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【再掲載】天界で育った子  作者: シシノ
1章:王立ビブリア学院入学
16/16

学園内トーナメント:決勝戦、表彰式

本日二話目の更新です

この話を終わると、またしばらく更新は止まります

この話の最後に、ちょっとした告知を行います


では、『学園内トーナメント:決勝戦、表彰式』お楽しみください

「これから決勝戦を始めます」


「リーズ先輩よろしくお願いしますね」

「よろしくね、ゼウスティア君。昨日の試合を見てその余裕なんてすごいわね」

「予想通りの実力で安心しました。流石、SSランク冒険者と同じ実力を持っていると言ったところですね。セシリアは本気を出せばぎりぎりSランクというところですからね」

「私の実力はSSランクでも上位よ。見くびらないでね」

「見くびりはしませんよ。そろそろ試合を始めましょうか」

「良い試合にしましょう」

「決勝戦・・・試合開始!!!」


 試合が始まる。


「最初から本気でいくよ!

 我が従魔よ。我の前に姿を示せ!『赤竜帝』

 『精霊武装』『聖域』『雷剣乱舞』『嵐剣乱舞』『氷剣乱舞』『炎剣乱舞』聖属性付与

 合成『氷嵐剣乱舞』『雷炎剣乱舞』『従魔強化』

 『MP吸収』『HP変換』

 『半霊化』『身体強化』『限界破棄』『限界解放』『限界突破』

 『従魔一時進化』『従魔限界突破』

 これで良し。戦えるのは二時間程度だし、一気に決めるよ!」


「うん。僕も少し力を出すか。

 我が賢従たちよ。今一度理を読み解き真なる力を示せ!『白虎』『不死鳥(フェニックス)』『青竜』『玄武』

 『半精霊化』『精霊武装・改』

 『部分竜化』『身体強化』

 『雷嵐装』『氷花(フリーズンローズ)』『地殻改変』『暗黒世界』『聖域』『炎牢』

 久しぶりに剣と刀と銃に槍の7剣刀銃槍の【無双流】も使うか。

 行くぞ『氷雷剣・雪電牡丹』『地炎剣・土火龍』『神聖刀・不堕烙』『暗黒刀・不知火』

 『遊撃銃・ヴァレリア』『煌撃銃・ヴァルフォルト』『必中槍・ニンギルス』

 ここまで使うのは二年ぶりくらいかな?最後に使った時はファフニールだったかな。

 久しぶりの力をぶつけられる相手です。そちらから攻めてきていただいていいですよ」


 ゼウスティアの氷花によって雷炎剣は消えてしまい氷嵐剣の威力も落ちる。

 赤竜帝も一時的に赤竜神となってはいるが、神界で育った青竜の前には赤子も同然だ。

 リーズは周囲の魔力を吸収しようとしていたが、ゼウスティアの底なしの魔力のせいで周囲の魔力はすべて吸収されてしまった。

 地殻改変によって周囲の地形はガタガタに変わっている。

 リーズは聖域のおかげで暗黒世界の影響を大きくは受けていないが、ゼウスティアの聖域にリーズの聖域も浸食され始めた。

 二本の剣と二本の刀を自在に動かし攻撃。ヴァレリアで竜を牽制しつつ時折リーズを狙う。ヴォルフォルトの攻撃で周囲の魔法を消す。ニンギルスでリーズを攻撃する。

 リーズの竜は攻撃を避けてはいるが、四神獣を前にして攻撃を放つと相殺され続けている。

 リーズも隙を探して攻撃をしようとするがゼウスティアに隙ができるわけも無く、攻撃を避けることで精いっぱいだった。


 その様な攻撃を一時間ほど続けるとリーズの精霊武装と赤竜神の進化や強化、限界突破などのパッシブが切れてしまった。

 かろうじて氷嵐剣が一本残っている程度だ。

 リーズも膝をついて満身創痍の状態だ。

 それからも五分ほどリーズは攻撃してきたが、糸が切れたように倒れてしまった。


「け、決勝戦の、勝者はゼウスティア選手、です」


 会場は静まり返っていたが司会者の勝者宣言が鳴ると、リーズとゼウスティアの試合をほめたたえる声が響いてきた。


 決勝戦は国王たちも見学に来ていた。

 午後にある表彰式で国王から優勝者は毎年何かを与えられることになっている。

 そのために来たということもあったのだろう。


 会場に来ていた人たちは試合の感想を言い合うなど、かれこれ二時間程は続いたそうだ。

 リーズ先輩が魔力切れを起こして1日ほど寝込んだため、表彰式は2日後となった。



「これより表彰式を執り行う。第一位ゼウスティア・フォン・オルコット、第二位、リーズ・フォン・シャルテ、第三位セシリア・フォン・オルコット、前へ」


「「「はっ!」」」

 僕とリーズさん、そしてセシリアは国王の前へ向かった。

 向かった先には国王だけではなく宰相と公爵の2人もいた。何かをたくらんでいることは分かった。


