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羽七子は手錠で縛り付けられている。最近、羽七子の血をろくに拭き取っていないせいで錆びていたから買い換えたばかりだ。本当は羽七子の血が付着していたほうがずっと素敵だったのだけれど。全て僕のしたいがままにいたぶった後の羽七子は、こうして人形の如く動かなくなる。とても綺麗な顔をした人形だ。頬には涙の流れた痕が残っている。体中に、今日新しく付けた傷がある。ああ、とても良いよ、羽七ちゃん。思う存分眺めたあとで、僕は携帯電話を取り出して彼女の裸体を撮った。
「ふふっ、可愛い」
…………………。
ちょみっとだけ。ここは特に加筆しませんでした