第三話『ミラクルガールズ』――Aパート『ミラクル☆天才美少女まんが家』
●平成二十三年七月七日(木曜)午前十二時十八分――暁学園、中庭。
「俺、BLは苦手だけど百合は嫌いじゃない」
ま~たバカが変なことを言い出した。
と、いう顔で葵と神音は――サンドイッチを食べながらマンガを読む――イクサを見る。
ここは昼休みの中庭。ラブラブカップルの群れが集う独り者にとっての修羅の国――しかしイクサはあえてそんな修羅の地で昼食をとることを選んだ。おそらく神音と一緒に、普通のカップルのように、普通のカップル達と同じ場所で食べてみたいと思ったゆえの行動であろう。
普通の人には見えない精霊少女と一緒にランチタイム。
それはどう考えても敗北確実な蛮勇……だが、彼には同じ野望を持つ同士・東野葵がいた。
イクサと葵は並んで座り、その上でイクサは神音と、葵は源氏とランチを楽しむ。
周囲からはイクサと葵が一緒に食べているようにしか見えない。ついでに言うなら、いろいろ目立つ行動を取るこの二人が幼馴染同士だと言うことは学園の皆様も知っているため、『ついに付き合い始めたのか』と思うだけで誰も意外だとは思わなかったそうな……。たとえ思いっきり会話が噛み合ってなくても大丈夫。いつものことなので誰も気にしません。
「……男ってそう言いますよね。BLはなんか汚くて、百合は綺麗とか偏見ですよ」
『……百合ってなんですか?』
「客観的立場で言わせてもらえばその二つに貴賎はありません。でもね、私の主観としてはBLの方が美しいと言わざるを得ないのです。男は男同士ということに忌避感を覚えているようですが、戦国武将は男色が当たり前で美男な小姓をはべらしてましたし、近代の創作活動においてもやおい本は基本でした。いいですか、男性同士の同性愛は絶えることなく続いているだけでなくむしろ進化しているといっても過言ではないのです。ええ、同性愛は非生産的です。それでも、非生産的だからこそ、そこに真実の愛があると誰もが無意識に理解して……」
『……ねえ、お義兄ちゃん、百合ってなんですか?』
「女同士で育む真実の愛の物語ッ!!」
「ワ・タ・シ・の・ハ・ナ・シ・を・キケェェェェェェェェェェェェェェェェェェェっ!!」
「突撃ラヴ・ハぁ――――――――――――――――――――――――――――――ッ!?」
ハート・ブレイク・ショット炸裂!
イクサの魂が一瞬だけ何億光年の彼方まで吹き飛んだ。
ちなみに食事中だったのでお腹は殴りませんでした。お腹に優しい葵さんの半分は優しさでできていると思われます。残り半分はイケメン好きとBL好きな成分が交じり合ってます。
※注、ハートブレイクショットはマヂで危険なので良い子は絶対真似しないでください。
『じゃあ、いまお義兄ちゃんが読んでたのが百合ってやつなのですか?』
「ああ。天才美少女まんが家『ミラクル先生』の新連載『花の音色』の第一話。前作『夢の箱庭』は十八巻続いた名作だったけど、一話にしてソレを超えたといっても過言ではないかもしれない超名作の予感がする作品なのだ」
高校生男子が『グッ』と拳を握りしめて少女漫画を力説する姿はどこか情けない。
なお、作者の姿は公表されていません――天才美少女マンガ家とはイクサが勝手に言っているだけ……彼の切なる願い。美少女が少女漫画を書くというバカな男の幻想なのです。
『……好きなんですね、そのミラクル先生っていう人のお話』
「ああ。なんか他人とは思えないぐらい『合う』んだよ……ほら、これ見てみ」
そう言ってイクサは、神音に『グイッ』と雑誌を見せつける。
少女精霊がちょっと引きながら、その紙面に焦点を合わすと――
『私ですッ!?』
「この作品のメインヒロイン『神山花音』お姉様だよ。名前だけじゃなくて容姿も神音ちゃんソックリで正直ビビったよ。…………あ、いや、もしかしたら、この学校にミラクル先生が通ってるのか!? それで神音ちゃんをみてこのヒロインを――」
「イクサくん。精霊が見えるのはマスターだけだって設定忘れてないですか?」
