金孤姉妹のステータスと闇影
本当に昨日は申し訳ございませんでした
それはそうと、連続投稿6日目成功です
何連続いけるかは分かりませんが、私の気力が持つ限りは頑張りたいと思います
言っていなかったかもしれないので、一応伝えておきます
Twitterの方で、どの作品をいつ投稿するかは言っています
いつ投稿されるのかが知りたい場合には、そちらの方をご覧ください
ゼウスティア達は馬車に乗って家へと帰った。
金狐族の姉妹はメイドと執事たちに頼み馬車から降ろして貰った。
流石に僕じゃ体が小さすぎるもんね。
家の中へと入るとシルヴィアが玄関にいた。
「お帰りなさいませ。ゼウスティア様」
「うん。ただいま。この人たちが新しいメイドと執事だよ。あと、この姉妹を部屋で休ませてあげて。疲れていると思うから。じゃあ、一時間後くらいに部屋に行くからよろしくね」
「分かりました。メイドと執事は、コランさんに部屋の場所など教えてもらってください。そちらの姉妹は、私に付いて来てください。部屋に案内します」
「コラン、シルヴィア、後のことよろしくね」
ゼウスティアが金狐の姉妹を買ったのは、ステータスを見たからであった。
姉のステータスは、
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ルーラ
種族 金狐族
職業 奴隷
LV5
HP 74/112
MP 325/325
STR 70
VIT 62
INT 105
MND 94
AGL 136→0
DEX 98
LAC 60
~スキル~
アイテムボックス
剣術LV2
火魔法LV5
風魔法LV3
~称号~
(転生者)・奴隷
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妹が、
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メリナ
種族 金狐族
職業 奴隷
LV3
HP 87/87
MP 235/235
STR 45
VIT 37
INT 80
MND 65
AGL 104
DEX 67→14
LAC 60
~スキル~
(聖剣術)
(限界突破)
火魔法LV3
風魔法LV1
~称号~
(勇者へ至りしもの)・奴隷
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この姉妹は、転生者の姉と勇者に至る可能性のあるしまいだった。
一時間ほどたちゼウスティアは姉妹の部屋へ向かった。
姉妹の部屋に付き、ドアをノックした。
「ゼウスティアだよ。入ってもいいかな」
「はい。どうぞ」
許可を貰ったので部屋の中に入って行った。
「じゃあまず、二人を買った理由について話す前に怪我を治そうか」
「え・・・こ、この怪我を治せるのですか!」
「うん。できるよ」
『身体検査』
『完全修復』
ゼウスティアが二つの終属性魔法唱えると、姉妹の体が見る見るうちに治っていった。
「ありがとうございます。まさか治るとは思ってもみませんでした」
「ありがとう。ご主人様。お姉ちゃん凄いよ。私の手と、お姉ちゃんの足が生えてきたよ」
「喜んでもらえて良かったよ。それで買った理由なんだけど奴隷商にいるとき二人のことを鑑定させてもらった」
「!!!!!」
ルーラは驚いたように息をのんだ。
「ルーラって呼ぶね。ルーラにはこれを見てほしいのだけど」
「こ、この文字は」
「お姉ちゃん。これなんて読むの」
「もしかしてご主人様も・・・」
「ううん。僕は違うよ。でもその世界についてはよく知っているよ」
ゼウスティアの出した紙には日本語が書かれていた。
「そしてメリナは、勇者になる素質を持っていたんだ」
「メリナが勇者に・・・」
「メリナ勇者になれるの?」
「二人のことは奴隷から解放しようと思う。そのあとは自由だけど、できれば家でメイドをやりながら僕と一緒に冒険者をしないか。二人のことは僕が面倒見れるし。これでも僕は伯爵なんだよ」
二人は目を合わせ頷いた。
「じゃあ。私たち二人のことをよろしくお願いします」
「分かった。じゃあ、二人のことを奴隷から解放しよう」
『奴隷解放』
二人は奴隷から解放されると抱き合い泣いて喜んだ。
金孤姉妹が奴隷から解放されて数カ月が過ぎたころ・・・
~フラーク~
フラークは奴隷を使い暗殺を行うという仕事を裏で行っていた。
今は一人の少女(弱冠5歳ほど)が王都の中でも有名になっていた。
