学園内トーナメント・第三回戦・第四回戦
投稿遅れすみませんでした
では第十四部『学園内トーナメント・第三回戦・第四回戦』お楽しみください
学園内トーナメント2日目、第3回戦が始まった。
三回戦第一試合。ゼウスティアの試合が始まる。
「本日最初の試合。三回戦第一試合を始めます。モーラン対ゼウスティア・フォン・オルコットの試合を始めます」
「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
「では、第一試合を始めます。第一試合・・・始め!」
モーランは第九学年の五位。生徒会役員候補で唯一の平民だ。
商人の跡取り息子のようだが冒険者たちに師事を仰ぎ商会では勉学を教えてもらっていたおかげで、九学年になるまでには生徒会役員候補にまで入れたそうだ。
モーランの戦い方は学園で習うものとは違い、冒険者の使う対魔物戦を想定した戦い方のようだが、自分の振りやすいようにしているおかげで相手も難しい様だ。
最初に魔法を放ってきた。ゼウスティアは魔法を避けつつもモーランの方を向いており、突っ込んでくるのが見えていた。
突っ込んできたのをアイテムボックスから取り出した槍を目の前に突き出し、動きを止めさせる。
そこを魔法、『水牢』と『水刃』を組み合わせて使うと相手は水牢から出られなくすると、モーランは降参した。
第二試合が終わり第三試合。リーナの試合だ。
相手は、第八学年の四位。
戦い方は完全に物理特化なのでリーナの苦手なタイプだろう。
試合開始と同時に相手はリーナに突っ込んできた。
護身術として柔道を教えていたおかげで、殴るために伸ばした手をはじくと背負い投げをした。
すると、相手は受け身を取れず気絶してしまいリーナの勝ちとなった。
次に第四試合。セシリアの試合だ。
相手は七学年の五位。戦い方は細剣を使った攻撃回数と速さで、相手に付け入らせない戦い方だ。
試合が始まると相手は突っ込んできた。
しかしそこにはセシリアの影分身しか残っていない。
周りを見て探しているところを後ろに回り込み短剣を押し当てると降参した。
第五試合。ティーヤの試合だ。
相手は生徒会第五位、七学年の主席だ。戦い方は剣を使った戦い方だが、後の先を取ってたたかっていた。
試合が始まるとティーヤは突っ込み殴ろうとしたが、カウンターを放たれの繰り返しで一進一退の攻防を続けている。
試合は30分ほど続きカウンターのタイミングがずれたところを狙い後ろに回り込んで組み伏せると降参した。
最後に第六試合。フィアの試合。
相手は六学年の三位。戦い方は剣を使い魔法を時々放つ戦い方だ。
試合が始まると相手は突っ込んできた。
フィアは構えもせず待っていると、十メートルほど手前で爆発が起きた。
スタートと同時に罠を仕掛けていたのだ。
相手は爆発に飲み込まれて、気絶してしまったのでティーヤの勝ちとなった。
こうして、三日目の午前の部の試合全てが終了した。
昼食を食べ終えたゼウスティアは、試合の準備を始めた。
まあ、準備と言っても移動だけだが、それは置いておく。
次の相手は生徒会次席、第九学年で主席のリリシア・フォン・オルティアだ。
「四回戦、第一試合を始めます。選手は準備をしてください」
「リリシアよ。絶対に私が勝つわ」
「ゼウスティアです。よろしくお願いします」
「四回戦第一試合を始めます。リリシア・フォン・オルティア対ゼウスティア・フォン・オルコット。 第一試合・・・始め!!!」
「我が眷属よ。我の前に力を示せ!『グリーンドラゴン』」
試合の始まりと共にリリシアはグリーンドラゴンを呼び出した。
実力は個人の実力だけだとAランク。グリーンドラゴンと合わせてSランクというところだ。
「我が力の拘束を解け。『龍人化』」
ゼウスティアは人化の一部を解き、龍人化する。
グリーンドラゴンは一瞬怯えたかのようにしたがすぐに気を持ち直すとゼウスティアに向かってブレスを放ちながら物理攻撃を仕掛けてきた。
「お座りだ。雑魚が」
ゼウスティアは龍人化すると、少しだが人格が荒くなる。
ゼウスティアはそう言うと竜の頭を殴り地面へと倒す。
竜はその攻撃で気絶してしまった。
「こ、降参するわ・・・・・」
「第一試合勝者はゼウスティア選手だ!」
次はリーナの試合だ。
相手は、生徒会第四位だ。
試合が始まるとリーナは珍しく自分から近接戦闘へと持ち込んだ。
相手も意表を突かれたらしく近距離からの身体強化をした一撃をもろに食らってしまい気絶した。
次はセシリアの試合だ。
相手は生徒会第三位だ。
試合が始まると同時にセシリアは魔法を唱えた。
相手の影を縛り付ける魔法だ。
相手は動けなくなり降参した。
次はティーヤ対フィアの試合だ。
試合が始まるとティーヤはフィアと距離を取りつつ魔法を放つ。
どれも下級魔法でフィアのスピードを落とすのが目的のようだ。
フィアのスピードも落ちてはいるが元々の速さに大きな差があるため少しずつ差が詰まってきている。
ティーヤは身体強化も同時に使用しているため魔力の減りが大きく徐々に疲れが見えてきた。
ティーヤは動きを止めると自身の周りにゴーレムを作り出す。
数は5体いてすべてのゴーレムがフィアに攻撃を始める。
フィアはゴーレムを破壊するが破壊するたびに復元していった。
その様な試合を一時間ほど続けると、フィアの勝利で決着がついた。
フィアもゴーレムを破壊しきれなかったが、ティーヤの方が先に魔力が切れてしまったからだ。
今日の試合ではゼウスティアの試合同様、最も盛り上がる試合となった。
ここまでお読みいただき有難うございました
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次話の投稿は明日の0時を目標としています
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