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旅団一座と沙漠の女神⑦
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その頃…。
マヤはある神殿の入り口に立っていた。
皆が祝宴に盛り上がり、人が集中している広間をさっそうと抜けて、人目を避けて足早に慎重に…。ここまで一気に進んできていた。
そして、地下へと繋がる階段に一歩足をのばしたその瞬間…。
ガチャリ。
背後でいきなり響いた錠の音に、マヤは驚いて振り返る。
「…………………そこで何してるんだい?旅の踊り子さん」
……………誰もいないはずの重厚な大扉の前で、
一人の青年兵が静かにこちらを見つめていた……………。