貴族会でつけられた二つ名は『闇影』となっていて、闇の中や影の中から襲ってくることから、そうついたそうだが、今まで本人を見た者は全て殺されているそうで、見た目に関しては色々な噂がはびこっていた。
この少女は元々はフラークの妾の子だったが、少女が1歳のころに亡くなりそれから2年間で闇魔法と無属性の一つ影魔法を仕込まれそれからその後の二年弱は暗殺ばかりしている。
家にいる時も闇影と呼ばれており、少女は名前を持っていなかった。
「おい。闇影。今度の対象はゼウスティア・フォン・オルコットだ。今までと違いまだ5歳のガキだが、騎士団長にも勝てるほど強いから、お前の影魔法で屋敷に忍び込み、闇魔法で暗殺して来い。チャンスは一度きりだと思え」
「分かりました。お父様」
そう言うと闇影はゼウスティアの家へと向かった。
~ゼウスティア宅~
闇影はゼウスティアの屋敷の庭に忍び込み屋敷の影に隠れて夜が来るのを待つ。
夜になると闇影は屋敷の中に入りゼウスティアの部屋へと向かった。
もちろんゼウスティアはこのことに気付いてはいたが、他の人に手を出さない限りは部屋に来るまで待とうと思っていた。
闇影はゼウスティアの部屋に入りゼウスティアを見た。
一瞬その寝顔に顔を赤くしたが、すぐに気を持ち直しゼウスティアに闇魔法『ダークアロー』を放った。
ゼウスティアが死んだことを確認し帰ろうとしたがそこにはゼウスティアがいなかった。
「やあ。君がこの王都一の暗殺者の『闇影』でいいのかな。僕はゼウスティアだよ。君が敷地に入っているのは気づいていたのだけど、小さな姿に結構多めな魔力量を持っていたから気になったのだけど、暗殺者だったのか。そうだ。君の本当の名前は何?」
「なまえ?って何。私、は、やみ、かげ、だよ?」
「その首に付いてるのは隷属の首輪か。それで君に暗殺をさせていたのか。君に二つの選択肢を選んでもらう。一つは奴隷として一生を生き続ける。これは、これからは一生牢屋か鉱山で働かされる可能性が高いだろう。二つ目は、闇影とは別の人物として一生を生きる。これは、僕の眷属となる代わりに一生の命と力を得る。ただし、一応僕の妹、そして婚約者となる可能性がある。さあ、どちらを選ぶ?」
「わたし、は。人殺しなんて、したくない!私を助けて!」
「分かった。じゃあ行くよ。
『我望む。汝に永遠の命と我への信頼を。汝へ授けるは七大天使が一人【大天使ガブリエル】としての力』【天使化】
よし。これでいいと思うよ」
そう言うと、少女の首から首輪が外れ、背中から天翼人と同じ羽が生えてきた。
「う、う、うわーーん・・・・・」
少女は泣き始めゼウスティアの胸へと飛びついた。
10分程たち、少女は泣き止んだ。
「す、すいません。胸を貸していただき、ありがとうございました」
「いいよ。もう僕たちは兄妹なんだから。もっと砕けた口調で話してよ」
「わ、わかり。分かったよお兄ちゃん」
「ん。それでいいよ。名前が無いと不便だね。どんな名前がいいかな・・・」
「うーん。どうしたのですか。ゼウスティア様」
少女の名前を考えていると、ドアを開けてルーラが入ってきた。
「あ、ルーラ。ちょうどいいや。この子の名前を考えていたのだけど、何かいい名前はないかな?」
「この子の名前ですか。うーん・・・セシリアなんてどうでしょうか?」
「セシリアか。うん。かわいらしくていい名前だね。セシリアっていう名前はどうかな。君に似合うと思うんだけど?」
「セシリア?セシリア!これから私の名前はセシリアです。よろしくお願いします」
「じゃあ君に名前を授けることとしよう。『【命名】セシリア・フォン・オルコット』
これでいいね。名前、つけ終わったよ。そうだ。来年には学校に入るために受験しなければならないから。貴族の者としての勉強はメイドさんたちに教えてもらってくれ。多分、そのうち王女殿下たちと一緒に勉強会すると思うし、その時に世界などの知識は教えるよ」
「へ。わ、分かったよ。お兄様?」
こうして、闇影としての少女は消え、新たにセシリアという人生(天使生?永遠の)を手に入れたのであった。
なお、闇影はセシリアが暗殺し終わった後の確認をしようとしていた者に、ゼウスティアが洗脳をかけて適当に失敗させて闇影が捕まったことにしたのであった。
ここまでお読みいただき有難うございました
お楽しみいただけたでしょうか?
次話の投稿は明日の0時を目標としています
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See you NEXT TIME!




