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キーウ上空ウクライナの翼  作者: バッシー0822
地上戦

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第十八章:報酬と三人

ブチャの町を制圧してから三日が経った。

当初は、すぐにキーウまで進軍できると信じていた。

だが燃料の補給は来ず、戦車は町外れに止まったままだ。

アレクセイが苛立たしげに吐き捨てる。


「これで三日目だぞ! いつまでこんな穴ぐらにいなきゃならん!」


ミーシャは、略奪したテレビを毛布でくるみながら笑った。


「もういただけるもんは全部いただいた。次はもっといい街に行こうぜ。」


セルゲイはポケットから金の指輪を取り出し、にやりとした。


「これ、彼女に渡すんだ。ウクライナ語はもう飽きた。キーウじゃロシア語で通じるだろ。」


その瞬間だった。

轟音と閃光が空気を裂き、彼らのT-72が真横から火を噴いた。

炎が車体を包み、装甲板が剥がれ飛ぶ。

セルゲイの言葉は最後まで終わらず、爆風が全てを飲み込んだ。

遠くで、金属音と共に何かが地面に転がった。

それはさっきの金の指輪だった。

焦げた雪に沈み、音もなく冷えていった。




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