プロローグ
~天界にて~
天界には、2柱の神がいた。
男の神を『創造神』ゼウス、女の神を『破壊神』スティアと言った。
ある日、2人がお茶をしているとき、1人の子(赤子)が現れた。
「あら。ここに人族が来るなんて。どういう事かしら?」
「ウーン?ここには、僕達が許可した者達しか入れなくしてるんだけどな~」
ゼウスとスティアは赤子の入った籠をのぞき込む。
すると、その子は、「おとうさん?おかあさん?」と、舌足らずな口調で言った。
「なぜ、生まれたばかりの子が喋れるんだ!?」
ゼウスは驚いた様子でスティアへと質問する。
「よく見てください。精霊の羽があるでしょう。精霊は生まれた直後からしゃべれるわよ
でも、天翼人の翼やエルフの先のとがった耳もあるわね?いったいどの種族なのかしら?
混血にしては魔力が高い気がするのよね・・・」
この世界で混血は、元の種族の特徴を両方とも受け継ぐ代わりに、それぞれの種族の特徴は弱くなる傾向にあった。
そのため、考えれば考えるほどにこの子の謎は深まっていくこととなった。
どんな存在化が分からないこの子をゼウスとスティアは、持て余していた。
「この子のことをどうするか・・・・・・ここに来たことが異常だから、身元もわからんしな...」
「そうねぇ。身元ががわかりさえすれば、元の場所に戻せるのだけど・・・そうよ!ステータスを鑑定すればいいのよ!」
「そうか!そうと分かれば【鑑定】」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
名前 【名無し】
種族 エルフ×ドワーフ×龍人×人魚族×獣人(狼×狐)×天翼人×精霊
職業 運命神
Lv.1
HP 10000/10000
MP 50000/50000
STR 10000
VIT 10000
MND 10000
AGL 10000
DEX 5000
LUK error
~スキル~
始属性魔法Lv.1
終属性魔法Lv.1
魔眼(鑑定・魔法術式解読・解読)
武術Lv.1
魔力操作Lv.1
~称号~
運命神
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「なんだ!このステータスは!下界で騎士団副団長とか呼ばれている連中と同じくらい高いぞ」
「本当ねぇ。それよりもこの子まだ名前が無いみたいね。名前を考えましょう」
「そうだな。それじゃあ、僕と君の名前をつなげて『ゼウスティア』なんてどうだ」
「いいわね。それじゃあ、これからあなたの名前は『ゼウスティア』よ」
「ぜうすてぃあ?」
「そうよ。あなたの名前は『ゼウスティア』あなたは私たちの子供よ」
それから、5年の月日が流れ、ゼウスティアは5歳になった。
この5年間の間天界に住む神様たちから、下界の地理や歴史、魔法や武術、家事、鍛冶などいろいろな分野について教わっていた。
5年間、神たちに育てられ、ひたむきに努力を続けたゼウスティアには、神たちでも勝てなくなってしまうほどにステータスは伸びていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
名前 ゼウスティア
種族 エルフ×ドワーフ×龍人×人魚族×獣人(狼×狐)×天翼人×精霊
職業 運命覇神(運命神×覇神)
Lv.1
HP ∞
MP ∞
STR error
VIT error
INT error
MND error
AGL error
LUK error
~スキル~
特殊スキル
運命操作・神眼(鑑定、魔力視、精霊視、解読)
アイテムボックス
魔法スキル
始属性魔法Lv.10・終属性魔法Lv.10
魔力操作Lv.10
戦闘スキル
武術Lv.10・剣術Lv.10・双剣術Lv.10
刀術Lv.10・二刀流Lv.10・槍術Lv.10
銃術Lv.10
生産系スキル
鍛冶Lv.10・家事Lv.10
変化スキル
人化・獣化・竜化
龍化・精霊化
~称号~
運命覇神・神々の子・最強・神獣達の主
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「まさか、僕たち神がみんなで戦わないと負けるほど強くなるなんてね」
「そうね。これなら下界に降りてからも心配ないわね」
「そうだな。そろそろ、ゼウスティアを、下界に行かせても良いかもしれないな
かわいい子には旅をさせよと、下界では言うらしいからな」
ゼウスとスティアは、ゼウスティアが5歳になったら下界に行かせてやろうときめていた。二人はゼウスティアを呼んだ。
「呼んだ?お父さん。お母さん」
「ああ。ゼウスティア。お前、下界に行ってみないか」
「下界?僕、行きたい!」
「そうか。じゃあ、白虎、不死鳥、青龍、玄武と一緒に下界に行ってくるといい」
「お父さんたちは?」
「僕たちは行かないよ」
「え!何で・・・」
「すまないな。お父さんたちからは会いに行くことは出来ないが、あと10年もすれば、ここに戻ってこられるようになるだろう」
「・・・・分かった。僕下界に行くよ!」
「よし。いい子だ」
「でもどうやって、下界に行くの?」
「それは、僕たちが転送魔法で下界に送るよ」
ゼウスティアは、ゼウスやスティアといけないと聞き、少し迷ったが下界へ行くことにした。
「下界のお金は持った?」
「持ったよ」
「じゃあ、下界へ送るぞ」
「わかった。お父さん、お母さん、他の皆も元気でね」
「ああ。ゼウスティアも元気でな。町の近くにてんそうするぞ」
「うん。行ってきます」
そう言って、ゼウスティアは天界を旅立った。
「さみしくなるな」
「そんなことを言ってたら、ゼウスティアが心配して帰ってくるわよ」
「そうだな。ゼウスティアに心配されないようにしないといかないな」
ゼウスティアの旅立った後の天界にはこんな話し声が聞こえた。
ゼウスティア
髪は長く、黒髪と白髪が半々になっている
右目はミントグリーン、左目はライトブルーの色をしている
顔は女の子と間違われるくらい(ほぼ100%初めて会った人には間違われる)の美少年
身長は低い(平均より)
服装は、和服に刀と剣を二本ずつ差している
耳はとがっている
金色のしっぽが1本、銀色のしっぽが9本ある
純白の翼と半透明の翼がある
普段は人の姿をしている
龍(竜)化は龍が白色、竜が黒色
獣化は狼が金色、狐が銀色
~魔法~
始属性魔法
下界の人間たちが使用する魔法
基本は、火・水・風・土・光・闇の属性がある
上級魔法は炎・氷・嵐・地・聖・暗黒の属性がある
終属性魔法
神たちの使う魔法
創造・破壊などいろいろな属性が存在する
~LV~
LV1 初心者
LV2 E・Dランク冒険者
LV3 Cランク冒険者
LV4 中級者
LV5 B・Aランク冒険者
LV6 上級者
LV7 Sランク冒険者以上
LV8 国1つの戦力と同等
LV9 世界の戦力と同等
LV10 神
アルカント王国とカリオン帝国とフェスティナ皇国が世界でも大きい人族と亜人の住む3つの国。この他にも、魔人が多く住む魔国などや、小さな国家がいくつもある。
====================
ここからはお願いとなります。
ブックマークと評価(下の方にある【☆☆☆☆☆】のことです)をよろしくお願いします。
評価基準は大雑把に・・・
つまらない、興味がない、と思った方は☆2以下のクリックを
面白い、また読みたい、続きが気になる、と思ってくれた方は☆3以上でお願いします。
====================