目に浮かんだのは鮮やかな色をした町並み。カラフルなお洒落で海外の町並みのような広さに、日本では(?)見慣れないようなオレンジ色の屋根や赤色の壁色。煉瓦が主流なのか、窓から煉瓦伝いに洗濯物のロープが張ってあり、洗濯物が街中で干してある。お菓子の家みたいにお菓子で出来た屋台。ブルーの床。


変なのはそれだけじゃない。


子供しか居ないのだ。


私が浮いてる存在のハズなのに、誰も見ない。


透明人間にでもなっちゃったのかと思えば、目の前に居た妖精達が話しかけて来た。


「貴方が心さん?」

「え、何で名前…??」


「みんな貴方を待ってたノよ、金井心さん、ネバーランドへようこそ!!」


ぐらりと目眩がしたのは私だけだろうか??

周りの妖精達の拍手と喝采に巻き込まれ、私はとんでもない世界に来てしまったことを自覚した。

とうとうお話が動き始めました(^^)町並みなんかはかなり個人的な想像です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