「まさか葵さんがミラクル先生!?」
「……残念ながら、私はどちらかというと腐ってますから」
百合とBLは似て非なるモノなのである。
イクサもノリで言っただけで本気でそうだとは思っていないだろう――が、葵は『ミラクル先生が近くに居るかもしれない』という考え方は案外的を得ているかもしれないと思った。
「ところで、突然ですがイクサくんはこの赤月市の総人口知ってますですか?」
「ホント突然だな……確か五万人ぐらいじゃね?」
「ええ、それぐらいです。その中でたった五人のマスターが偶然巡りあう確率がどのぐらいだと思いますですか?」
「すんごい確率」
「……少しは計算しようとするのです」
幼馴染のガッカリな言葉にガッカリするも、葵はめげずに気を取り直して――
「イクサくんはそれが本当に『偶然』だと思いますですか?」
本題に入る。
彼等の住む赤月市には『精霊を具現化する術式』が仕組まれている――それゆえ魔導書大戦の参加者は赤月市に住んでいる人間に限定されるのだが、それでも五万分の五。普通に出会うには確率が低すぎる。普通に出会うには。
「つまり――俺達は『運命』に導かれて出会ってるって事だな」
そんな戯言をスルーしつつ、葵はマジメな顔で続ける。
「実はですね、この赤月市には魔導書大戦を管理する組織『魔導図書館』と、そのエージェントである『図書委員』と呼ばれるいかがわしい集団がいるのです」
それは現人神を生み出すために魔導書大戦を創った一族の物語。
明治の初期、彼等は『現人神の創造』という目的を掲げ、この地に隠れ住んでいた『魔女の一族』の知識を求めて訪れた。そして、その知識を元に長い年月をかけて魔導書大戦のシステムを構築……しようとしたのだけど能力不足で挫折。だが、昭和後半に現れた『禍神』と名乗る青年が彼等に知恵を貸し、システムを完成――この街を巨大な魔法装置に作り変えた。
しかし、一難去ってまた一難。今度は肝心の魔導書が集まらないという状況に陥ってしまい計画頓挫。……再びどうしようもなくなった彼等は、『今度も時間が解決してくれるさ』と半ばやけっぱちになり、いざ魔導書が集まった時、円滑に『儀式』を遂行するためのシステムを作ることにしたらしい。
「彼等は精霊が召喚された三日後ぐらいに現れて、魔導書大戦の基本ルールとかを説明してくれるみたいです。あと、望めば現在の勝者の情報を提供してくれるらしいのです」
「……じゃあ、俺ってもしかして……?」
「私に勝った時点で全マスターから狙われる立場なのですよ」
それは葵と戦ったのは偶然でも、蔵太がやってきたのは必然だったということ。
そして、勝ち続ける限り、その必然は続くということで……。
つ・ま・り――
「葵さんのせいじゃないか――――――――――――――――――――――――――ッ!!」
全ての元凶はこの幼馴染さんだったんだ! なんだってー!? な真実でありました。
「まあ、とにかく……せいぜい気をつけるといいのです。アハ」
それを知られてもなお、全然悪びれていないどころか楽しそうに嗤っている葵さん。
さすが『最初の勝者と、最初の敗者はシステムの恩恵を受けられない』という事を知りながら――全マスターに狙われるのを覚悟した上で先陣を切った女の子。恐ろしい。
……ちなみに、その覚悟を粉々にした被害者は空気を読んで文句を飲み込んでました。恐ろしいから。
●平成二十三年七月七日(木曜)午前十二時四十三分――暁学園、三階廊下。
「フッ……人気者は辛いぜ」
『ならもっと堂々とするのですよ、お義兄ちゃん』
柱の陰から安全確認しながら進むイクサに、神音は不満を隠そうともせずに言う。
自分達が狙われる立場だということが解った以上、周囲を警戒するのは当たり前――なのだが、それでもコソコソするイクサなんて見たくないというのが神音さんの乙女心。
――……コソコソするなんてお義兄ちゃんらしくないのです。お義兄ちゃんはもっと、こう自信満々に周りのことなんて気にしないで我道突き進まなきゃダメなのですよ!
