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詩みたいな何か。「湿布、どんどん持ってきて」

 湿布、

 ひんやり

 ぺたぺた

 さわさわ

 今日もCMでやってた

 毎日やってるよね

 みんな肩や腰が疲れているのかな


 え? あなたも疲れてるの?

 目の奥がきつい、腰が痛い、肩が硬い

 ダジャレ?

 ごめんて、うそうそ。冗談。

 肩、つらそうだもんね

 そうだ、私が湿布になってやろう

 いくぞ

 それっ













 びっくりした?

 私は人間じゃなくて

 湿布の妖精だったのです

 きもちよかった?

 よーしもっかいやってやる

 それっ

 ……あれ

 そいっ

 ……

 一日一回までなんだった

 

 肩が痛くて死にそうなの?

 しょうがない。

 よいしょ……よい、しょ……っと

 はいこれ

 開けてみて

 

 テッテレー、市販の湿布ぅー

 ヒュー、さすが私。二段構えで肩を癒せる有能!

 え、肩はもういい?

 腰かぁ。おっけー

 ひんやり

 ぺたぺた

 さわさわ

 できたよっ


 きもちい? よかった

 あれ

 あれれ

 湿布が膨らんできた

 どうして

 ぽんっっ

 わっ!

 「私も湿布の妖精よ」

 きゃあ!

 薬局で買ったのに、妖精だったのね

 「そうよ! 今から私が癒やしてあげるわ」

 でも、あなたも一日一回限定なんじゃない?

 「……」


 おわり

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