次回予告
観音様(以下カン)『妾はアヴァローキテーシュヴァラ――玄奘は妾のことを観自在菩薩と呼んおったが、観音様と呼ばれるのが一般的かのう……カンちゃんとか呼んだら、天竺まで強制的に歩かせてやるから注意するように』
神音(以下カ)『はあ』
カン『妾は西遊記の物語の出身でな『読み手』である破戒僧・無常のバカが勝手な解釈をしおったせいで、見えそうで見えないキワドイ衣装を着て、女王様のように無理難題を言う高飛車なドSとして現界してしまった可哀想な女なのじゃ』
カ『なんでそんなキャラ設定をここで? 次回の敵キャラなんですよね?』
カン『では、次回予告じゃ!』
――……エロゲー、ですか、お義兄ちゃん。
いつだって終わりは唐突に始まる。
――師匠、何故木の上に?
――その方がカッコいいからだ!
最後の舞台に集う仲間達。
――俺達は絶対に負けない! 勝負だ神さまッ!!
――かかってきなよ、踏み潰してあげるから。
そして、現れる真の敵。
次回、『絶対神降臨』!
……少年はいま、大切なモノのために神へ挑む。
カ『――次回も、楽しんでもらえたなら幸いです』
カン『ちなみに次回でラスボス登場じゃ』
カ『つまりアナタがラスボスなんですか?』
カン『…………うぅ』
カ『泣いちゃったです!?』
カン『いや、すまぬ。大丈夫じゃ。そう、妾達の戦いは始まったばかりなのじゃから』
カ『……う、打ち切り的な終わり方じゃないことを祈るのです』