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今宵のお酒は少し、長くなりましょう。  作者: ノノLulu
杉田 秀平
5/6

告白

「はは・・・・っ。

やっぱり、ありきたりすぎましたか。

失恋したからギムレットって。

俺、あんまりジンベースのお酒って

あんまり好きじゃないんですけど・・・

なんか飲みたくなっちゃって。」


杉田は頭をかきながら笑う。


「良かったら、聞かせていただいてもいいですか?」


クロは、シェイカーに材料を、

ジン、シロップ、ライムジュースを入れながら言う。


「聞かせるもなにも、浮気したんですよ、俺が。

俺が100パー悪いんす。別れて当然なんすよ。」

「まあ。ですがなにやら歯切れが悪いご様子。

何か只ならぬ理由があったのでは?」

「・・・分かるんですか?」

「バーテンダーなので♡」

「答えになってないですよ・・・。」


杉田は笑いながら言った。

そして少しの沈黙のち、杉田が言葉を

はっしだした。


「・・・11年になるんです。付き合ってから、

高村愛理っていうんですけど。

いや、正確にはあと1ヶ月立ったら11年なんです。

結婚も考えていたんですけど、俺が浮気しているから

それを解決してから言い出そうと

思ったんですけど・・・先にうたれましたね。

彼女は最初から知ってたみたいなんで・・・。」


そう、高村は別れる前、


その子に告白された時からずっと、もう耐えられない

と言っていたからな。


杉田は少し胸を痛めた。

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