前へ目次 次へ 12/19 12 「………」 わたしのこと、よんでる。いつも、まどろみのなかできいてた、『ごめんね、はなちゃん』って。ごめんね、ひろくん。わたしのせいだ。わたしがいけないんだ。わたしが、ひろくんのあいじょうにこたえられなかったせいだ。ひろくんは、あんなにもあいしてくれるのに。 しばるのも、きるのも、にらむのも、ののしるのも、ひとりでめざめることになるのも、ぜんぶ…わたしがだいすきだから、だよね? ひろくん。ひろくん、ひろくん… こえがでないよ ひろくん―――――――――――――――