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ごめんなさい。

 

君が僕を苛立たせるに至った

悲しい理由はどうでもいいよ


何がどうであれ

僕を苛立たせたのは事実


なのに

まるで自分が被害者のように

原因を語るのはよしてくれ


こういう事があって

今自分はこうで――ってさ


ごめんって言われても

謝られてる気がしないんだ


どれもが言い訳に聞こえるよ


僕は苛立った

君は僕を不快にさせた


それが全てだよ


お前の都合なんか知るか



 ――ん?



僕はいつから

こんなに冷たい奴になったんだろうか


ふと 考えてみた


いや

きっともとから冷たい奴だったんだろう


何か悟った訳でも

変わったんでもなくて


もとから

こういう奴だったんだろう


ただ 自分は温かい奴だと

思い込んでいたんだと思う


自分には温かい心があって

人を思いやれて

それなりに優しい奴だと


優しい人間だと 思い込んでいた


僕は 善人でありたかったんだ


まあ 今のこの考えも

思い込みかもしれないけれど


貴方と僕は価値観が違うから

うまくやれないんだ


僕は自分勝手で最低な奴だから

それが許せない


ごめんなさい


嫌いになりたくないのに


好きでいてくれてるのに


憎いくらい

大嫌いになっちゃって

ごめんなさい


殺し た い ごめ ん な さい




ごめんなさい

 

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