と、思っても口にはしないが。
何故なら、そんな彼に一番迷惑かけられるのは自分だから。感情と打算が入り混じる悩み多き乙女心が複雑に揺れ動いているのですよ。ホント、ややこしい。
だけど、そんな彼女の乙女チックな悩みは――
「――ん?」
微かに聞こえた風切り音に打ち切られた。
その音を神音が認識した瞬間、イクサは外――後方の窓から飛来した『物体』を何気ない仕草で振り向きもせずに掴む/人差指と中指で挟んで掴んでみせた。
神音は『完全な死角から飛んできたモノを見向きもせずに掴む』という神業に心底驚嘆したけれど、イクサがあまりにも平然としていたせいで褒めるのを躊躇しちゃってました。残念。
「危ないな……窓が開いてたから良かったけど、閉まってたら大惨事だったぞ」
イクサが苦笑しながら自分の手の中に視線を移すと、そこには……『矢』が一本。
ヤバイことに吸盤のオモチャではなく、本当に弓道で使うヤツで……つ・ま・り、あたりどころが悪ければ死ねる。良くても大怪我。そんなマヂモンの矢だった。
『が、ガチでヤりにきているのですよ!』
「あ、なんか紙が結んで……って矢文かよッ!?」
『この時代に矢文……はともかくとしてですね、防がなかったらお義兄ちゃんってば死んでたかもしれないんですけど! 犯人さんは何を考えているのです? 伝える気あるのですか!?』
紙一重で大惨事だった状況に素直にテンパる素直な神音さん。
そして、何事もなかったかのように手紙を読み始めるイクサ――大物なのか、彼自身もテンパっているのかは神様にも解らない。だが、そんなイクサの態度に神音がさらに驚愕していたということは言っておこう。
「えっと……『校舎裏の伝説の桜の下で待ってます』か……え、これラブレター!?」
『伝説の桜って……もしかして物語の中で私がお義兄ちゃんに告白したアレのことですか?』
伝説の桜、それはこの学園に伝わる悲恋の物語。
それは愛しあう二人が、愛ゆえに苦しみ、愛ゆえに戦い、愛ゆえに殺し合い、愛ゆえに死を選んだ、愛だらけの伝説。
死に際に『いつか生まれ変わったら、もう一度この桜の下で会おう』と約束したっていう話にあやかって告白スポット化した殺人現場である。その人の亡骸は桜の下に埋められてるらしいので、マジで桜の下には死体が埋まっているってオチもある。
もちろん、そんなヤンでる伝説にあやかる女の子は基本ヤンでるヤンデレラ。
告白成功したら、男を束縛・監禁したりと異常に重たい好意を押し付けてくるらしい。
そして、告白失敗したら一〇〇%刃傷沙汰まっしぐら♪ マヂで!