「第三位セシリア・フォン・オルコットに、金貨10枚と婚約相手を選ぶ権利を与える」

「有り難き幸せ」

「第二位リーズ・フォン・シャルテに、金貨30枚と婚約相手を選ぶ権利を与える」

「有り難き幸せ」


「第一位ゼウスティア・フォン・オルコットには金貨50枚と魔の森を領地として与える」

「有り難き幸せ」


「これにて表彰式を終わりにする。これからも、互いに切磋琢磨し国が繁栄していくことを望む」


 婚約相手を選ぶ権利というのは、嫌な相手と婚約しなくていいという権利だ。決して無理矢理婚約相手を選ぶ権利ではない。相手との合意の上でのみ使える権利だが、女子達にとってこの権利はとても嬉しいそうだ。まあ、何処かの豚と婚約させられる可能性が無くなるという魅力があるのだろう。

 ゼウスティアが与えられた魔の森は、魔素が濃く魔物が強いが広さだけで言えば王国の半分近くを占めているため、褒美として言えば可も不可もないと言ったところだろうか。

 魔の森を開拓することは無理だと思われているためあってもなくても変わらないだろう。



 その後はパーティーが夜遅くまで開かれ、夜通し楽しそうな声が響いたという。


ここまでお読みいただき有難うございました

お楽しみいただけたでしょうか?


ここから告知です

――――――――――――――――

【ファントムシュナイツ】

作者:シシノ

『1話:プロローグ』より


 世界を大きく変貌させた大厄災『第一の天災(ファーストクラディス)』から、早20年が経過した。

 この20年の間に世界の情勢は大きく変化した。いや、世界のほとんどが異界から来たとされる『ファントム』と言う謎の生命体によって、占領されてしまったというほうが正しい。

 現在の人間の自由に移動できる範囲は世界のごく一部であり、国で言えば日本を残すのみとなっている。

 『第一の天災(ファーストクラディス)』から1年と少しで、地球の約半分が『ファントム』によって占領されたと言われている。

 『ファントム』は核兵器でもまともに傷つけられない、謎の能力を保持していた。

 それを『マギ』と名付け研究していたが、一向に研究は進まなかった。

 そして、1年経ったある日、ようやく『ファントム』に対抗する手段が誕生した。


 それは、偶然と言ってもおかしくない状況だった。

 ある少女が自身の妹を助けるために、『ファントム』に立ち向かったのだ。

 そして、偶然にも———いや、必然だったのかもしれない。その少女は『ファントム』を撃退したのだ。

 それから研究は一気に進んだ。

 『ファントム』を撃退した少女には、同じく『マギ』を保有していたのだ。

 それからと言うもの、世界の首脳陣たちは『マギ』を保有する人間を血眼になって探した。

 そのうちにあることが判明した。『マギ』は一定年齢層の一部の少女にしか宿っていなかったのだ。

 一定の年齢層に達するまでに保有者は徐々に『マギ』を増やしていき、それを超えると徐々に『マギ』が減っていく。


 『マギ』の保有が判明した少女たちは、『ファントム』との戦いの最前線へと送られた。

 しかしながら、『マギ』を保有しているとはいえ、少女だ。戦いの技術を持っている者などいないに等しく、ペースは落ちていったが徐々に徐々に人類の生存圏は減っていった。

 それから約20年。今では日本のみしか生存圏は残っていない。

 ———日本だけは死守しきったといってもいいのかもしれない。


 現在の日本ではマギ保有者の少女たちのことを『シュナイツ』と呼び、少女たちは自分たちの自由ではあるが学校へと入り、戦闘技術を学びながら生存圏を増やすために戦い続けている。


 これは、人間の生存圏を死守し、取り返すために戦う少女たちの物語である—————


――――――――――――――――

以上で、新作の告知は終了です

現在かいている作品は、ほぼ全ての更新を停止し、しばらくこちらの作品に時間をかけようと思います

投稿時期は未定ですが、投稿されたあかつきには、読んでいただけると嬉しいです



====================

ここからはお願いとなります。

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評価基準は大雑把に・・・

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では、また次回お会いしましょう。

See you NEXT TIME!


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