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マヤ 〜忌みつ姫と森の若長〜  作者: 早瀬ヒカル
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水の都





◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇







ドンッ、ドンッ、ドンッ!







たくさんの歓声と、色とりどりの花びらが舞い散る中…。海鳥が悠々飛び交う青空に、数発ののろしが高々とあげられた。






ここは水の都、首都トルディーオ。






五大精霊の創りしこの世界で、水の精霊神トルディオの守護する聖なる都だ。






五部族一美しいと称されるこの都は、芸術と音楽を愛する《水の部族》が住む、緑豊かな土地である。






都には、水路と橋が至る所に入り組み、トルディオの加護の元…。その豊かな水資源は都の人々にとってなくてはならない大切な生活資源だ。






街道にはたくさんの人々が行き交い、画家達はこぞってその美しい景観をスケッチし、生まれゆく名画の数々を少し離れた距離で人々は思い思いに鑑賞していく。






橋の上には、未来を夢みて楽器を奏でる若い音楽家の卵達。

芸を披露し、人々をわかせる大道芸人。






運河や水路を使って舟で商売してまわる者達もたくさんいる。





そんな彼らの間を、観光客の乗った船が優雅に通り過ぎて、日笠を片手にご婦人の方々が楽しげに観光地を巡っている。






特に素晴らしいのは、都の中に点在する樹齢数百年の巨木の数々と天然の滝だ。






時計塔をはじめ、歴史ある建築物と自然の織りなす景観の美しさは、訪れる人々の心を鷲掴みにして放さない。






《誰もが一度は訪れたいと願うこの都》






それがトルディーオだ。





そんな、普段から人の絶える事の無い活気溢れる都なのだが…。





ここ最近はまたいっそう、かつて類を見ない程のにぎわいを見せていた。





………………本当に歩くのも人の波を避けて避けて、かき分けて歩かないといけないくらいである。





それもこれも、数ヶ月前に出回ったある噂が原因であった…。






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