学園内トーナメント・一回戦
前書きに書くことも特になくなってきました
ので、とりあえず宣伝を
『ビジターズ・デウス・オンライン
~魔王をも従えるPKプレイヤー~』
の方も連日投稿をしています
ジャンルは違いVRMMOですが、そちらの方もよろしくお願いします
一週間が経ち、学園内トーナメントが始まった。
第一、二、三回戦が終わり、第四回戦。ゼウスティアの番が回ってきた。
ゼウスティアの対戦相手は、第九学年次席のライオス・フォン・ノーマンだ。
「続いて、第四試合。ゼウスティア・フォン・オルコット対ライオス・フォン・ノーマンの試合を始めます。選手は準備をしてください」
コールが鳴り、ゼウスティアとライオスが出てきた。
「お前が一年主席のゼウスティアか。今回は運が悪かったな」
「うん?何をおっしゃっているのですか?別に運は悪くないですよ。ただ相手が先輩だった。それだけです」
「その余裕、後悔させてやる!」
「では第四試合を始めます。
試合・・・始め!!!」
試合が開始すると同時にライオスは突っ込んできた。
九学年なだけあって基本はきちんとできている。ただ、それだけだ。
基本に忠実すぎて、工夫もない。魔法と混ぜながら戦う基本的な『魔法剣術混合戦闘』だ。
基本の動きしかしないので、動きが分かり易く、簡単にいなせる。
魔物相手なら戦いになるかもしれないが、対人戦には向かない戦い方だった。
ゼウスティアは全ての攻撃をいなし、魔法を切り裂いていた。
「基本に忠実すぎて簡単に攻撃してくる場所が分かりますよ。そのままだから、学年では次席、学園全体では七位止まりなんですよ。ああ、その程度でも満足しているから、それ以上の進歩がないのでしたね」
ゼウスティアは先輩であるライオスを煽るように言い、そして蔑むように見下した。
「く、くそが~!!!」
ライオスは後輩に煽られか、または蔑まれたことに腹が立ったのか、はたまたその両方かは分からないが、やけくそ気味で型も何もないそこら辺で遊ぶ子供のように剣を振るってきた。
元からそこまで高い技術でもなかった剣術が、さらにひどくなって振るわれたのだ。
ゼウスティアは溜息を吐くと、ライオスの剣をはじき飛ばし、首に自分の剣を突き付けた。
「第四回戦、試合終了。
勝者・・・ゼウスティア選手!!!
続いて第五回戦に移ります。会場に残っている選手は退場してください」
ゼウスティアは控室に戻りリーナの試合を待った。
第六試合が終わり、第七試合。リーナの試合が始まった。
リーナの相手は、第四学年の主席だった。
試合が始まり相手が突っ込んできたところを、辺りを凍らせて相手を転ばせる。
魔法を撃ってきていたのだが、その全てを『魔法障壁』で打ち消していた。
リーナは魔法障壁を展開したまま移動し、首に剣を突き付け降参を促した。
相手もそれに従いあっさりと降参した。
今までの試合で最も呆気ない試合で、皆呆然としていた。
試合は進み第十四試合。セシリアの試合だ。
相手は第六学年の主席で、生徒会六位の実力者だったはずだ。
試合が始まりセシリアが一気に攻め込んだ。
相手は目の前に出たセシリアを切り裂いた・・・つもりでいた。
セシリアは影魔法で自分の分身を作り攻めさせ、本体は隠密スキルを駆使して後ろに回り込んでいた。
後ろから『ダークランス』を数本放つと相手が降参した。
第十六試合、ティーヤの試合が始まった。
相手は三年生の三位だった。
試合が始まると同時に相手が攻めてきたが、すべての攻撃をはじき、隙ができたところをカウンターで倒した。
そして、第十九試合。フィアの番だ。
相手は第七学年の次席だ。
相手は魔法師タイプのようで、フィアには相性が悪いはずなのだが、足や手に『魔法障壁』を使い、すべての攻撃を打ち消していた。
やがて時間がたつと、相手の魔力切れでフィアが勝った。
今まで一年生が全員、二回戦に上がることは無かったそうで、観客たちや先生たちはものすごく驚いていた。
一年生は、二人も上がれば多い方で、一人やゼロ人の時の方が多い方だと言っていた。
そんなこんなあったが、ゼウスティア達五人は、無事に二回線へと上がった。
ここまでお読みいただき有難うございました
お楽しみいただけたでしょうか?
連続投稿10日目の達成です
次の目標は半月の連続投稿だ!
と意気込んでは見ますが、実際の所あと数日で話のストックが切れるので、どうなるか見当もつきません
後書きもこれくらいにして、次話の投稿は明日の0時を目標としています
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