そんなヤっかいな木が何故排除されないかというと、その伝説の元ネタになったのが学園の創立者の兄だからという私的な理由だったりします。権力には逆らえないと言う解りやすい理由で解りやすいですね。
――……ふむ。
以上を踏まえた上で、イクサは考える。
「――……乙女が勇気を振り絞って告白してくれるというのに無視するとかありえんわ」
『――って待つのです! ヤンデレが待っているって解っているのに行くのですか!?』
お約束のようにモノローグを声に出してたってお約束をかましてたイクサくんでした。
彼はバカな自分を心配してくれる心優しい彼女に感謝しつつ――誠意を持って答える。
「神音ちゃんの怒りはもっともだ。……だけどね、乙女の告白に応えることができないなら、せめて正々堂々断るのが漢の礼儀だと俺は思うんだよ」
『断ったら一〇〇%刃傷沙汰なんですよね!?』
「俺はそれでもヤンデレに会いたい!」
『……お義兄ちゃんのこと、わかんないです』
でも、思い返せばイクサはヤンデレ好きを明言して、神音ヤンデレ化を希望するような漢。
神音も設定上ではその樹の下で告白したことになっている……という事はそういう事なのである。『わからない』と言いつつもイクサの嗜好が理解できてしまうことに神音はヘコんだ。
●平成二十三年七月七日(木曜)午後一時三分――暁学園、校舎裏。
既に午後の授業が始まっているというのに、イクサは校舎裏にやってきていた。
勉強は後でも取り返せるが、出会いのチャンスは一期一会なのだから仕方がないのである。
――……くっ! 断ると決めてはいても、さすがに目的地に近づくと胸が高なってくる!!
ドキドキする胸を必死に落ち着かせながら、伝説の桜の下を見てみると――
そこには『美少女』がいた。
イタズラという可能性もあったので、イクサ的には『ホっ』と一安心。
そして、神音的には――想像以上に『ズギャン』と衝撃的だった。
――……お、思ったよりも可愛いのです!?
高校生というには幼い――愛くるしい顔立ち/澄んだ闇色の瞳/黒髪/大きなリボン/ポーニーテール/低い背丈/細身/胸なし/セーラー服(他校)――中学生ぐらいの女の子。
――……あんなに可愛いのに……心の病だなんて可哀想なのですよ。
少女に思いっきり同情する神音さん。
見た目が良いのに中身が残念な『良い例』がすぐ隣にいるため、彼女はそれがどれほど致命的なのかよ~く知っているのである。知らないほうが幸せだっただろうに……。
――……いえ、待つのです。あんなに可愛い女の子がお義兄ちゃんに告白とかありえないのです。これは間違い無く罠! よくて罰ゲームなのです。そうに決まっているのです!
『……お義兄ちゃん、気をしっかり持つのですよ』
「おう! 男らしく断ってくるぜ!」
神音の慰めの言葉に力強く応えるイクサ――会話は噛み合ってるのに心がすれ違っているのは彼等の間では日常茶飯事。気にしない、気にしない……その方がきっと幸せでいられます。
愛しき彼女に背中を押され、イクサが前へ進――
「あ、ようやく来てくれた」
もうとした瞬間、少女が動く。
少女は嬉しそうに微笑み――『ナニか』を投擲/飛来する影六つ――だが、イクサは焦ることなく、片手で、全てを叩き落とす。
――……あ、相変わらず無駄に高スペックな身体能力なのですっ!
