今もあなたの世界を探している。
神奈朔(かんなさく)は日常に違和感を感じていた。
仲の良い幼馴染み。
自分を慕ってくれる妹。
毎日が何不自由ない、幸せな時間だと感じている。
だが不意に感じる当たり前の中にある違和感。心の中にポッカリと大きな穴が空いているかの様な。
ソレが何かもわからないまま、中学生活を終えて高校にまで上がってしまった。
高校に入り初めての冬休みが明けて数日が経った頃、昼休みにいつものように屋上へ向かうと、見た事のない女子生徒が顔を伏せて座り込んでいた。
冬の寒さが深まった風のよく通る屋上に、他の生徒はいない。
面倒になりそうな事には関わらないのが神奈 朔のポリシー、
のはずだった。
でも無視は出来なかった。彼女を見た瞬間、朔の中の止まっていた違和感がわずかに動いた気がしたからだ。
朔は気がつくとその女子生徒に話しかけていた。
『.....神奈。2組の神奈っていう。』
『かんな...くん...。』
『そう。...で、アンタは?』
『え...と...その...』
『私...の、な...名前...』
それが雪峰との出会いだった。
ーーーー ーーーー
自分の中の違和感の正体を探す主人公"神奈 朔(かんな さく)"と
いじめを受ける中、誰も信じれなくなった少女"雪峰 夕陽(ゆきみね ゆうひ)。
二人は屋上での出会いに特別な何かを感じ、惹かれあっていく。
仲の良い幼馴染み。
自分を慕ってくれる妹。
毎日が何不自由ない、幸せな時間だと感じている。
だが不意に感じる当たり前の中にある違和感。心の中にポッカリと大きな穴が空いているかの様な。
ソレが何かもわからないまま、中学生活を終えて高校にまで上がってしまった。
高校に入り初めての冬休みが明けて数日が経った頃、昼休みにいつものように屋上へ向かうと、見た事のない女子生徒が顔を伏せて座り込んでいた。
冬の寒さが深まった風のよく通る屋上に、他の生徒はいない。
面倒になりそうな事には関わらないのが神奈 朔のポリシー、
のはずだった。
でも無視は出来なかった。彼女を見た瞬間、朔の中の止まっていた違和感がわずかに動いた気がしたからだ。
朔は気がつくとその女子生徒に話しかけていた。
『.....神奈。2組の神奈っていう。』
『かんな...くん...。』
『そう。...で、アンタは?』
『え...と...その...』
『私...の、な...名前...』
それが雪峰との出会いだった。
ーーーー ーーーー
自分の中の違和感の正体を探す主人公"神奈 朔(かんな さく)"と
いじめを受ける中、誰も信じれなくなった少女"雪峰 夕陽(ゆきみね ゆうひ)。
二人は屋上での出会いに特別な何かを感じ、惹かれあっていく。
第一章
ー00 存在が欠けた世界
2020/10/03 00:30
(改)
ー01 屋上での出会い
2020/10/03 00:40
(改)
ー02 友人達
2020/10/03 01:25
(改)
ー03 久しぶりの悪意
2020/10/04 00:44
(改)
ー04 帰り道の終わりに“またね"
2020/10/06 02:56
(改)
ー05 彼に会いたかった
2020/10/08 02:24
(改)
ー06 最後に交わした言葉
2020/10/10 00:38
(改)
ー07 取引きじゃない
2020/10/11 00:50
ー08 夜の教室で
2020/10/13 06:37
ー09 寒いけど暖かい
2020/10/15 00:34
(改)
ー10 抗えない恐怖
2020/10/17 01:17
ー11 目に焼き付いて離れない
2020/10/19 00:23
ー12 一人になれなくて
2020/10/22 01:06
(改)
ー13 目が覚めたら
2020/10/25 21:20
(改)
ー14 拒絶
2020/10/31 20:25
ー15 圧倒的 妹
2020/11/04 17:26
(改)