そんな驚きを隠しつつ、神音は地面に落ちた『ナニか』を確認する――と、そこに転がっていたのは木製の軸に、尖った金属製の先っぽがついた物体。
『なんですか、コレ?』
「これは『つけペン』ってやつだな。ちなみに漫画とかを書くのに使うものであって、棒手裏剣に使うものじゃないぞ」
つまり、わざわざそんなモノを使うというコトは……。
「――ってことは、キミは漫画を描く人だな!」
『それは少し単純すぎるのではないですか!?』
「フッ。素人は普通そう思うだろう。……だがしかーし、漫画を描くわけでもないのにわざわざ『つけペン』買って武器に使うほうが圧倒的にオカシイ! それに他の可能性を潰して最後に残ったモノはどんなに馬鹿らしく見えても真実だっていう名言もある!」
『……もうそれでいいのです』
イクサの名推理に投げやりな了承を返す神音さん。
それは反論の言葉が思い浮かばなかったがゆえの負け惜しみ――ではなく、犯人から真相を聞いたほうが早いという合理的な判断である。現代っ子バンザーイ。
だが、しかし――
「……よく解ったわね」
実際に正解だったからヘタな反論しなくて良かったね、でありました。
「ふむ。あの『図書委員』とかいう胡散臭い奴の言ってた通り『見た目、身体能力、知能は全て一級品』って言うのは本当みたいね」
「なんか照れるな」
『なんで図書委員の人、お義兄ちゃんをそんなに高評価してるのですか!?』
頭をかいて照れるイクサに『ジト~』とした目を向ける神音さん。
図書委員がどうこうではなく、目の前の美少女がイクサを高評価しているのが気に入らないという乙女心であろう――と、名探偵イクサは推理した。他の可能性? 考える必要なし!
「ちなみに『性格はハチャメチャだよ三級品♪』とも言ってたわ」
「なんか照れるな」
『照れるのですかッ!?』
顔を真っ赤にして照れるイクサに驚愕する神音。
それはどう聞いても賛辞ではなく、明らかに貶されている――それなのに先程よりも恥ずかしがってるのが神音には理解不能でビックリで……。
『「……――って図書委員っ!?」』
と、似たものコンビはいまさらながら気づく。
その言葉を知っているという事はつまり――少女は魔導書のマスター。
イクサ達を倒しに来た『敵』だった。
不意に生まれる仄かな輝き。
少女の背後に生まれたそれは人のカタチに集まり――人のスガタになる。
黄金の輝きをまとった――金髪碧眼/幼さの残る整った顔立ち/大人びた表情/中学生ぐらいの低い背丈/美しい肌/大きな胸/芸術的な脚のライン――
『――私、です!?』
顕れたのは胸以外は神音に瓜二つな精霊少女。胸以外は(重要なので二回言っとく)!
その精霊は神音を視界に捉えると、愛しい人に出会ったような微笑みを浮かべ――直後、自分の立場を思い出したかのように気不味い表情をしながら――謎の少女を抱きしめる。
そして抱きしめられながら、はにかむ謎の少女に……。
――……ッ! ときめくな俺の心ッ!!
イクサは百合好きな嗜好を刺激されて大ピンチ!
何がピンチかと聞かれれば、戦う相手に好意を持ったらダメって意味で大ピンチ。
相手が男なら好意を尊敬に変えて立ち向かうが、相手が見た目可愛い女の子では好意は足枷にしかならないのだ。悔しい……でも大好き! って状態である。
――……いや、待て! 精霊もマスターも女の子、だと……!?
思い出すのは『精霊はマスターの愛ゆえに生み出される』と言っていた幼馴染の言葉。
つ・ま・り――
「百合少女キタ――――――――――――――――――――――――――――――――っ!」
彼女達はマヂモンの百合関係!
素晴らしい出会いに興奮するイクサ――神音はそんな彼に汚物を見るような視線を向けるのだが、興奮で視界を狭めている彼の瞳に彼女の姿は映らない。
謎の百合少女達も穢らわしいモノを見るような視線を向けてきてるけど、ユリユリな視界補正が働いている今のイクサには現実が見えてないので大丈夫、問題ない。世界は輝いてる。
『……………………………………………………ホント、こんなのでホント申し訳ないのです』
「いや、アナタも大変ね……うん、大変だわ」
『私達が勝って、アナタをこの穢れた男から救けだしてあげるわ。お姉ちゃんに任せなさい』
神音の謝罪に哀れみで応え、なんだか変な使命感まで背負っちゃう謎の少女達。
マスターである少女は神音に切なく微笑み――その無い胸に手を当て、その名を告げる。
「ハジメマシテ。私の名前は神無月奇跡――人は私を『ミラクル先生』と呼ぶわ!」